映画を観に行った池袋で、3月末閉店が伝えられている「談話室滝沢」を発見した。「談話室」なるネーミングが発する高尚げな空気は凡俗な私をびびらすに充分、でも今を逃したらもう入る機会がなさそうに思えたので意を決して入店。噂に聞いていた、入り口や店内壁際に設置された水の流れるオブジェ・お茶飲み処の店員とは思えない丁重な応対・どれも1杯1000円とお高いお飲み物&セットで頼むとお安いケーキ類、それらが醸し出す独特の空気を存分に味わった。
飲食物のお味はというと、珈琲は「美味しい」というより「飲みやすい」お味、ケーキは甘さ控えめかつ量もたっぷりで、この2つはお互い非常に良くあう。たまに通うには良いお店だと思ったが(お値段が高いので頻繁には通えない)、たまに来るペースで通うなら次はもうないとわかってしまっているのが淋しい。
お茶を飲んだ後は夕飯を食べて締め。池袋ひかり町ラーメン名作座を覗いたが、前見た時にチェックしていた「カレーラーメン」「まぐろラーメン」が姿を消しており如何にも普通なラーメンばっかりだったので物足りず見送り。代わりに炭火たん焼定食のお店に行った。想像以上に豊富なメニューの中から「牛たんチャーハン定食」を選んで頼んで食べた。
脂が多め&味も濃いめの「若者向け」定食に、池袋って渋谷よりも若者の街だよなーと思った。昔はこの手の味が普通に大好きだった私も、そろそろ30歳を迎える近頃では、美味しいと思う気持ちと裏腹に舌と胃袋が途中で音を上げがち。でもこのお店のこのメニューは、お新香とお茶を合間にはさみつつ食べるとちょうど美味しく食べられた。
★ 萌え猫画像 猫が寝込んだ(零式訓練所R 教官不定期日誌(3月6日付))・ブラインド掃除(北海道限定。/烏森口の女王(3月6日付))・んぐぐぅぅ(オーティスの日記(3月6日付))・崩壊(SUGAR POT(3月6日付))・雛さんと鳥さん(うちの雛さん(3月6日付))
当初予定の全身展示を諦めて部分展示に切り替えたマンモス標本だが、「現存するのは世界でこの1点だけ」という貴重な臀部を展示できる運びとなったらしい。観に行くのが楽しみだが、恐らく酷く混んでいるのだろうと思うと憂鬱でもある。
★ nameneko.com なめんなよ(かーずSP(3月6日付)より)
なめ猫公式サイト。「実はなめ猫は立っていない、胴長短足の猫は座っていても正面から見ると立っているように見えるだけ」というのはとても目から鱗だった。特殊な撮影方法によらずしてああいう写真が撮れるという事は、衣装さえ調達できれば自分の家の愛猫でも「なめ猫」風の写真が撮れるという事だろうか。仔猫じゃないと、頭と体のバランスが悪くなりそうだけど。
★ 「消える『滝沢』消えぬ“伝説”…『全寮制』ホントだった」(晴れの日もある(3月6日付)より)
談話室滝沢のウェイトレスさん達は、元は東北6県・新潟・長野を中心に新卒採用された女性社員であり、「珈琲ではなく社員の人格・礼儀作法を売る」会社の方針に従って全寮制の寮で暮らしながら、華道・茶道・書道・琴等の課外授業も受けていたそうである。
時代の流れに従って全寮制を廃止しバイト採用に切り替えてからも、滝沢の店員達は「100人の内採用は2、3人」と厳しい審査を経てあの店で勤めているんだそうで、私みたいに箸にも棒にも引っかからない事務OLよりも「選ばれた存在」であると言える。
★ 地域限定のお菓子コーナー(ポトチャリポラパ(3月6日付)より)
地域限定お菓子の写真&味を紹介しているページ。
「グリコジャイアントプリッツ 雲丹」を食べた人が、「貰い物だから残したら悪いと思っても全部食べきる事ができなかった」と語っていたのを思い出し、こちらのページではどんな紹介をしているか気になって東北限定の菓子ページを見てみた。「うにを5%使用したプリッツ。かすかにうにの香りがしました。うにの味ととプリッツの調合が、いままでに味わったことのない甘くもなく辛くもなく、生っぽい?不思議な味です」との曖昧な表現に、やっぱり聞いた通りの味なのかなあと想像した。うにせんとかはどのメーカーのを食べても普通に美味しいように思うのだけど、プリッツとはあわなかったって事なのかなあ……。
★ 「西ナイル熱、シベリアで患者確認 渡り鳥の感染状況調査へ」(sea of tranquility(3月5日付)より)
日本ではまだ未上陸の西ナイル熱だが、人口密度が低いシベリアでの患者発生はウィルスが既にかなり拡大している可能性を示しており、またウィルスを持ち込み蚊を介して人間に感染させる渡り鳥が多数ここから飛来している、との事である。
★ 「<痛風>『ビールを飲んでも治る!』鹿児島大教授が自ら実験」(→関連:小学館文庫 「痛風はビールを飲みながらでも治る!/患者になった専門医が明かす闘病記&克服法」)
自らも痛風を患う羽目になった痛風の専門医が、大好きなビールを断ちたくない為に自分を実験台にしてビールと痛風の共存を模索した結果、飲んでも痛風に支障なくかえって尿酸値を下げる摂取量を見出すに至ったそうである。
その量とは1日750ml以下、つまり350ml缶2本or大瓶1本だそうで、したたかに酔える量ではないが、ビールの味を楽しむには充分な量ともいえる。ただ、この量が医師にとっては痛風発生に支障を起こさない量だったとしても、他の人々にもあてはまるものなのかが少々疑問である。
帽子店で働く娘ソフィーは、「美女の心臓を奪う」と恐れられている魔法使いハウルと出会ったその夜、店を訪れた荒地の魔女に呪いをかけられ老婆の姿に変えられてしまう。その姿のままでは店にいられないとソフィーは考え、ハウルの住む「動く城」を目指し1人荒地を歩き、無事辿り着いた城にて押しかけ掃除婆として働き始める。
アニメに格別の執着がなく流行りモノは苦手である私だが、この「ハウル〜」は海外児童文学で著名な女流作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズが原作というところに興味を抱いていた。本当は映画を観る前に原作を読んでおくつもりだったのだが、原作本はどうやらハードカバー限定で、買うに高いし読むにかさばるハードカバーへの敬遠を乗り越えるまでの興味には至らなくて結局未読である。
という訳で、事前知識ほとんどなしに観たこの作品であったが、ごく簡単には「『自分に自信がない』という共通点で結ばれている2人が、お互いを大切なものと見なす事で強くなり、それぞれの殻を打ち破る」という、よくある話っぽかった。2人がお互いを大切なものと見なすに至るそれぞれの理由もありがちだし、ソフィーがかけられた「呪い」の正体も同様。しかし、ソフィー以外のキャラクター(ハウルも含む)の背景や心情等は深く考えずいっそ彼等を単なる物語構成要素又は舞台装置と見なし、「1人の少女の魔女の呪いによる『変身』・場面場面の心情に応じた瞬間的な『変身』・それらの経験を蓄積しつつ緩やかに続ける『変身』」の様子を眺めるように観れば、これはとても心に残る作品であったし面白かった。
他には、細やかで色鮮やかな映像は「目のご馳走」ともいった感じで、眺めているだけで心が浮き立った。他に印象に残ったのは各キャラの声だが、これはキャラ毎に箇条書く。