険悪！にゃんぽちみるく（まるまるかじつ にゃんぽち日記）・ジェルジジェム（ニャ郎ども通信）／殿のおなーりー（今日もにゃんこに負け決定／カチャマイブックマークより
毎日判で押したようにブレも捻りもない、無味乾燥な日々を繰り返すばかりだった国税庁会計検査官・ハロルド。しかしある朝、彼の行動と心情を解説する女性の声が彼の脳裏に聞こえた時から、彼の日常は一変する。彼にしか聞こえずそれも常ではないその声は、彼がまるで小説の登場人物であるかのように文学的な言い回しでハロルドの生活について語り、しかも彼が死に直面している事にまで触れる。何が起きているのか理解できないながらも、ハロルドは自分の死を回避すべく懸命に手探りを始める。
小説めいたモノを書いた経験を持つ人の少数が抱いたであろう「自作品のキャラが何処かの世界内に実在していて自分の筆先加減で運命が決められているかも」妄想と、フィクション好きな人のそれなりが抱くであろう「自分もまた誰かによる何らかのフィクション作品における登場人物に過ぎないかも」妄想、ありがちともいえる２つのネタを組み合わせた作品。ネタはありがちであるのに、現実味を備えつつも何処かにエキセントリックなポイントを持った魅力的な登場人物を配する事によって、ありがち感を感じさせる事なしに、シニカルかつドリーミーな大人の童話に仕上がっていると感じられた。
また少なくとも私にとっては、「こうまできっちりと計算通りに感情を揺さぶられるなんて経験はなかなかない」と感心させられるストーリーでもあった。主人公・ハロルドと、ハロルドが片想いする“無政府主義者の菓子屋”アナ、初っ端では「つまらない男」と「ムカつく女」であった２人。しかし、ハロルドは脳内で語られる“彼の物語”に引っ掻き回される過程で愛すべき純朴さ＆ひたむきさ＆不器用さを露わにしていき、アナはハロルドとの交流の中で無邪気なまでの理想主義と博愛精神をさらけ出し、初っ端とのギャップでこちらの心は巧みに捕らえられてしまう。だからこそ、ハロルドを待ち受けるとされる結末に対する不条理と不安と苛立ちは、話が進むにつれて募るばかりなのだけど、それが土壇場直前で唐突に突き放され愕然とし、後はラストまで傍観者の立場から呆然と見守らされるばかりであった。
だがしかし、映画が終わって映画の内容を反芻する段になって、ふと気にかかった点が一つ。重大なネタバレになるので暗号化コード使用（暗号化キー：fiction）。
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昨日付でメモした脳内メーカーの同サイト内別コンテンツ。素光もスピカも語呂が悪いので、「レン」もつけて良い事にして試してみた結果がこちら、無駄毛戦隊素光レンジャーにおねだり戦隊スピカレンジャー。全文引用すると長いので、戦隊紹介とテーマソングのみで。
戦隊紹介「無駄毛戦隊」に傷付いたが「食べろ！素光レンジャー」が気に入った。
無駄毛戦隊素光レンジャーは大事な思い出を奪った敵を相手に地道に頑張っているのだ！
テーマソング
いつも激しくワオワオワオ
博士の愛人めんどくさい
いつも卑しく時折甘く
初代イエローは伝説となった
さ・み・し・が・れ（察して察して）
や・ら・れ・た・ぜ（やっとけやっとけ）
”ゼッテェコノイエノロワレテル”勝利の為の合い言葉
見ろ！素光レンジャー
食べろ！素光レンジャー
戦隊紹介「勝利のためなら女も捨てる」と「他人に厳しくペットに優しく」が気に入った。
おねだり戦隊スピカレンジャーは小さい頃からの夢を奪われた腹いせに細々と死地へと赴くのだ！
テーマソング
燃えろ！耐えろ！習わせろ！
勝利のためなら女も捨てる
他人に厳しくペットに優しく
ペットのためにやったるぜ
きめろ！ピーピング作戦
やめて！ラブラブ戦法
クロウ＆スキップ
立ち話もなんですから
あっち向いてて！スピカレンジャー
何か用かね！スピカレンジャー
>「他人に厳しくペットに優しく」 <br> <br>これ、いいすね（笑）。
かくありたいものです。