2005-12-10 きのこシチュー/ニュースいろいろ/「呪怨1・2」「富江」「富江 replay」 [長年日記]

[ダメ料理]きのこシチュー

先日、市販の普通のクリームシチュールゥを使って、何の変哲もないクリームシチューを作った。時間がなかったので、玉葱と人参とジャガイモをゴロリと大きめに切り、鶏もも肉と一緒に鍋に放り込んでグツグツ煮、火が通った後にルゥと牛乳を入れて更に一煮立ちさせて終了とした。下手な手間をかけてないので食べられない代物になる危険もないが、しかし満足できかねる出来であった。玉葱と人参を多めに入れた為に、これらの甘味が強めにシチューに溶け出しているのだが、他に調味料を加えていないのでその甘味だけが自己主張してバランスが取れてない感じ。せめてチキンコンソメでも加えるべきだったかもしれない。

さて今日、友人が市販のきのこシチュールゥを使って、きのこシチューを作ってくれた。きのこは椎茸・舞茸・しめじ・マッシュルーム・えのきと5種類も使い、鶏もも肉と共にバターで炒めて香りをつけた後にルゥで煮込んだという。これが素晴らしく美味しかった。ルゥの種類が違うとは言え、市販の製品である事にはどちらも代わりがない。また、友人と私では調理スキルにかなりの差があるけれど、シチューの調理は小学生の子供でも出来るレベルであるから、今回は関係なさげ。つまり、材料の吟味とかけた手間暇が差に繋がっているのだろう。美味しいご飯は日々の活力に繋がるのだから、時間がないとか言わないで私ももっとちゃんと頑張らなくては。

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/愛犬用携帯電話

萌え猫画像 麿の特別寝所(猫またぎ)・落ちる夢(教官不定期日誌)

「愛犬が使う携帯電話、発売へ」sea of tranquilityより)

首輪に取り付けて使用する「愛犬用携帯電話」。愛犬に語りかける為だけの製品であれば愚の骨頂にも思えるが、「コール・オーナー」(飼い主を呼ぶ)ボタン・GPS・「ジオフェンス」(予め設定した行動範囲を越えた時にアラームが鳴る仕組み)・体温測定センサー等、多彩な機能を組み込んでおり、かなり役立ちそうである。予定されている値段は350−400ドル(4−5万円)。

[医療・健康]熟したバナナ&焼いたバナナで免疫力活性化

「シュガースポット バナナは特に免疫力活力効果が強い!!」「バナナを焼いて食べると免疫力効果がさらにアップする!!」(知識の泉 Haru’s トリビア)

野菜や果物、特にバナナに免疫機能を活性化させる働きがあり、バナナはよく熟して皮に茶色い斑点が出たモノ&焼いたモノが尚効果的、との事。

焼いたバナナの強い香りやとろける柔らかさは好きなのだが、よく熟したバナナは香りと柔らかさを独特の酸味が打ち消すようであまり好きではない。「熟したバナナのほうが免疫力効果が強い」と言われても、熟したバナナ1本食べる代わりに硬いバナナを何本も食べるので許して欲しい。

[VIDEO・DVD]呪怨/呪怨2/富江/富江 replay

和製ホラーの感想メモまとめて。

呪怨・呪怨2(監督:清水崇)

TSUTAYA online 作品紹介 

強い恨みを抱いて死んだ者と、強い憎しみを抱いて殺した者の「業」が、取り憑いた場。知らずにその場を訪れた者やそこに住み着いてしまった者達は、「業」の「呪い」に蝕まれ、次々と非業の死を遂げ或いは姿を消す。

ハリウッドリメイクもされた「呪怨」の、原作とも言うべきビデオ版。小説(ノベライズ?)版を読んでいたので、伽耶子周辺のストーリーだけ知っている状態で観た。ビデオ版は、焦点を当てる登場人物をかえ時系列をシャッフルしての、オムニバス仕立てとなっていた(ついでに1と2で半分ぐらい内容が被っていた)。小説版と違い、伽耶子のストーカー行為について深く触れていなかった為、嫌悪感を必要以上にかき立てられずにその後の惨劇を安心して恐怖できた。また、ビデオ作品ならではのチープな感じ漂う映像が、「学生時代の片思い」という誰にでもありがちなスケール小さいネタを元に、誰にも真似できないほどとめどなく狂気を増幅させる伽耶子(&それに呼応して憎悪を膨らませ炸裂させる佐伯)、一戸建て住宅・団地・学校という日常的な光景を侵食する底知れぬ恐怖、等を描き出すのにちょうど馴染んで感じた。

呪怨はこの他、劇場版1&2と前述のハリウッドリメイク版が出ている。劇場版は観た友人が言うには相当怖いらしいので、ビデオ版だけで満足してしまおうかと思う今日この頃。

富江(主演:中村麻美/監督:及川中)

TSUTAYA online 作品紹介

交通事故に遭い、前後の記憶を失った月子。上京して写真系の専門学校に通う今も、当時のものと思しき断片的記憶が悪夢となって現れるせいで不眠に悩まされている彼女は、催眠療法の助力で真相を突き止めようとしていた。ある日彼女の通う精神科医の元を、1人の刑事が訪れる。彼は未解決事件の被害者であり、高校生当時の月子の同級生であった「川上富江」という少女の行方を追っていた。

ホラー漫画家・伊藤潤二の原作を映像化した作品。原作は読まずに観た。ストーリーは割とありがちな青春学生ホラーモノの範疇内であったが、菅野美穂がコケティッシュ&ルナティックな富江を熱演していて、それを観賞できただけでも観た価値はあった。難を言えば、「周囲の男達を次々虜にして破滅に導く」けれども「破滅に導いた周囲の男達から逆襲を受け自分も破滅に導かれる」という二面性を持つらしい富江の「魔性」の内、後者側の一面は立派に表現できていたけれども前者の表現が弱かったところか。恋人がいる男ですら道を誤ってしまうほどの魔性ぶりだというのだから、いっそ劇画的な演出でも使って観る側を納得させても良かったんじゃないかと思った。

富江 replay(主演:山口紗弥加/監督:光石富士朗)

TSUTAYA online 作品紹介

突然行方をくらました病院長の父親の行方を捜す少女・由美。入院先に見舞いに来た後に姿を消した友人を追う大学生・文仁。偶然知り合った2人は、お互いが抱える謎を突き詰めていく内に、ある日病院に運び込まれた少女の緊急手術とそして「富江」という謎の女性が、事件の鍵を握っている事を知る。

「富江」シリーズ2作目だが、前作との関連性はなし。こちらのストーリーは非常にありがちな病院ホラーの範疇内。前作以上にグロイシーンが多く、病院という舞台も相性が良く、そっち方面のホラーが好きな人には満足度が高くなっているかと思われる。しかし代わりに富江が陳腐化、コケティッシュさはただのビッチに、ルナティックさは「ダウナーベース・時折凶暴化」というありがちな狂気に置き換わり、結果「すこぶる魅力的かつ身の毛のよだつ美少女」だったのが「容姿が綺麗なのが取り柄の化け物」に堕ちてしまった。宝生舞の演技力も菅野美穂には及ばなかった。

「富江」はこの2作品の後にもまだまだ続編が出てるらしいのだが、どれも出来があまりよろしくないらしい。全体的な出来が良くなくとも、観るべき点(「富江」の場合は菅野美穂の熱演)があれば私はそれで満足できるタチであるが、さてこの後どうしよう。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
まりえ (2005-12-15 13:12)

市販のきのこシチュールゥって多分アレのことだと思いますが…
アレは他のルーより大変美味しいです。
なので素光さんの腕だけが原因ではないので気にしないでください。

シチューやカレーはアク取りも重要ですが、時間がなかったのなら妥協も必要ですよー。

素光 (2005-12-15 23:27)

さすが西友の棚の最上列に置いてあるだけあったんですね、きのこシチュールゥ。他には「チャウダー」ってのが気になっています。でも魚介類(特に貝類)は煮込み時間の加減が難しいです。
あと、シチューやカレーの時に下炒めをすると野菜は煮崩れしにくいし肉も旨味が逃げない、ってのは実感できるようになったのですが、アク取りの重要性は未だにわかっていません。

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