願わくば、秋は深まらずにこのまま過ごしやすい気候のままで止まって欲しい、でもそうすると四季の恵みという名の数々の魚や野菜や果物が食べられなくなってその時初めて困るかも知れない、そんな折の東京散歩。そろそろ亀も姿を見掛けなくなる頃合いかと思い、未だ足を運んでいない都内庭園へと慌てて出掛けた。
両国駅で下車して、大きい道路沿いなのに何故か長閑な趣の道のりを少しばかり歩き、旧安田庭園に到着。旧安田庭園は、今まで行った都内庭園では初の、「入園料無料」という太っ腹。無料だからといって、景観がみすぼらしいという事もない。ただ、個人的に非常に残念だった事に、亀の姿を見かける事は叶わなかった。時既に遅かった。仕方ないので、鳥を撮影するだけで我慢した。サギ類は、水のある大きな公園には割と当たり前に棲息しているものらしい。見掛けてもあまりはしゃがなくなった、大人になった自分がいた。
撮影に一通り満足し、行きがけに買ったランチをベンチに腰掛けて食べていた時の事。背後から殺気を感じてふと振り向くと、そこにはいつの間に集結したものかわからない、10羽以上もの鳩の群れが。しかも、いつ集まったかわからないとはいえ事前にいなかったのは確かであり、よって何の目的でそこに集まっているかは明確なのに、「私達は別に、人間の食事のおこぼれにありつこうなんて、これっぽっちも考えていませんから! ここにいるのは偶然ですから!」的白々しさで、こちらをチラチラ窺いつつも他の事で忙しいフリをしているのだった。
そういった、私にさえバレるような下手糞な嘘をいけしゃあしゃあと吐く図々しい輩は私の最も好まないところであるので動物であっても容赦しないし、そもそも庭園入り口に「鳩に餌をやらないで」と明記されていたので、発生した食べこぼしは、砂浴びしていた雀達に投げてやった。
あっちっち~のラブラブ編(animal☆planet)・日向ぼっこの作法。(1ピキと2人)・メインクーンの子猫~ブルータビー王子~&~ブルー・タキシードくん~&~やっぱり女の子~(Neko Jya)