2008-07-07 氷杏＠紀の善 他 [長年日記]
★ 氷杏＠紀の善
神楽坂を上りかけてすぐ、不二家のすぐ近くにある甘味処。前々から気になっていたので、冷たい甘味が美味しい季節を迎え、今こそと意気揚々行ってきた。
前々から気になっていたのは、店頭ショーケースの「杏あんみつ」。他店で豆かんに杏をトッピングして食べる杏好きの私としては、トッピングでなしに最初から杏を前面に押し出したこのメニューを見逃せなかった。のだが、今日はあまりにも暑く、あんまり餡子を食べたい気分でもなかった。他に杏を用いたメニューには「氷杏」があり、こちらはこちらで「７月の上旬から食べるにはさすがに早過ぎるのでは……」と躊躇したのだが、体感で凄まじく暑いのだから構わないだろうという結論に達し、氷杏を注文した。
運ばれてきたかき氷には、上につややかな杏がたっぷり飾られており、これだけでも私の心をときめかすに充分だった。ところでシロップはどんな味なんだろう、と匙ですくって口に運んでびっくり。ちゃんと杏の味がする。杏の強い酸味が氷の冷たさでうまく和らげられて、暑さの不快感が吹き飛ぶようだった。そして、カキ氷というものに対して今まで抱いていた概念が、心地良く破壊された。
だいたいかき氷という代物の大概は、シロップがベタ甘くて香りが人工的で、「冷たいけれども味も素っ気もない氷を口に運びやすくする為に用意しているので、この辺で勘弁して下さい」的な妥協の産物であったと思う。しかしこの氷杏のシロップはどうだ。一切の妥協なく、甘味として真摯に美味しい。酸っぱい物が苦手な人は、アイスクリームをトッピングすれば、酸味も和らいで一層美味しく味わえるんじゃないかと思う。レモンスカッシュでガム抜き派の私は、ストレートのほうが好み。
★ 萌え猫画像
特等席（アポロとチョコの優雅な日々）・ミケ先生、あらあら、今日はミケ先生祭りでしたね。（フクトラ日記）・暑かったのね（ほんわかにっき）・マンション騒動（我輩はスコである。）
