★ 宮城・田代島２日目：田代島→石巻→仙台→東京

朝、４時半起床して外出の準備。外がうっすらと明るくなりつつも小雨がショボショボ降り続ける中を、お借りしたビニール傘さして、仁斗田へと続く舗装された山道をてくてく歩く。暗い。濡れる。寒い。でもこの道の終点には、猫達がたくさん待ち構えている筈なので辛い事ない。

地平線から太陽が顔を出し切ったと思しき頃合い（雨空なので曖昧）、仁斗田に無事到着。港には、網から魚を外す漁師さん達がいて、その周囲におこぼれを狙い群がる猫達がいて、まさに噂通り・ネットで写真を見たのと寸分違わぬ光景。被写体としての魅力もさる事ながら、期待がドンピシャと叶った喜びに内心打ち震えて、濡れるのも構わず、光線の暗さには閉口しつつ、猫達に向けてシャッター切った。漁師さん達の１人に、「もっと猫がたくさんいる」と教わった通りに目指した青い建物（漁師小屋）には、主にまだ小さめの猫達が、猫喫茶ｏｒ猫テーマパークを余裕で開けそうな数＆密度で大挙して、雨宿り＆朝ごはん待ちしていた。こちらもパシャパシャ撮影していると、中のおばさんが熱々の珈琲をご馳走して下さった。

その後、はま屋さんの迎えの車に乗せて頂いて、宿に戻り朝食。私には炊き立てご飯、同行者にはお粥。おかずは干物にフノリの味噌汁にヒジキに山かけにサラダ、そして塩ウニ。この塩ウニが、私が今まで食べた中で最も美味しい塩ウニで、瓶詰めで売られる美味しい生ウニよりも更に美味しい一品だった。塩辛過ぎず、生臭さなく、ねっとりとした舌触り。

さて、昨日からずっと降りしきる雨は、止みそうでいてなかなか止まない。またまたご好意で、チェックアウトの時間を後ろにずらさせて頂き待機。踊り場のＴＶ台に「にゃんこ・ザ・ムービー」「～２」のＤＶＤがあったので、とりあえず“垂れ耳ジャック”出演分をチェック。ネットで名前と風貌のみをうっすら記憶していた“垂れ耳ジャック”は、ＤＶＤ内で「島一番の弱虫猫」とビビリぶりを強調されて紹介されている猫だった。観終わってもなお雨は止まなかったが、空は随分と明るいので、ここでチェックアウト敢行。またまた車で仁斗田へ送って頂いたが、着いた頃にはタイミング良く雨も上がり、気を良くして最終船便まで島に残る事に決め、カメラ片手に島内を歩き回った。

島内の猫達は、人間を見ても逃げない代わりに、基本的に媚びも売らない。しかし探し回れば、撫でられるのを好む猫も一部いる。また、坂道を登った上の食料品店に入って買い物をし精算中にふとガラスドアの外を見やれば、そこに集結し店内に熱く鋭い視線を注ぐ猫達の姿を見つけ、当惑と喜びと恐怖を覚える事もできる。店の外に出ると、高い声から低い声まで鳴き声の大合唱であるが、「島内の猫は栄養が足りているので餌遣り不要」との注意書きを何処かで読んだので、後ろ髪引かれながらも振り切って後にした。

風も冷たくなり始めた頃、残念ながら島内を歩き尽くす前に、本日最後の船がやってきて、そう遠くない将来の再訪を心に期して乗船。石巻では、恐らく旬であろう秋刀魚の獲れ立てでも食べる心積もりだったのだが、石巻市内で良さげな店を探す時間を失ってしまっており、敢え無く断念。代わりに、市民市場で海産物＆駅傍の百貨店（という名の大型スーパー）で笹蒲鉾を、それぞれ購入。市民市場へは船乗り場からタクシーで向かったのだが、買い物中にメーター止めて待機してくれる親切ぶりだった。

店内がサイボーグ達と仮面ライダー達にまみれた駅構内の喫茶店でお茶した後、仙石線乗車。仙台に着いたのは夜。駅前のパルコへ入って、ロールマディのロールケーキを食べた。「仙台限定」と書かれたメニューについて尋ねると、「ずんだ」との事だったのでこれを注文。名称が可愛らしくないから表に出していないのだろうか、「美味しいんだからもっと自信持てよ、ずんだ餅本舗を見習えよ」と思った。その後、新幹線車内で牛タン味噌漬け弁当を食べながら帰京。仙台名物を名乗った牛タンは、厚切りにされている気がするが確かではない。次回改めて確認したい。

最後に、今回の旅行の最大収穫物である猫写真の中から、特に気に入っている２枚をここに貼っておく。残りは、他の猫写真と同様、１日１枚ずつのんびりペタペタと貼っていく予定。

　

★ 萌え猫画像

ピーちゃん、あらあら、電話ならごぼ天さんはＯＫですか。（フクトラ日記）・ランドリーボックス。（烏森口の女王）・おはようピーちゃん（ネコが寝る）・「猫カフェ『猫のまほう　東京西五反田店』行ってきました」（だるだる日記）／ＬｉｖｅＬｅａｋ“Kitty, sorry, your wet now, smile!!”（ＧＩＧＡＺＩＮＥより）

水が溜まりゆく洗面台の中に鎮座してじっとしているびしょ濡れ猫。まるで、酷い心の傷を受けて抵抗すらも放棄したかのような、哀れな姿に見える。＜“Kitty, sorry, your wet now, smile!!”

★ 萌えアニマル画像

レッサーパンダ　モミジを味見（動物の写真）・手応え（ドゥクラングール？／やきにく写真日記）・差す（エジプトハゲワシ／動物園写真館）・コツメの魅力＆立ちつくす…（ホンドテン）（以上２点、Ｐｈｏｔｏｌｏｇ　Ｚｏｏ）／「木から落ちた子リスを救出するために犬と格闘する親リスの瞬間画像！」（おもしろ動物園）／ＹｏｕＴｕｂｅ“オオスズメバチ vs ニホンミツバチ”（おもしろ動物園より）

転落仔リスの傍に超接近した犬に向かって、明らかに飛び掛っている親リス。写真ではそれ以上の攻撃は読み取れないが、齧歯類の牙は相当凶悪だから、余程肝の据わった攻撃者でもない限りは退散するだろう。＜「木から落ちた子リスを救出するために犬と格闘する親リスの瞬間画像！」

ス：来襲→ミ：一斉に羽震わせ音で威嚇→ス：侵入して臭いで仲間寄せ→ミ：一斉に飛び掛り取り囲んで高い体温で熱攻め→ス：熱死。スズメバチが集団だとアウトなんだろう。＜“オオスズメバチ vs ニホンミツバチ”

★ その他

→今日のはてブ