2007-09-26 イセエビ刺身/萌え猫&アニマル/はてブより [長年日記]

イセエビ刺身

先日、千葉を発って両親と別れて家に帰った私の手には、活イセエビの詰まった発砲スチロール箱が提げられていた。両親が私用の土産に持たせてくれた活きイセエビ。これを家に持って帰って捌いて食べるのである。

――家に着いた私が、イセエビをどうにかする気を起こしたのは、日付も変わった後だった。私は自分の腰が重い理由を、「面倒だから」だとばかり思っていた。重い腰を上げて、冷蔵庫内に放り込んでいた箱を取り出し、台所へ移して開封すると、濡れた新聞紙にくるまれたイセエビが、ゆっくり髭を動かした。……弱るのを待ってたのに、全然元気だこいつめ。一瞬「このまま飼育しようか」という気持ちが浮かぶものの、海水で暮らす生き物をきちんと飼育してあげる自信はなく、であるならばやっぱり食べた方が良いと思い直し、ネットで捌き方を調べ、深呼吸をし、再び台所へ。

まずはイセエビを流水でよく洗うらしい。イセエビをザルに移して、水道の蛇口を捻った。真水を頭から被ったイセエビは、激しく身体をバタつかせた。慌てて背中を片手で掴むと、ギイギイと鳴いた。この時私は、自分がイセエビに手を出さずグズグズと過ごしていた理由が、「面倒だから」ではなく「怖いから」だったと気付いた。でも後には退けなかった。俎板の上にのせて、片手でしっかりと固定し、背中の甲羅の隙間から包丁をそろそろと差し込んで――一気に押し入れ力任せに捻った。その瞬間、イセエビは一際激しく暴れ、そして徐々に静かになった。私が殺したのはイセエビなのに、まるで人間の盆の窪をナイフで抉ったかのような気分になった(抉った事ないけど)。そういえば甲殻類って痛覚あるという説があったっけ。だから「イセエビキャッチャー」は動物虐待だって抗議を受けたんだったっけ。でも、イセエビをキャッチして遊ぶのと、包丁でぶっ刺すのだったら、どう考えても後者の方が虐待度は高いんじゃなかろうか。

脳裏をぐるぐると駆け巡る嫌な思考に気持ちを支配されたまま、酷く憂鬱な気持ちでイセエビの解体作業に取り掛かった。母親及びネットの説明では、胴体と尻尾部分をもぎ離した後は、殻と身がすんなり外れるものだという事だったが、これが一向に上手くいかなかった。身は殻にしっかりとへばりつき、私の手はイセエビのきゅっとしまった肉片を細分化して弄ぶばかり。それでも何とかひっぺがした肉片を氷水に浸けて身を締めて、その後に水をよく切ってわさび醤油で食べた。こりこりと締まった身を噛み締めると、口の中に濃厚な甘味と旨味が広がる。その味わいは、一層私の心を重く暗くした。あんな思いをして捌いたイセエビがこんなに美味しい……。でも、この美味しさはあんな思いを一掃してくれず、良心の呵責としてのしかかるばかり。生き物を自分の手で殺して食べる事が、こんなに生々しいものだなんて。

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連休はどちらへ?(ぽれぽれDays)・女王しなもん(まるまるかじつ ぽちもん日記)・モデル風ラックン(我輩はスコである。)・やっぱり猫(アポロとチョコの優雅な日々)・我が家、初(ほんわかにっき)/YouTube“Chicks adopted by Cat”“cat opens door and lets another cat in!”カチャマイブックマークより)/「猫の恩返し」(※テキスト※/ 続・妄想的日常)

顔潰れ系猫の周囲にチチチと集まって暖を取ってる?鳥達。動じない顔潰れ系猫。<“Chicks adopted by Cat”カチャマイブックマーク

ドアレバーに飛びついて体重かけてドア開ける芸当は、元私の馬鹿猫レオンもやっていた芸当だが、自分が出ていって入れ替わりに他の猫が入ってくる、というシチュエーションが可愛い。<“cat opens door and lets another cat in!”

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はっ。(チーター/動物園写真館)・ドロガメ(多分)甲羅干し中先生。(亀の餌。/烏森口の女王)/Yahoo!JAPAN「世界の動物園・水族館特集」

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「今、味の素の冷凍食品『レモンとバジルのチキン香り揚げ』がアツい」(ネコプロトコル)

弁当作らないのもあって冷凍食品とは縁のない生活なのだが、これは食べてみたくなる。「かじると中からじゅわっと」「あつあつレモンが口の中にほとばしる」、リアル弾けるレモンの香り。バシルの立場も気にかかる。

「エゾシカ、市街地に 銃使えず吹き矢で駆除へ 北海道」(asahi.com)

「民家の庭で出産したり、市街地の花壇や家庭菜園の植物を食べたり」、揚げ句「人に襲いかかろうとした」りなエゾシカを、捕獲しようにも市街地で銃は使えないので、麻酔薬入り吹き矢を。鹿も猿も、野生は怖い。

「来月の新書では、ネット炎上関係のものが3冊も出る」(Mint Julep)

来月に別々の出版社から計3冊出る、“ネット炎上”対策関連らしい本。個人的には、反モラル・社会常識ズレ等の常日頃自衛手段の他にも、トラブルに一方的に巻き込まれた時の具体的対処策を教える本なんかも欲しい。→「ウェブ炎上 ─ネット群集の暴走と可能性」(荻上チキ/ちくま新書)

「野生のオランウータン、バックパック狙う、観光客負傷」(CNN.co.jp)

「バックパックを奪おうとし」までなら微笑ましくなくもないが、「つかみ合いになり、女性が膝や太股部分に切り傷」「パンツが裂かれる被害も」は恐ろしい。類人猿は腕力も握力も強いらしいし、野生なら尚更用心。

「気分はプチセレブ!? 発泡日本酒“ハジける人気”」(産経新聞→Yahoo!ニュース)

「総じて10%以下の低いアルコール度数」と「やや甘めのすっきりした味わい」で、若い女性達に高評価だという発砲性日本酒。濃くて旨味の強いタイプもあるとか。日本酒離れに歯止めがかかるまでいくと良いが。

「“最も愚かな方法で死んだ人”にバカな遺伝子を減らしたことを感謝する賞」(シネマトゥデイ)

「最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られるダーウィン・アワード賞」を題材に、保険調査を絡めた映画。毒の強いユーモアを好む人向けの作品であると見て、期待。→「ダーウィン・アワード」公式サイト

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