★ テキスト庵閉鎖騒動に寄せて・その2

昨日付から続く。

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一時期は比較的熱心にネットウォッチの真似事をやっていた私も、今やその情熱は失われている（個人的に好ましい傾向だと思っている）。特に今回は、ある意味自分の居場所――ウェブ人格の主体は日記書きである私にとって、自アンコミュニティ以上にウェイトを置いていた場――を喪失しただけに、尚更情熱なぞ湧きようがない。今回の件に関しては、広めも掘り下げもせずに、私の主観的な文章のみを書いていく。また、長くなったら容赦なく分かち書く。

私が最初目にしたものは、まず、「きなくさい臭いを嗅ぎつけて喜び勇んでやってきた、この上ないほどにわかりやすい“荒らし”が、火に油を注ごうと息巻いている姿」であった。具体的には、変なタイトルの新規テキストサイトが、管理人氏を標的にした自分のテキストを、盛んに宣伝しているのを目撃した。騒動の中身はさておき、揉め事は今までもこれからも、淡々とあしらわれるものと思ってぼんやりしていたら、翌日にはテキスト庵が閉鎖されていた。ここで初めて大きな衝撃を受けたが、時既に遅かった。

今回の炎上そして閉鎖のきっかけとなったのは、「風の噂に聞く処では」、「管理人妻氏が参加する震災チャリティー似顔絵に応募した、一部参加者のプライバシーが、ある酒席の場にて第三者に公開された」件であるという（該当テキストを探してリンクを張る行為は、敢えて行わない）。管理人妻氏の、震災チャリティー似顔絵は、その趣旨に賛同し、私のTwitterでRTしていた。その点で、私はこの騒動と完全に無関係とは言えない。私は管理人氏夫妻を、今までの数少ない接点と交流の範囲内で信頼していたから、賛同した上でRTした。私自身が利用しなかったのは、私が私の顔を好まないからであり、私に可愛い子供やペットがいれば、そちらの似顔絵を頼んだであろう。

管理人氏夫妻による、一部参加者のプライバシー漏洩という行動に、支持できる点はない。私が同じ立場だったとして、同じ過ちを犯さないとは断言できないが、それを理由に庇えるものではない。でも私は管理人氏夫妻に対して、それを理由に「もはや信頼できない」とは思わなかった。私は彼等のいわば“闇”の部分を垣間見たわけであるが、その上で、「私がこれまでに寄せた信頼から判断するに、今回の騒動も、自分達で何らかの決着をつけられる人達であろう」と思っていた。今でも、第三者があのように面白がって煽らなければ、そうできたと信じている。

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明日付に続く。

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