2006-07-26 インド雑貨屋の罠/萌え猫&アニマル/はてブより/「初恋」 [長年日記]

[雑記] インド雑貨屋の罠

先日インド雑貨屋にて、ひらひらしたコットンの涼しげな服を買った。今朝袖を通してみたら、インド雑貨屋店内で焚かれていたお香の香りがきっちりと移っていた。店内にこもっていたお香の香りは気分が落ち着く良い香りだったのに、服に移った香りは単に煙臭いだけ。これは着る前に一回洗っておくべきだったなーと思ったけれども、思った時点で過去形になっているぐらいに面倒臭かったので、そのまま着て出かけた。勤め先では複数人に服を誉められて、私にはなかなかない貴重な体験だったのだけど、しかし勤め先に着いた後でも服は依然として煙臭かった。

[動物] 萌え猫画像

あれ?(うちの雛さん)・ハグキぐりぐり(熱海のニャー。/世界はニャーでできている。)

[動物] 萌えアニマル画像

ヒヨコがきました♪二日目のヒヨコちゃん(にわろぐ)

「最近、牛乳って飲んでます?」

牧場直送の「低温殺菌」「成分無調整」なら風味の違いを活かせて今の時代にあった商品提供ができるものの、大量流通の為には超高温加熱殺菌処理が現実的だという葛藤。→浪花麺だらけ2「牧場スイーツ博覧会」

「パンダ毛皮密輸業者を逮捕 中国」

約25万元(約350万円)で子パンダの毛皮を販売しようとして逮捕。個人的な願望だが、中国人にはパンダを大切にしてもらいたい。せめて「生体を密輸出でボロ儲け」で留めて欲しい。皮を剥いで売るのはやめて欲しい。

「虹(summer holiday jelly mix)」

電気グルーヴの「虹」は知らないけれど、カクテルみたいな虹色の層が重なったゼリーがとても綺麗で涼しげなのでメモ。でも実際に食べてみたら口の中でいろんな味が混じりあいそうで、それは美味しいのか微妙なのか。

「『バットマン』次回作。ジョーカー役にヒース・レジャー? 」

「ブラザーズ・グリム」の「インチキ“魔法の豆”に目が眩んで妹をむざむざ死なせた弟」役の人。バートン&J・ニコルソンのジョーカーとは違う「〜ビギンズ」の世界観を継承したジョーカーが想像できてきたかも。

「ジャガイモと大根で水飴を作る」

ジャガイモを皮剥きしてすりおろして布で濾して得た澱粉を糊化させた後、大根のおろし汁かタカヂアスターゼ入りの胃薬を加えて麦芽糖に変化させ、最後に煮詰めて水飴に仕上げる。大根で作った水飴は喉にも良さそげ。

[映画] 初恋(主演:宮崎あおい/監督:塙幸成)

公式サイト

幼い頃母に捨てられた孤独な少女みすずは、唐突に目の前へ現れた兄から手渡されたマッチを手に、ジャズ喫茶「B」を訪れる。そこに集っていた兄や兄の仲間達との接触を通じて、徐々に自分の居場所を得て屈託ない感情を発露し始めるみすず。中でも、仲間達の中で一人インテリ風の雰囲気を纏った東大生の岸との交流は、みすずの中に淡い感情を呼び覚ます。そんなある日、みすずは岸から思いがけない計画を持ちかけられる。

未だに様々な憶測の的となっている“三億円事件”を題材に、昭和の世相と鬱屈する若者達の姿を叙情的に描いた作品。こちらを見つめる宮崎あおいを大写しにした横に「あの三億円事件の実行犯」なるキャッチを添えたポスターを見て、「実在の出来事を弄り倒してどれほど白々しい物語に仕立てあげるのだろう」という不安と悪趣味な期待を抱いていたが、蓋を開けてみるとタイトル通りに胸が苦しくなるような淡くて切ない恋物語だったのに、意外にも陳腐さやあざとさの類を感じなかった。

苦労知らずのお嬢様に見えるも、養父母宅で身の置き場のない思いをしているみすず。実力者の息子で東大に通うエリートながら、親に代表される今の権力へ必死の抵抗を計画している岸。女や喧嘩に気ままに明け暮れる裏に、飲んだくれの母親への苛立ちがある亮。その他諸々の仲間達も痛々しくそして瑞々しく、正直導入部は退屈で少々の眠気を感じたもののすぐに彼等の存在へ素直に気を奪われてしまったので、「三億円事件の犯人が若者(しかも実行犯は女子高生)」という設定に真実味があるかはどうでも良くなった。

「一人の怪我人も出さずに大金を奪い取り、犯人は挙がらないまま時効を迎え、盗まれた紙幣は現在に至るまで一枚も使用されていない」、衝撃的にして一種の爽快感さえ纏う三億円事件を当時の若者に投射させるロマンチシズムの前では、リアリティの検証なぞ意味を為さない。映像や演技も(ある意味「良い意味で」)全く印象に残らず、ただひたすらセンチメンタルなノスタルジィに浸れた作品だった。自分がまだ生まれていない時代なので、「ノスタルジィ」とは言っても所詮空想毎でしかなく、実際にこの時代に生きた人にはまた違った感慨があるのだろう――と、それを想像するのもまた楽しい。

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