夕方ぐらいから頭がガンガン痛み出す。食後用の鎮痛剤を飲む為だけに食事をとるのも煩わしく、空っぽの胃にジュースで流し込んでみる。大丈夫、その鎮痛剤の半分は優しさでできているのだから。
最近ゲーム関係の話題に対する執着が薄らいだのか、すっかり見逃してしまっていた「サン電子、生首育成SLG「Tomak」をPS2に移植」という記事(荒屋敷(8月13日付)より)。
記事によれば「生首姿の女神様を育てるという基本コンセプトをはじめ、複数のイラストレータの手による統一感のないビジュアル、あまりにも庶民的な彼女の行動スタイル、彼女との純愛が成立しなければ世界が滅亡するという凄まじいストーリー」で話題になったというこの生首ゲーに、昨年の秋頃から興味津々だった私。PC専用ゲームだったから見送っていたけれど、PS2で出るなら躊躇いはない。絶対買わなくちゃ。
手記(17日付)を読んで。
自分が気に入っていたサイトが休止したり終了したりするとして、私も同じく声をかける事は(その直前直後に別件でメールをやり取りしていたついででもない限り)しない。でもそれは、相手はともかく私が「大人」だからではない。相手が休止や終了の理由を明らかにしていない以上、その理由が私及び私を含む何かでないとは限らない、とそう思うから。もしくは、私やその周辺が理由じゃないにしても、私如きにいちいち尋ねられるいわれはないと嫌がられるかも知れない、とそう思うから。
偶々見に行ったよそのサイトで、その人が健在である形跡を目にできれば、「あー元気そうで良かったなー」と思ってそれで終わり……かな。正直そこまでドライにはなりきれていないのだけど、なりきろうと努力している。私はあまりにウェット過ぎる。
第8回電撃ゲーム小説大賞<選考委員奨励賞>受賞作品、の続編。巧いとは正直思わないけれど、丁寧な作風にかなりの好感を抱いたライトノベル新人作家だったので、2巻目が出てくれた事が嬉しい。
主人公の吸血鬼青年・月島亮史とはぐれ亡者の「蜘蛛」とに焦点を当てた前巻とは異なり、今巻は題名通り、前巻ラストで半吸血鬼になってしまったシスター・レレナと、亮史が知り合う2人姉妹の「従者達」がメインとなっている。お気に入りの使い魔猫・ツキの出番は僅かしかなく、その子分の普通猫・モザイクは全然出てこなくてしょんぼり。でもその代わりに、母親や叔父に心配をかけまいと最後まで切ない意地を張り通そうとするあまり、他でキレて暴走するレレナのいじらしさがたまらなく良かったのでまあいいかと。2人姉妹がかすんでしまうくらいに良かった。
この著者は、登場人物達の一挙一動や気持ちの移り変わりを、他では見ないくらいに細やかに書き記している。その丁寧さからは冗長さも当然生まれるけれど、それを上回って優しさのようなものもまた感じられる。冷酷非道な一面を封じ込んで、温もりを知り・与え・分け合おうとする亮史とその周辺を描くのには、なかなかふさわしい文章だと思う。
ゲームプレイ記録→リネージュ:DV麓じゃなくて山腹へ狩り&紛争で修復不可能/ひとりでできないもん&ロウフルMAXに達成したのでECM作成/BK荒地で犬死亡&DV麓でライカン狩初体験(3日分)
その「半分は優しさでできている」鎮痛剤の残り半分は私にとって切なさでできているらしく、胃が荒れてしまいます。色々試して今はナロンエースに落ち着いております。
昔々、「半分が優しさでできていなかった」その薬を飲んで、うちの母親の全身に薬疹が発生した事があります。
その記憶が未だ鮮明で、私も普段はイヴを飲んでいるんですが、この日飲んだのは勤め先の薬箱からくすねた残りでした。
胃が荒れるのは切なさのせいだったんですね…メモしておこう。