2006-12-07 萌え猫&アニマル/はてブより/「乱歩地獄」 [長年日記]

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翻弄する美猫(雑司が谷のニャー。/世界はニャーでできている。)・たま〜にね(ネコぢルシblog)・姫の昨今(にゃんげる係数)・車で暖を取る(ほんわか写真日記)・(タクミノセカイ。)

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ふがふが、がふがふ(ボタンぷちっと病/へにょへにょ日記)・「多摩動物公園 コアラの赤ちゃん誕生」

元祖とろカツカレーの店

今日TVで(番組名も局も時間帯も失念)知った店。長時間じっくり煮込んで脂の抜けた柔らかい肉をカツにしてカレーにのせている。4店舗しかないそのどれもがドン・キホーテ内店舗なのが客層的にアレだけど美味しそう。

「『キャッツ』 ニンテンドーDSで子猫をかわいがろう!」

猫好き待望の「nintendogs」猫版遂に登場――ではなく別物。「猫情報が満載の“CATカード”」収集には正直魅力を感じないが、飼う猫が捨て猫という設定はちょっと良い。でも肝心なのは動き。楠木坂コーヒーハウスより。

「『ねぎころ』マップ:人気、24店舗紹介し“第2弾”−−赤穂/兵庫」

牛すじと葱の入ったお好み焼、いわゆる「ネギ焼き」を赤穂では「ねぎころ」と呼んでいるらしい。物が物だけに有名になってもアンテナショップで取り扱われたりしなそうだから、関西系のお好み焼屋で食べられれば。

「業界初、しょうゆをフリーズドライに−かめびし」

伝統的製法で造られた醤油をフリーズドライして粉末状に。液体の醤油と違って、「料理の色を変えない」「味のちょっとしたアクセントに使える」といった利点がある様子。→かめびし醤油「塩でもない醤油でもない 新感覚シーズニング『かめびしソイソルト』」

「バービーと犬」(Gizmodo Japan)

食糞犬の横で華やかに微笑むバービー。「犬が糞を食べるのは割と聞く話だし」とものわかり良いふりで納得しようとしたが、しかし餌皿に綺麗におさまっているのは説明がつかないと気付いてさてどうしよう。

「阿部力『新作映画は大好きな犬が相手です!』」

頼りな系男子が愛想尽かした彼女に部屋を出て行かれ、街を歩いていると彼女の声で人間語を話す彼女が欲しがっていた犬(フレンチブルドッグ)と出会い、一緒に彼女を探しに行く話とか。→「イヌゴエ 幸せの肉球」公式サイト

[VIDEO・DVD] 乱歩地獄

TSUTAYA online 作品紹介

今まで映像化されていなかった江戸川乱歩の短篇計4篇を、一篇毎に別々の監督が映像化。全編に浅野忠信が出演しており、作風もキャストもバラバラな個々を繋げる役割を果たしている(かも)。原作はどれも読んだ事がなく、読んでから観ようと思っている内に映画の上映期間が終わってしまい、レンタルビデオ屋に並んでからも随分経ってしまい、いっそ先にビデオを観てから原作はいずれ改めて読む事に決めた次第。

火星の運河(主演:浅野忠信/監督:竹内スグル)
荒野を全裸の男が一人彷徨い沼のほとりでくずおれ沼を覗き込むと水面に映るのは全裸の女。
全裸の浅野忠信がよろよろ歩く姿、浅野忠信の顔を移ろう濃い影、フラッシュバック的に挿入される男女の絡み場面と、大音量で耳障りなノイズ。他には台詞も音楽もなし。ぶっちゃけプロローグ的なイメージビデオの類だと思ったぐらいに、ストーリーとしても映像としても全く理解できない、私が非常に不得意とする分野の作品だったが、「『乱歩地獄』のプロローグ的イメージビデオとしては雰囲気を醸し出せてたんじゃないかな」ぐらいは思えたので私的にはそれで充分満足。
鏡地獄(主演:成宮寛貴/監督:実相寺昭雄)
鎌倉にて、女性が顔を爛れさせ変死する事件が次々に発生。この地を訪れていた明智小五郎は、現場にあった和鏡の製造者である、美しい青年の元を訪ねる。
何面もの鏡を多角的に組み合わせた構図の連続に、日本家屋・和鏡・退廃的な雰囲気の美女達・それをもしのぐ妖しげな美しさの青年、SMにナルシズム、と素人目にもわかりやすい昏くて美麗な耽美テイスト。またストーリーも、謎の出し方といい解かれ方といいオチといい小難しさがなく、科学?と怪奇の融合ぶりもよろしく、1作目に持ってくるのにちょうど良い塩梅の作品だった(正確には1作目じゃなかったが)。ただ、鏡の魔力を説く話であれば、“球体の鏡”には、和鏡やラストのマジックミラー?に負けないだけの存在感を感じさせて欲しかったのだが、そうでないのが非常に惜しい。
芋虫(主演:松田龍平/監督:佐藤寿保)
戦争で両手両足を失い喉も潰れた男と、その男に献身的に尽くしながらも時折暴力を加え、また貪るように身体を交える妻、そしてその2人を覗き見る若い男。
殺風景で荒涼とした世界に蠢く異形を“美”と崇める形の、「鏡地獄」とは異なるがこれもまた一つの耽美テイスト。嗜虐趣味にもグロテスク趣味にもそれなりの理解を示しているつもりの私だが、この作品の嗜虐の在り様(「介護疲れで八つ当たり」だといわれたほうが納得できる)と“芋虫”に美や究極的な愛を見出す感覚(「“業の深さ”を表現した生ける美術品」ではあると思う)にまるで馴染めず、「指向性としては理解できるしそれに沿ってちゃんと造られてるんだろうけれども」止まりの感想。また松田龍平が「松田龍平」としてだけ使われている感じで、贅沢なような勿体ないような。
蟲(主演:浅野忠信/監督:カネコアツシ)
女優に報われぬ恋心を抱きながら、彼女の運転手を黙々と務めている男。勢い余って彼女を殺してしまった男は、彼女の死体を自分の秘密の場所へと運び込み、自分だけの物にしようと企てるが、彼女の美しい死体は恐ろしい勢いで腐敗を始める。
最後にあたるこの作品は、“狂気”を高尚な香りのする“耽美”の座から引きずり下ろして、日常の狭間で口を開けていそうな滑稽な悲喜劇に置換してしまっている異色作。話は時系列を行きつ戻りつする割には大層わかりやすく、映像も色鮮やかさと不思議な造形とでわかりやすく目を楽しませ、また何と言っても浅野忠信と緒川たまきの使い方が大胆で、“狂気”の変容ぶりとあわせて私にはいちばん面白く心地良く感じられた。しかし正統派の乱歩ファンは、滑稽に過ぎるこの作品を認めないんじゃないかとも思った。

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