2007-03-03 萌え猫&アニマル/はてブより/「世界最速のインディアン」 [長年日記]

[動物] 萌え猫画像

しばらく家を空けていた。昨日はひさしぶりに。(烏森口の女王)・ひとり遊び(Cat Scratch Fever)・安閑(ねこなど)/ 居眠りちびた(ちび・シャー日記)・猫、勘違いの末に(りぼん日記)・シュガーのたくらみ(猫とベランダ畑でHappy Life★)・すきま(Everybody Needs)・2匹(目黒区 碑文谷のねこ/だから東京が好き!街のねこたち)・プイッ(ねこのあくび)(以上6件、猫式訓練所より)/今週、ぬこが浮気します(Sukima Windows Plus)/「うちに18になる婆ちゃんぬこがいる。俺は二十歳。」(※文章ネタ※/アルファルファモザイク)

「すごいことに気がついた」(はてな匿名ダイアリー)

「オタが惚れっぽいのは、異性と話す時はオールウェイズ吊橋を渡ってるからだ。一人で。」/半分合ってる。でも「自分に自信がなくて常にネガティブ思考なヲタ」にはあてはまらなそうだから残り半分を否定。

「『下手なレストランより優秀』――元ミシュラン三ツ星シェフが『マクドナルド』を絶賛」

英皇太子の「(肥満問題解決の為)マクドナルドを禁止すべき」コメントに、英国人初にして最年少のミシュラン三ツ星獲得シェフが反論。要するに、英国の大概の食事よりはマックのほうがマシという話。想像を絶する。

「『お食事系』で勝負…パンケーキ専門店続々誕生」

スイーツ系と食事系を取り揃えた店が広がるのは素敵だけれど、時々はIHOPの事も思い出してあげて欲しい。ポ☆ニューより。→パンケーキデイズ

「『キリスト一家の棺』公開 専門家は疑問視」

先日メモした「キリストの墓発見ヵ?」の続報。「棺に刻まれた名前は当時ユダヤ人の間で一般的だった」と、考古学者や宗教学者が反論。知識の泉 Haru’s トリビアより。

[映画] 世界最速のインディアン(主演:アンソニー・ホプキンス/監督:ロジャー・ドナルドソン)

公式サイト

NZの田舎町で朝早くからバイクの爆音で隣人を叩き起こし、一日中整備に明け暮れる老人バート。若い頃から「米国の大会に参加して世界記録に挑戦する」という夢を抱いていた彼が、遂に渡米し様々な困難を経て大会に参加するまでの姿を描く。

子供の頃から今に至るまで乗り物にさしたる興味を持たず運転もせず、20代にほんの一瞬「モンキー乗りたい」と夢想した程度である私が、「(『ハンニバル』シリーズのレクター教授で有名な)アンソニー・ホプキンスが主演」「なんかほのぼのしたストーリーらしい」程度の事前知識だけで観に行った作品。「世界最速の夢を追い求めてNZからはるばる米国のボンヌヴィル塩平原まで渡ったお爺ちゃんの話」ではあるが、レースそのものよりもお爺ちゃんの暮らしぶり・お爺ちゃん移動中の数々の出会い・走行許可を得るまでの奮闘ぶりに比重が置かれており、乗り物音痴な私でも問題なく楽しめる内容となっていた。

手間と愛情をかけてメンテナンス&チューンアップし続けてきた時代遅れの愛機で記録の壁に挑むお爺ちゃんの夢がとても好ましく、「頑固」「偏屈」「天然」とも違う「マイペース」という言葉がいちばんしっくりくる、でもってその自分のペースに他人を巻き込むだけの魅力を持ち合わせているお爺ちゃん自身もとても好ましく、お爺ちゃんに出会った人達のお爺ちゃん評が当初の「警戒」「侮蔑」から「憐憫」「諦め」を経て「賞賛」に変わっていくのもとても好ましく、見ていて心和まされる作品であった。

しかしここで敢えて私が抱く懸念(という名の取り越し苦労)を述べるに、この作品は「素晴らしい夢を長年抱き続けてきたお爺ちゃんが、素晴らしい人達に出会い支えられて素晴らしい記録を見事打ち立て、『その後もあくなき素晴らしい挑戦を続けた』という後日談付の素晴らしい話」ではあっても、「『夢は努力すれば必ず叶う』のお手本ともするべき素晴らしいお爺ちゃんの生き様」ではない(注※これはあくまでも作品に対する感想であり、お爺ちゃんの生き様を評した言葉ではないので念の為)。「事前申請漏れや整備基準不合格が夢や熱意で覆されるべきではない」と言い切りはしないが、「『事前申請漏れや整備基準不合格は夢や熱意で覆されるべきだ』と履き違えるべきではない」とは言い切っても良い。もしも「事前申請漏れや整備基準不合格は夢や熱意で覆されるべき」であるならば、この作品は当然の話となってしまい、受ける感動が半減する。当然の事ではないからこそ、お爺ちゃんの偉業とそれを支えた人達が輝くのだと思う。

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