銀座に出た時の食事処にも、そろそろ困らずに済むようになってきた今日この頃。しかしこの日はどういう理由だったか、カレー屋を新規に開拓したくて、ネット検索で見つけた新しい店を訪れた。銀座から、有楽町を更に抜けて日比谷まで出て、名前だけは聞いたことがある、日比谷シャンテのB2Fへ。そこには、「ひつじや」というカレー屋が待ち構えていた。同じフロアの他の飲食店と違い、パーティションのような低い壁で区切られただけの店構えに、「占いコーナーみたいだな……」と一抹の不安を抱いたが、日比谷に土地勘がない以上、ここまで来て後には引けない。逆にここは思い切って、私は「ケイジャンスパイスに漬け込み焼き上げたチキン+カレー」の「ケイジャンスペシャル」を、同行の友人は「当店自慢のカバブ+骨付き肉+カレー2種類」の「ラムチョップ&シシカバブカレー」を、それぞれ注文してみた。
結果として、この店のカレーは看板に違わず随分と美味しかった。どう美味しいのかを説明するのが非常に難しいカレーで、「スパイスが前面に押し出された本場風」でもなく、「日本人の好みにアレンジした日本風」でもなく、言うなればその中間というか、良い処取りというか、とにかくそんな感じ。私達が注文したカレーは、どちらもスペシャルメニューであり、カレー以外にもジューシーで美味しい肉が味わえて、非常に満腹&満足した。
しかしこちらの店、一番の売りは「薬膳カレー」である様子。次回はそちらを食べてみたい――と言いたいところだが、もう一・二回は他のスペシャルメニューを試してみたい気持ちもある。
「ルイです!よろしく!」(チンパンジー/のげやま 動物トピックス)