2005-09-07 ニュースいろいろ/女性の「バイブル」は男性への「チケット」/「心の中の山岡さん」 [長年日記]

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像

萌え猫画像 もっとー!(おちこじんち。(9月7日付))・見送り(雛菊日和(9月7日付))・考える猫?(日記写真(9月7日付))・お散歩から帰ってきた猫はピンク色(ちゅるるん(9月6日付)/教官不定期日誌(9月7日付)より)・おちるトラ(つれづれな日々(9月1日付))・王子様待ってます の 猫(Tokyo Street Cats bLog 2nd(8月29日付))(以上2件、そら猫(9月7日付)より)・今日こそお魚GETニャ!!(教官不定期日誌(9月7日付))

萌えアニマル画像 今日は早めに(風の伝(9月7日付))

[その他]「SIN CITY」/本メモ「脳のなかの幽霊」&「脳のなかの幽霊、ふたたび」

「ローク“猫パンチ”以来13年ぶり来日」(→関連:「SIN CITY」公式サイト

「92年に、“猫パンチ”で話題を集めたボクシングの試合」の噂はよく耳にするが、それが何なのかを知らない。それはさておき、この「SIN CITY」という映画には、公式サイトを見てとても興味を惹かれた。私が名前と顔を一致させられるだけでも、ブルース・ウィリス(正義の老刑事)、ベニチオ・デル・トロ(堕落した刑事)、イライジャウッド(サイコキラー)、ジョシュ・ハートネット(女たらし)、と面白い配役になっている。監督はロバート・ロドリゲス&フランクミラー、10月1日公開予定だそうである。

本メモ 「脳のなかの幽霊」「脳のなかの幽霊、ふたたび」(V・S・ラマチャンドラン/角川書店)(ひとりごと(9月7日付)より)

1巻では「切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手」「自分の体の一部を人のものだと主張する患者」「両親を本人と認めず偽者だと主張する青年」、2巻では「母音に色を感じた天才詩人」「抑えられない笑いと涙を繰り返す患者」「自分の左側を完全に無視する患者」等を題材に、「神経科学による脳の理解」を書いた本らしい。

人間の異常知覚は、神経科学で解明される領域と精神分析(カウンセリング的手法)で解明される領域とに二分されているんだろうか……とぼんやり考えた。

[日記読み]女性の「バイブル」は男性への「チケット」/「心の中の山岡さん」

日記読みまとめて2本。

その1、「NANA」(ポトチャリポラパ(9月6日付))。「NANA」と「ホットロード」の共通点を、「女性にとって『バイブル』的存在・男性にとって『チケット』的存在」としている。

私は時代というよりも守備範囲がズレているせいか、現在の流行りモノである「NANA」も女子校時代に確か一部で流行っていた「ホットロード」も、どちらも読んでいない。が、自分の好きな少女漫画や少女小説を、まるで友達に貸すような感覚で、しかし相手は男であり女ではないから対象は慎重に見極めて、「価値観を共有したい」「きっと共有できるはず」と判断した男性に読ませてみる……という行動には覚えがある。

昔々その昔、付き合い始めたばかりの彼氏に「何か面白い本を貸してくれない?」と尋ねられた私は、当時大変にハマっていた少女小説「クシアラータの覇王」を渡した。相手はオタなので少女小説というジャンルに偏見を持たない事は判っており、私としては「私のタカラモノ」を相手と共有できる喜びに満ち溢れ、喜び勇んでそれを渡したのである。しかし、「クシアラータの覇王」は全12巻の大長編であった。それを知った彼のモチベーションが下がる様子は、私の目にも丸わかりであり私は深く傷ついた。

今の私ならば、言われるまま素直に「私のタカラモノ」をさらけ出すなんて無防備な真似はせず、1冊完結で内容も無難めな本を渡して様子見をする。相手の反応を窺う以上、厳密には「チケット」とは呼べずに「割符」と呼ぶべきか。しかしそうやって様子を窺って「この人となら『私のタカラモノ』を共有しても大丈夫」と確認できたとしても、今や「私のタカラモノ」の持ち合わせはない。小説も漫画もゲームも、今や入れ込んだり惚れ込んだりしなくなってしまった。若い頃も切ないけど、年を取るのも切ない。

その2、「心の中の山岡さん」(関内関外日記(9月6日付))。誰しもが心の中に住まわせている山岡士郎の話。その山岡士郎が出現した時、人は美食家気取りの蘊蓄を語ったり行動を取ったりして、周囲の人々を内心失笑させたりするのだろう。

私の場合、貧乏の上に貧乏舌という大きな要因があり、山岡さんはほとんど現れない。どっちみち味が判らないのであれば最初から安いモノを買うし、安いモノを買った以上は値段に見合った味でさえあればそれで良い。だからといって最安値のラインで満足できるかというとそうではないところが難しく、例えば米の銘柄ではいろいろ試した結果「きらら」より安いモノは駄目だったし、練りワサビは100円ラインのは辛過ぎて使えない(本物使用を謳っているモノのほうが辛くない)。あと99円ショップのオリジナルコーラも薬臭すぎて駄目だった。まあそれでも、こうやって底辺をウヨウヨしている人に対して「山岡気取りおめ」と言ってくる人はあまりいない。なので安心してウヨウヨしている次第である。

しかし、山岡さんの代わりに、頻繁に顔を出そうとして私を悩ませる存在がある。何と表現すれば良いだろう、「味音痴の海原雄山」とでも呼ぼうか。飲食店の肝心な料理の味は割とどうでも良いのだが、接客態度におかしげな点があった時、「女将を呼べ!」と言いたい衝動に駆られるのである。同じ料理なのに先に注文したこちらをさておいて他のテーブルに料理が出された時、店員の注文受け間違いを指摘したら本当はまるでこっちが間違えたかのような態度を取られた時、こちらが店員を呼んでいるにも関わらず店員は「少々お待ち下さい」と言いながらテーブルの上を片付けている時、等々。食材と同様、「どっちみち味が判らないのだから」という理由で高級なところには行かないというのに、店員の態度は「安い店に行った以上は値段に見合った接客態度であればそれで良い」と割り切れない自分のチグハグさが不思議である。

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