2005-02-15 牡蠣鍋のダシに毛蟹1匹/ニュースいろいろ [長年日記]

[ダメ料理] 牡蠣鍋のダシに毛蟹1匹

母親の田舎からまたしても食材が送られてきた。今回の海産物は、ヒラメの一夜干しに牡蠣にメカブ、そして毛蟹。前の3つは焼いたり煮たり味噌汁に入れたりして比較的容易に消費できるが、問題は毛蟹である。既に加熱処理をされている様子なので温めて食べれば良いとは言え、身が小ぶりなので剥くのが大変そうな割に食べる部分が少なそうで、つまり報われなさそう。

思い余って、牡蠣鍋を作る際のダシにしてしまったた。蟹を投入するが為に、当初キムチ味の鍋つゆを使う予定だったのを胡麻醤油味にかえたのだが、蟹を入れただけで後は手間をかけてないのに大変良い味の鍋になった。しかしこういう食べ方ではもったいなくて罰が当たりそうな気がしないでもない。

[動物] 萌え猫画像/萌えアニマル画像/豪州カンガルー島のコアラ増殖抑制対策続報/乳牛による大気汚染について

萌え猫画像 考える猫(Daily Yummy(2月15日付))

「コアラの不妊手術4倍に オーストラリア・カンガルー島」sea of tranquility(2月14日付)より)

前にも書いた、オーストラリアの島でコアラが増えすぎている件の続報(→関連:2004年5月4日付同年6月11日付)。2万匹ライフル駆除案は「世界中の多くの観光客を驚かせることになる」として拒否され、代わりに生息する約2万7000匹の内の650匹への不妊手術実施と550匹の同州南東部への集団移住が実施される予定らしい。。

上にリンクした昨年5月4日時点の記事ではコアラの数は「2万2000−3000匹」だったのに、1年足らずで5000匹ほど増えているようなのだが大丈夫なんだろうか……。

「乳牛による大気汚染、実際はこれまでの推定値の半分?」sea of tranquility(2月14日付)より)

乳牛が大気中に排出する汚染物質の量は、従来予測されていた値の半分程度である、とする調査結果。これに対して以前の調査者は、「家畜ばかりの調査でなく、酪農場全体を調べなければ全体像は掴めない(値が低く出てしまう)」と反論しているらしい。

汚染物質の量はどちらの説が正しいかという問題については、イメージが働かない分あまり興味も沸かないが、今回の研究結果から導き出されるという「環境汚染物質は家畜の排泄物からではなく主に牛本体からするものである」という説は結構興味深い。それがもし真実で、上手い対策方法が見つからなかった場合には、「環境を汚染するもの」として牛その他の家畜が弾圧される可能性があるのかもしれない。

[食べ物] タラバガニとアブラガニは甲羅中央の突起だけでは見分けられない

「<カニ>タラバとアブラ見分け 突起数違い決め手にならず」Orbium−そらのたま−(2月15日付)より)

タラバガニに見た目はそっくりだが値段が安くて味もやや大味(らしい)とされるアブラガニ。アブラガニをタラバガニと偽装して販売する例も実際にあったらしく、この2つを見分ける方法として「甲羅中央部の突起がタラバガニが6つに対しアブラガニは4つ」という特徴が伝えられていた。しかし今回、純血種なのにタラバガニと同じ六つの突起を持つアブラガニが確認され、従来の見分け方法が確実ではない事が判明したようである。

研究者が記事内で挙げている見分け方は、「甲羅全体ではタラバガニの方が突起の数が多い」「脚の裏側が白っぽかったり、脚の先端のつめが、最も長い節の半分以上あるものはアブラガニ」と、いささか判りづらい。またDNA鑑定は個人消費者の防衛手段とはなりにくい。ここは潔く、最初からアブラガニを選ぶのが良いのではないかと思った。

[医療・健康] 肺疾患発病してからの禁煙でも寿命は延びる

「禁煙で寿命は数年延びる=米加研究チーム」Crescent is in the blues.(2月15日付)より)(→関連:禁煙草禁煙草って、どう?(以上2件、Crescent is in the blues.(2月15日付)より))

肺疾患を発症した人であっても、禁煙すれば寿命は数年間延びるとの報告。「禁煙に遅すぎるという事はない」とのこの調査結果は、禁煙になかなか踏み切れない喫煙者の背中を優しく押すと同時に、開き直ろうとしている喫煙者の前に邪魔臭く立ち塞がった事だろう。

関連リンクは、巷で話題らしい禁煙補助剤「禁煙草」の通販サイトと警告サイト。「禁煙草」というものについては初めて聞いたが、杜仲の葉を熟成させて煙草型に作り上げた味も煙草そっくりながらニコチンを含まない代物だそうで、「喫煙欲求に対して代理満足の効果が得られる」事から容易に禁煙できるという触れ込みである。しかし安全性については、「韓国食品医薬品局(KFDA)の認可」のみで日本含む諸外国の認可は下りておらず、「一酸化炭素濃度増加がかなりのレベル」「有害な化学物質を含んでいる」との指摘もあるらしい。

だいたい、火をつけて吸う時点でタールは確実に摂取する訳であり、ニコチンを摂取しないから依存性がないとしてもタールを摂取する時点で発癌性は否定できないだろう。

[その他] 拷問シーン追加の「パッション・リカット」

「『パッション』、さらに過激になって再上映」

キリスト拷問シーンが5−6分追加された「パッション・リカット」がリリースされるとの事。通常版を観るだけで充分しんどかった私には、あれ以上長い拷問シーンなんて考えられない。

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