2005-11-27 京橋千疋屋フルーツパーラー「アップルパイ」/ニュースいろいろ/「バットマンシリーズ」 [長年日記]

[雑記]京橋千疋屋フルーツパーラー アップルパイ

りんご♪りんご♪アポーパイ♪週末を優雅に締めくくるにふさわしい、千疋屋フルーツパーラー。前に行った時の日記には、「『千疋屋フルーツパーラーは高いだけあって美味しい』事が理解できた。なので次は安心して、普段馴染みのないお高い果物に真っ向から挑んでみたいと思う」等と書いておきながら、今日も再び無難な1000円のケーキセットを注文。日記過去ログ読むまでしっかり忘れてた。でも今日は季節柄にふさわしいアップルパイを頼んで、そのアップルパイがしっかりと甘酸っぱくて美味しかったから、今回はこれで良しとする。次回こそは、お高くて馴染みのない果物を。忘れないよう頑張る。

さて、ケーキセットのドリンクにハーブティーを注文したのだが、私のハーブティーの飲み方について同行者から突っ込まれた。曰く、「カップになみなみと注ぐのはあまり上品じゃない」と。そう言われても、猫舌な私はハーブティーを飲むのに時間がかかるし、でもポットの中にお湯を満たしたままにしておくとハーブティーが濃くなってしまうし、仕方なくこまめにカップに移してみてるだけなんだけど……。繊細っぽいスイーツの時にはハーブティーをあわせたくなるのだが、そんな時でも黙って珈琲を飲むのが(時間が経つと濃くなるとか気にせずに済んで)無難なのかも。

あと隣席にいた女性が、同じくケーキセットでサンプルにないチーズケーキを選ぼうとして、店員に「当店は果物屋ですので……」と断られていた。一般の喫茶店であれば無難な選択だったのに可哀想。

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[VIDEO・DVD]バットマンシリーズ

古いTVシリーズ(の劇場版)とアニメ版を除いてシリーズ全作見通したので、感想をまとめてメモ。

バットマン(主演:マイケル・キートン/監督:ティム・バートン)

TSUTAYA online 作品紹介

敵のジョーカーは、「異形」に「変身」する以前から二流の悪人(マフィアのボスの右腕だったかな?)であった。しかし「異形」に「変身」した事により、吹っ切れ突き抜け磨きがかかり、立派な悪の総統となった。バットマンとの因縁を背負ったキャラ設定と、ジャック・ニコルソンの過剰な演技との相乗効果で、私の中ではシリーズ中随一の魅力ある敵キャラと認識されている。純粋に狂気と悪趣味なノリだけで悪事を成し遂げていく様がカッコ良かった。

しかし「ジャック・ニコルソンがとにかくスゴかった!」という強い印象に他の諸々が取り込まれてしまった為か、ストーリー等はあまり記憶にない。そのジャック・ニコルソンだが、顔が「異形」に変じてしまった事で一線を踏み越える程(或いはボスの女を寝取れる程)に、「顔に価値がある」俳優だととらえて良いんだろうか。あの人の容貌がカッコイイのかそうじゃないのか、イマイチよく判らない。

バットマン・リターンズ(主演:マイケル・キートン/監督:ティム・バートン)

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作品のバランスをぶち壊す勢いで、バートンの悪趣味悪ノリ全開。特にクライマックスの、物哀しむべきか爆笑するべきか判らない展開には大満足した。敵は、ほんの上っ面だけを善人ぶった権力者マックス、不幸な生まれの「異形」である身の上を逆手に取りゴッサムシティの支配を企む怪人ペンギン、罠にかかり命を落とすも「生まれ変わって」世の中に復讐を企てるキャットウーマン、の3人。

ペンギンとキャットウーマンは、どちらも不幸と悪の取り合わせが魅力的ではあるものの、逆に「悪」としては弱い。しかもこれにマックスを加えた3人の息はまるで合っていないので、であればバットマンはあっさりと勝利して良い筈が何故か苦戦するモノだから、影が薄いだけでなく大変弱っちく見えた。「バットマンが悪役を倒す話」じゃなくて「バットマンにヤラれてしまう悪役の可哀想な話」として観るべき。

バットマン・フォーエヴァー(主演:バル・キルマー/監督:ジョエル・シュマッカー)

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監督が交代し、牧歌的雰囲気と悪趣味を混ぜこぜにした作風から、ネオンの原色が煌めくゲーム的とも漫画的とも言えるスタイリッシュ&チープな作風へと変化。バットマンは、ヒーロー特有の影を持たない代わりに、普通っぽい恋愛もこなせるカッコイイお兄さんに交代。敵は、元は正義の人だったのに不幸な事故で「悪」の「異形」に変じてしまった怪人トゥーフェイスと、ストーカー的執着からウェインを付け狙う天才発明怪人リドラーの2人。

能力は凄くても悪役としての器がちっちゃいリドラーが、多重人格だからかイマイチ詰めが甘いトゥーフェイスを巧みにフォローというか利用する、なかなか見事なコンビであり、彼等相手にバットマンが苦戦するのは素直に納得できた。特にリドラー(ジム・キャリー)の、カリスマのなさ&作品世界への馴染み具合&迎えた「最期」、どれもが気に入った。

ロビンは……あれは形式上「相棒」という事になっているようだが、未熟さと精神的継承の意味合いも汲んで、「弟子」だと考えればまあ受け入れられる感じ。

バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(主演:ジョージ・クルーニー/監督:ジョエル・シュマッカー)

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バットマン再交代。ジョージ・クルーニーがブルース・ウェインとして豪邸にいる姿は、「大富豪」ではなく「財産を掠め取ろうと乗り込んできた悪党」にしか見えなかったが、バットマン姿なら格別違和感はなかった。敵は、愛する妻を蘇生しようとして事故に遭い「異形」となった怪人Mr.フリーズと、元植物学者が同僚の二流マッドサイエンティストに殺された後「異形(というか妖艶な美女)」として蘇ったポイズンアイビーの2人。

Mr.フリーズの可哀想さぶりは、ペンギンともトゥーフェイスとも違っており、また見た目のゴツさ等も既出の悪役と違っており、これはこれでアリだと思った。惜しいのはポイズンアイビー。「多少偏執的で生真面目で野暮ったい植物学者」から「男を思いのままに操るセクシー毒婦」への変身ぶりは見事だし、フェロモン攻撃でバットマン陣営を撹乱する魅力的なキャラではあるのだが、キャットウーマンと比較して「男を操る為にセクシーさを演出」している点が「時代遅れ」であり残念。順番逆だったら良かったのに残念。

で、バットマンとロビンという師弟が1人の女を巡って争いあう様は大変みっともなく、バットマンは毎度毎度女にだらしないが今回は極まっていた。それに+αを絡めて、今作品はホモソーシャルな人間関係の陥穽について警鐘を鳴らしていたとかいないとか。

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