今日もまた、「自由が丘スイーツ」の話。クレープという食べ物は、スイーツ的には今や「古典的定番」的な位置付けではないかと思われるが、ここ「モミアンドトイズ」の「とろけるクレープ」は、他のクレープと違う売りがある。それは名前の通り、“とろける”食感であり、生クリームには海洋性コラーゲンを、クレープにはアーモンド粉を加えて、食感と口溶けをそれぞれ向上させているんだとか。
という訳で、移動車風な固定屋台の下にある食券販売機で、メニューを選択。多少大人びた味をと思い、ティラミスを選んでみたところ、予想を上回る勢いで大人の味だった。甘味が控えめで、珈琲のビターな風味が前面に出ていて、チーズ(マスカルポーネでなくクリームチーズらしい)との合わさり方も、甘味とは違う趣になっている。未成年がこれを食べた場合には、「甘くなーい、にがーい」という率直な感想が出てくるかもだが、珈琲をブラックで飲むようになって早数年の私には、非常に美味しく頂けた。同行の友人は、カスタード&レーズンをチョイスしていたが、これも甘味控えめでラムレーズン前面な大人の味だった印象。
また、肝心の“とろける”ぶりはというと、クレープ粉の食感が確かに独特。クレープはこれまで、薄焼きが尊ばれてきたと認識しているが、こういう「ふわっと」「しっとり」そして「消えていく」感じの生地も、新しい上にとても美味しくて良いなあ、と思った。クリームの“とろける”ぶりは、クリームメインのメニューを選択しなかったからか、あまりよくわからなかった。
夫、ガンバレ!(1ピキと2人)・2009年回想 33(世界はニャーでできている。-なでしこ館-)