2008-07-11 穏やかぶったイチジクの陰湿で苛烈な攻撃 他 [長年日記]

穏やかぶったイチジクの陰湿で苛烈な攻撃

食後のデザートに無花果を買った。無花果は、干されたものか、スライスされタルト等に飾られているものなら時折食べるが、生の丸毎を買って食べるのは、恐らくこれが初めて。子供の頃に実家の親が買って剥いて切って出してくれた事もあったかも知れないが、明確な記憶には残っていない。

とりあえず果物の常として水で洗ったが、その先の処理が全くわからない。いつもの通りにネットで調べると、「バナナのように皮を剥いて食す」とあったので、柄っぽい部分を手がかりにしてえいやっと剥いた。バナナのようには綺麗に剥けず、皮が薄く痩せていって切れてしまったり、逆に身を道連れに肥え太ったりしたが、まあ何とかなりそげ。現れた身に齧り付くと、ほのかに甘く柔らかくクリーミィな実の中にやや甘味と酸味が強いぷちぷちした種があり、控えめで上品な味わいだった。もっとも、「イチジクは鮮度が落ちるのが早い」事を知らず、買って1日冷蔵庫で寝かせていた為に、味が抜けてしまった可能性もあるのかも知れない。

そんな感じで、上品だクリーミィだと感想を述べつつ食べていて、イチジクの味そのままな穏やかに過ごしていた時間は、手に生じた異常によって破られた。「何だかピリピリするかも?」とぼんやり知覚してから先が、みるみる急激に、痒みを通り越して痛み出す指。湿疹部分に汁が沁みている気配なのだが、皮膚が破れていない部分まで痛痒い。よく言われる山芋の痒みよりも酷い。慌てて流水で手を洗うがあまり効果はなく、ハンドソープで念入りに洗って、多少落ち着いた。洗っている最中、湿疹付近の厚く角質化していた皮膚が、イチジクの皮よりもっとずっと簡単にベロリと剥け落ちたのには、軽い恐怖を覚えた。

更にネットで調べてみたところ、イチジクには「樹液をイボに塗るとイボが取れる」という効用があるらしかった。残念ながら、樹液の成分までには辿り着けなかった。今回買ったイチジクは、実の上に枝部分を多く残していて、そこを手がかりに皮を剥いたので、もしかするとこれが原因。控えめぶって、やる事が大層えげつない。少なくとも手の指の湿疹が治るまでの間は、再びイチジクを食べる気にはなれない。最近こんな事ばかり書いてるな……。

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