机の使い道(気が付けばデブ猫)・全部ボクのモノ。(purapura.com)・サロメたんvsフク&けむ(Cat Scratch Fever)・鋭視線(ねこなど)/対→昨日もよくくっついていた(FinderViews)・公園だぁ~♪(ツブログ)・針金遊び(連射風味)(ロシアンブルーのネコパンチ)(以上4件、猫式訓練所より)/猫の日(タクミノセカイ。)・大好き(猫式訓練所)
湯にくぐらせた刺身を酒・醤油・酢・胡麻油のタレで和えレンジで温めて葱と生姜を添える食べ方。寒い季節にも美味しそう。また「胡麻油多めで辣油加えて中華風」アレンジは辣油消費促進にも。デイリーポータルZより。
★ 「思考停止したその先に工夫しておきたいこと」(忘却防止。)
“思考停止”したほうが良い場面・したくない場面についての考察。「ネットで気になる言説を見かけた時に反応したほうが良い場合・したくない場合」と読み替えて納得した。RinRin王国より。
一念奮起して会社の面接を受けに出掛けた一人暮らしのフリーター青年が、冤罪事件の容疑者として身柄を拘束されてしまうが、冷静にして情熱的な弁護士達と巡り会え、母親・友人・元彼女・そして自分と同じく冤罪事件に苦しむ人々、と大勢の協力を得て、過酷な現実に立ち向かう。
観ている間中、私の脳内では――
主人公の青年が留置所で拘留されている間に警察が家宅捜査に入り、AV(著しく間の悪い事に痴漢モノ)を押収、女弁護士がそれを思わず非難し主人公がそれに食って掛かる場面がある。笑いを取りに行っているとも取れるエピソードだが、これは意外に痴漢冤罪事件の本質を現しているように感じた。即ち、一分の隙もなく万人から信頼を得られるような人物でない限り、降りかかった火の粉は決して払い落とせない。しかし「一部の隙もなく万人から信頼を得られるような人物」ならば、そもそも痴漢の疑いを掛けられて駅事務所だかまで引きずられていく羽目には陥らないだろう(その手前で説得力溢れる潔白弁舌をして被害者女性や外野を納得させ引き下がらせているか、或いは最初から疑いを掛けられない)。
この理不尽な災難を、女であるというだけで避けられる自分の境遇が申し訳なくさえ感じられるが、しかしほんの一昔前(もしくは現代も日の当たらない何処かで)は、逆に性被害を受けた女性が訴えの過程で理不尽な扱いを受けていたという話であった。痴漢及び痴漢冤罪は性差に深く関わる問題ではあるが、「優遇されているのは男か女か」というところに目を向けてしまうと、取るべき道をあっさり見失うのだろう。
「刑事訴訟法の重要ルール」というものがあります。 <br>1)(目的原理) <br> 無罪の推定の原則 <br>2)(手段原理・捜査段階) <br> 令状主義(憲法33・34、刑訴法198~) <br>3)(手段原理・公判段階) <br> 証拠裁判主義(刑訴法317条) <br>4)(手段原理・公判段階) <br> 自白法則(憲法38②③、刑訴法319①②) <br> <br>しかし、現状の痴漢冤罪事件(のみならず、他の事件についても言える)を見ている限り、 <br>現実の刑事訴訟の重要ルールは以下のとおりになると思います。 <br>1)(目的原理) <br> 目標検挙数ノルマの達成 <br>有罪の推定の原則 <br>警察の面目保持の原則 <br>2)(手段原理・捜査段階) <br> 逮捕監禁主義 <br> 自白はさせるものなり <br>3)(手段原理・公判段階) <br> 警察・検察・裁判所は三位一体なり <br>4)(手段原理・公判段階) <br> 証拠・供述公開の臨機応変の原則 <br> 「違反および犯罪検挙数のノルマ」というのは、必ず存在すると思います。このノルマを達成できるか否かが、警察官さらには警察署上層部の直接評価になる訳ですから、警察官一人ひとりは民間企業の営業マン同様に、ノルマ達成を職務の最重要課題に挙げているのは間違いないと思います。特に『痴漢撲滅キャンペーン』というものが開催されている間は、警察が組織一丸となって検挙数を上げるべく「努力」をしてくると思われますので、男性の方は電車に乗る際は特に要注意であると思います。 <br>では、なぜこのような「ノルマ」が存在するのかについて考えてみましょう。違反および犯罪を犯した者には大抵の場合何らかの「罰金」が科せられます。交通違反から脱税や物損、障害事件など、年間に徴収される罰金の総額がいくらになるかは不明ですが、恐らく億単位の、かなりの金額であることは間違いないと思います。もしも年間に日本全国でいかなる犯罪や違反行為が発生しなかったと仮定しましょう。これらの億単位の罰金収入がゼロになったとしたら、国および地方公共団体にとっては大きな痛手となるのは間違いないことだと思います。そのしわ寄せは、「増税」といった手段によって賄われ、結局は一般市民が損をすることになるのです。 <br> <br>本題に戻ります。残念ですが、痴漢冤罪事件で被疑者が無実を勝ち取るのは非常に困難だと思います。例えば、ある男性が電車内で痴漢容疑にかけられて現行犯逮捕されたとしましょう。たとえ男性が無実だという何らかの証拠が出たとしても、警察および検察は、自分たちに不利な証拠として握りつぶしてしまうでしょう。何故なら男性が無実である事が証明されることにより、検挙率が低下するのみならず、自分たちが被疑者を不当に逮捕したことが問題となり、警察の面目が潰れてしまうからです。中には「証拠は探すものではなく作るもの」と豪語しておられる警察官がいてもおかしくないですね。 <br>ここで被疑者が無罪になった場合と有罪になった場合の損得勘定を比べてみると。 <br>①被疑者に無罪判決が出た場合 <br>・警察は被疑者を不当逮捕、拘留したことに対する謝罪および補償を実施す るのみでなく、内部的には事件に関わった時間と労力のロスが指摘され、 外部的には警察そのものの面目が潰れるなどのリスクを負う。 <br>・被疑者が無罪になる例が増えることにより、実際に被害に遭われた女性の 方が申告し難くなり、検挙件数が激減する。 <br>・「警察」「検察」「司法機関」の3者間の、いわゆる人間関係、信頼関係 <br> に何らかの亀裂が生じる。 <br>②被疑者に有罪判決が出た場合 <br>・被疑者は5~30万円の罰金が科せられ、さらには原告から慰謝料を請求さ れることになる。 <br>・勤務先から解雇される公算が非常に大きい(但し、被疑者が勤務先にとっ <br> て絶対に必要な人材であれば、解雇される可能性は少ない) <br>・状況によっては被疑者の家庭内で亀裂が生じ、最悪の場合、離婚にまで発 <br> 展する。 <br> <br>両者を見比べた場合、①のケースで損をするのは「警察」「検察」「被害女性」の3者であるのに対し、②で損をするのは「男性被疑者」のみなのです。 <br>また、司法機関にとりましても、有罪の場合の判決文は検察からの控訴状をそのまま引用するだけですから非常に楽なのですが、これが無罪の場合だとかなり手間が掛かるようです。 <br> これらの損得勘定を考えても、被疑者に無罪判決が下る可能性は殆んどないと言えるでしょう。 <br>たとえ男性側が有罪となっても、警察、検察および司法機関から見れば「たかが痴漢」なのです。恐らく本気で捜査し、何らかの物的証拠を検索する気など微塵もないでしょう。男性が解雇され、或いは家庭が崩壊する結果になったとしても、それはあくまで「被告と勤務先間の問題」「家庭内の問題」であるというのが、警察、検察、司法機関の見解なのです。また、仮に女性が示談金目的で虚偽告訴した場合、うまくいけば何十万円というお金が簡単に手に入るわけですから、援助交際などと比較してみても、これほど美味しいビジネスはないでしょう。一度この味を覚えてしまえば病み付きになることは間違いないでしょう。 <br>ひょっとしたら、「ノルマを達成させたい警察官」と「示談金をまきあげたい女性」という利害が一致する2者が結託して、このような「痴漢でっち上げ」が今後出てくるかもしれませんね。 <br>悲しいけれど、これが今の日本の現実であり、これが少子高齢化の原因の一つになっていると思います。 <br>