キッシュといえば、タルト生地の上に卵とおかず的な具を入れて焼いた、オサレな欧風おかずの一品である。卵が大好きな私は、当然キッシュも好きである。しかし、キッシュは食事として食べ辛い。ご飯に合う味ではなく、タルト生地を使っているからパンに合うわけでもなく、和洋どちらにも合わせ辛い。よって、好きな割にはあまり食べずにいた。「今日は食欲ないから、キッシュとサラダだけでちょうどいいや」みたいな時ぐらいしか。ぴたりと収まらずにいた。
ところがこのたび、そんな私に向けた画期的なキッシュが登場した。私の好きなサラダ屋である処の「RF1」にて売られていたのは、その名も「スイーツキッシュ」。タルト生地の上に卵と一緒に入れて焼き上げる具を、おかず的なものからおやつ的なものに変えた訳である。茶碗蒸しがプリンに変貌したようなもので、最初の違和感こそ乗り越えられれば、それはもう美味しいに決まっている。
さて、ここからはメモがないので、検索と推測で埋める。売られていたのは、「トマトとフランボワーズ」「紫芋と鳴門金時」「かぼちゃとリンゴ」の3種類。確か、全種類買って食べて、どれもデザートみたいに美味しかったんだったと思う。私には、普通のキッシュよりも美味しいと感じた記憶がある。