2005-02-05 トマトと茄子と挽肉のカレー/ニュースいろいろ [長年日記]

[ダメ料理] トマトと茄子と挽肉のカレー

自アン+に、「こくまろカレーを使って作ったカレーが不味い」といった箱ができていた。私はやや愕然とした。何故なら、私はまさにそのこくまろカレーを使ってカレーを作ろうとしていたところだったからである。普段はS&B愛好派でとろけるカレー指定購入の私なのだが、その時は偶々特売のこくまろカレーに惹かれ、「たまには違うルーも使ってみよう」とそれを買って帰ったのだった。

箱に入っていた票によれば、こくまろカレーが不味いのはトマト味が表に出過ぎているからとの事だった。そこで私は対策を練った。その1:トマト味に打ち勝つ為に、ホールトマト缶を1缶ぶち込んで「トマトを持ってトマトを制す」。その2:肉は挽肉を使い、カレールーに肉の旨味がしっかり溶け出すようにする。

トマト味のカレーに合う具といえば茄子である。鍋にオリーブ油を入れて熱し、カレー定番の具である玉葱と人参に加えて茄子を炒め、適当なところで挽肉を追加。肉に充分火が通ってからホールトマト缶と大豆缶とひよこ豆と水とコンソメを加え、蓋をしてしばし煮込む。浮いてきたアクをすくってカレールーを投入、焦がさないようにとろ火で更に煮込む。

そう言えばガラムマサラも特売で買ってあったので、せっかくだから仕上げに入れてみよう。どんな味だろうと思って舐めてみたがよくわからない味だった。まあ良い、適当に振り入れよう。そう言えばファイナルファンタジーに「ガラムマサラ」に似た名前のモンスターがいたけれど、あれは何という名前だっただろうか。思い出そうと努めたが、思い出せない内にカレーにとろみがついたので思い出そうとするのをやめた。

さて出来上がったカレー、果たして箱作の言う通りに不味い代物なのかどうか、おっかなびっくり口に運んでみた。具をあれこれぶっ込んだのが功を奏したのか、それとも元々こくまろカレーの味が私の口に合うのか、少なくとも嫌な味には感じなかった。しかしせっかく加えたガラムマサラがどう効いているのかさっぱりわからなかったのと、カレーというよりもハヤシライスに近い味になっているのがガッカリと言えなくもなかった。甘口カレールーにトマト缶を加えたのは、あまり賢明でなかったようである。

[動物] 萌え猫画像/貴重な野鳥の卵3000個以上を収集していた男/断崖から落ちて波にさらわれた仔犬が奇跡の生還

萌え猫画像 ファイティングポーズ。(烏森口の女王(2月5日付))・猫もシャラポワ萌え(Happy Birthday! PUGGIE!/とんぢる劇場(2月5日付))・猫とギター今日の犬様 今日の猫姫(2月5日付))

「野鳥の敵!――貴重な鳥の卵3,603個を密かにコレクション!!」sea of tranquility(2月4日付)より)

40年に渡って数々の野鳥の卵3000個以上を密かに収集していた男が、野鳥の生息数激減を招いたとして訴えられ、野鳥の卵の窃盗・違法所持・野鳥保護法違反等で有罪判決を言い渡された、との記事。

マニアは自分の収集対象に適切な愛を注ぎ保護する存在であって欲しいのだが、この男は集めた卵の中身を抜いて殻だけを収集していた訳で、つまり野鳥を愛していたのではなく「自分の手元に置いておける卵の残骸」を愛していたに過ぎない。

私も、確実に自分の支配下に置けるモノを偏執的に収集する癖があり、その1つがこのWeb日記(興味を持った記事のメモ)であったりする。しかし私は自分の趣向が対象に悪影響をもたらしかねない事を自覚しているからこそ、Webの記事やそれ以外ではゲームや本等、対象を無機物に限定している。有機物を支配したい欲求を抑えきれない人間は哀れである。

「断崖から転落して波にさらわれ対岸へ――生後6ヵ月の子犬、無事に帰宅!」sea of tranquility(2月4日付)より)

散歩中、突然響いた銃声に驚いて高さ20m以上もの弾劾から川に転落した生後6ヶ月の仔犬が、幸運にも砂地に着地し直後波にさらわれるも1.6マイルの距離を自力で泳ぎ渡って岸に辿り着き、捜索隊に発見されて無事保護された、との記事。神に愛された仔犬おめ。

[食べ物] 城嶋後楽園ゆうえんちに巨大ハートチョコ/チキン大食いコンテスト「ウィング・ボウル」

「<雑記帳>14日待てない?チョコ2万個分完成」(→関連:城嶋後楽園ゆうえんち キジマハッピーバレンタイン2/5(土)〜2/13(日)

幅約3m・重さ300kgのジャンボハートチョコレート。大きいだけでなく見映えも綺麗。13日を「愛のおすそわけ日」として、チョコを割って入園者に配る予定だそうだが、チョコ割りは「形あるものはいつか壊れ、愛はいつか幻となる」象徴のように思えてしまったり。

「スーパーボウル前哨戦でチキン大食いコンテスト開催される」

フィラデルフィアにて、スーパーボウルの前哨戦として地元イーグルスのファンを招いて行われる、鶏手羽肉料理「チキン・ウィング」の早食い&大食いコンテスト「ウィング・ボウル」。「口から何かを吐いた出場者は即失格」というルールはモラルが高いと思ったが、早食い&大食いに初めからモラルも何もないような気もする。

早食い&大食いはさておいて、チキン・ウィングとはどんな食べ物かが気になったので調べてみた。広義の意味では鶏の手羽元及びその調理品が「チキン・ウィング」らしいのだが、狭義の意味では「素揚げした鶏手羽元にホットソースをからめた『酒の肴』的一品」であるらしい。後者を早食い&大食いするのはとても辛そう。

[その他] 自殺は月曜に多い#2/「魔女の宅急便」ディズニー実写映画化/MMORPGプレイヤー特化型SNS「MMON」

「<ブルーマンデー>月曜日に会議がありますか?」(→関連:「月曜日はヤバい」(児童小銃(2月3日付)))

先日メモした「自殺は月曜に多い」という話題の別記事。男性は月曜の早朝・女性は月曜の正午にそれぞれ自殺が増える理由を、前の記事では「楽しい週末を過ごす筈だったのに期待外れに終わった失望(ブロークン・プロミス・エフェクト)」と「鬱病患者は落ち込みが少し回復したときに自殺の危険性が高まるとされる」の2説を用いて説明してい。今回の記事では「男性の場合、布団の中であれこれ仕事のことを思い悩んだ末に自宅や通勤途中などで自殺を選ぶ」「主婦などは子供や夫を送り出し、家事を終えた後の正午ごろ、孤独や空虚感を感じるのでしょう」と説明している。また失業者や引きこもりの人も、「出勤や通学の人たちの存在が気になり取り残された気分が強まってしまう」為に、やはり月曜日は要注意だそうである。

関連リンク先では「自殺論」という本から、「社会活動が活発になり緊張感が高まる」という自殺理由を紹介している。個人的には「期待外れの週末」説よりもこちらのほうが納得できる。

「『魔女の宅急便』リメーク ディズニー、実写で準備」(→関連:魔女の宅急便コーナー角野栄子ホームページ

「角野栄子さんの原作小説に沿って脚本を執筆中」の実写映画というのは、宮崎アニメのリメイクではなくて原作が同一の別作品と見なして良いのかも。どんな可愛い子役少女がキキを演じるのかに期待。黒猫ジジの演技?にも期待。

「ナニカ、MMORPGのプレイヤーに特化した招待制SNS『MMON』」(→関連:MMON.JPMMORPGプレイヤー特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービスの事前登録開始(PDF))

私が体験したMMORPGはリネージュぐらいなのだが、自サイトやはてなダイアリ等を利用して、スクリーンショットを多用したプレイ日記を書いている人を多く見かけた。ROのプレイ日記に至っては、何故か皆VNIフォーマットを用いてのプレイ日記で、「VNIサイトの乱立」と言われる程の盛況ぶりだった。

そういったプレイ日記同士等ゲーム外の場で培われる交流が、ゲーム内での協力プレイや会話に活かされる事を考えると、確かにMMORPGとSNSの親和性は高いように思う。このSNSを足場に再びリネージュに返り咲いても良いなーという気にまでなった。ただリネージュに復帰するとこの日記を書く時間ががしがし削られる訳だが。働かなくても何処からか生活費が舞い込んでくる身の上だったら良かったのに。

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