2005-02-14 バレンタイン弁当/ニュースいろいろ [長年日記]

[雑記] バレンタイン弁当

バレンタイン弁当今日の仕出し弁当のメニューに「バレンタイン特別メニュー」とあったので、気になってつい頼んでしまった。昼休みを迎えてお弁当箱を自分の机に運び、いそいそと蓋を開ける。ど真ん中に配置されたハート型のコロッケとハート型のハンバーグが目を惹く他に、デザート担当のちっちゃなケーキもバレンタインっぽさを何となく盛り上げている。他のおかずはパスタ(ボンゴレかな?)にサラダ(フルーツかサツマイモかの甘い味がした)、ご飯はカレーピラフ。

見た目とおかずの取り合わせに、はしゃぎたくなる気持ちと「これじゃあまるでお子様ランチだよ」と冷める気持ちが半々の複雑な心境。何はともあれ、携帯のカメラで記念撮影。

[動物] 萌え猫画像/萌えアニマル画像/ペンギン居酒屋「漁亭」/クローン猫値下げ/古巣に帰るのは同じツバメペア?

萌え猫画像 子猫ちゃん、ご対面(とんぢる劇場(2月14日付))・直立(でも猫背)(お告げか。/烏森口の女王(2月14日付))・怒ってるの?(おちこじんち。(2月14日付))・仲良しバレンタイン♪水の都の動物記(2月14日付))

萌えアニマル画像 おきなわこどものくにの写真 遠吠え狼(全身)遠吠え狼(アップ)仏頂面カラカルカメラ目線牡鹿くつろぎ牝鹿笑顔に見えるラクダお腹を見せているライオンぶら下がりコウモリ思索するコアラ(以上、ミオン動物園(2月14日付)より)

全部ご自分で撮影された写真だそうである。単にニュースを右から左に流すだけでなく自分からも情報発信するニュースサイト管理人さんは賞賛に値すると思う。

「『ペンギンのいる居酒屋』にペンギンがいる理由」(→関連:グルメウォーカー「ペンギンのいる居酒屋 漁亭」&ぐるなび「ペンギンのいる居酒屋漁亭」&Yahoo!グルメ「ペンギンのいる居酒屋 漁亭」

「魚の泳ぐ水槽がある居酒屋」の斜め上を行く、「ペンギンがいる水槽がある居酒屋」だそうである。マゼランペンギン2匹の名前は「セバスチャン」♂と「ロッテンマーヤ」♀。ロッテンマーヤは虫が嫌いと予想。

「クローンネコ:米企業、顧客拡大へ340万円に値下げ」sea of tranquility(2月13日付)より)

1匹あたり5万ドル(約530万円)から3万2000ドル(約340万円)に値下げ。「技術向上による経費削減」とする企業の説明も、「顧客拡大が狙い」と見る記者の意見も、どちらも当たっていると思われる。

技術向上と言っても「母親役の猫を多く確保しないで済むようになった」という話であり、クローン猫の安全性?向上に繋がる技術がどうなっているかは不明。クローン羊「ドリー」を初め、「クローン生物は寿命が短い」という話を聞くが、この猫達がどうなのかがわかるまでには数年の時がかかる。そしてその間に、クローン猫は増え続けるだろうと予想される。

「同じツバメペアーが古巣に帰るのだろうか?」(知識の泉 Haru’s トリビア(2月14日付))

ツバメを含む野鳥は寿命が短く、ペアの片割れは2−3年で入れ替わっているそうである。古い巣を忘れて(或いは疎んで)帰還しないのではなく、帰還したくても死んでるからできない、という事になるだろうか。

[食べ物] 1000万円のチョコ&チョコ賄賂&偽装チョコ/名古屋名物料理が続々首都圏新出/生肉料理/牡蠣小屋/SPAMは貧乏人の食べ物

バレンタイン関連 「チョコっと高い…バレンタイン『1000万円』」Ocean of Storms(2月14日付)より)・「『チョコレートも賄賂です』議員のバレンタインデー禁止」(テクトイックス・タブロイド(2月12日付))(→関連:「安倍議員に抗議のチョコ NHK問題で市民団体」)&「偽装バレンタインデーチョコに苦情殺到−知ってて購入する女性も」(テクトイックス・タブロイド(2月14日付))

1件目、デンマーク王室のデザートシェフが作ったという、「円錐型のチョコレートの頂上には、3カラットのダイヤと5カラットのルビーを使った、蓮の花をかたどった宝石が飾られている」1000万円のチョコの話題。オーダーしたのは麻布の高級会員制クラブのママで、贈られたのはグループ企業経営者だそうで、庶民や貧乏人には縁のない世界の話なのだが、せめて外側の飾りつけだけでなくどんな味なのかぐらい教えてくれたって良いじゃんと思った。

2件目及び3件目はネタ記事。関連リンクの「安倍議員に抗議のチョコを贈った市民団体の女性達」は、国会議員特殊贈収賄規制法の施工前だった為に難を逃れた様子(ネタにマジレス)。

「名古屋の味 『うみゃー』全国区へ! 首都圏に進出」ishinaoのメモ(2月14日付)より)(→関連:味噌煮込みうどん山本屋総本家&味噌かつ矢場とん&手羽先世界の山ちゃん

味噌煮込みうどんは秋葉原、味噌かつは銀座、手羽先は新宿・池袋・大久保・川崎に店舗があるらしい。それぞれ近くに出かけた時にでも寄ってみたい。

「行かないで、生肉。」

牛の骨髄を使った「ずい刺」を始めとする幾つかのメニューは、狂牛病の煽りを受けて姿を消してしまったらしい(こればっかりは記者さんが言うように「生肉ファンが増えれば復活の可能性が増えそう」とは行かないと思う)。しかしその他にも、レバ刺・コブクロ刺・ハツ刺しと、生肉好きには興味をそそられるメニューがあるらしい。レバ刺食べると食中毒の恐れがあると聞いたばかりだけど、でもレバ刺には焼いたレバーでは味わえないトロミと甘味があるから、危険を冒してでも食べたい味だよなあ……。

「カキ小屋に行って来た」

長崎では、カキ小屋と呼ばれる専用の場所にて、バケツに盛られて運ばれてきた牡蠣を、焚き火の上に置かれた網の上に並べて焼いて食べるらしい。恐ろしくワイルドなスタイルなので、確かにノロウィルスの心配等逆に吹き飛んでしまいそうである。

[日記読み] SPAMは貧乏人の食べ物?

「スパム」(未読メッセージはありません(2月13日付))を読んで。塩味のキツイ豚肉の缶詰「SPAM」。異国情緒とチープさのない混じった印象を一言で置き換えると「アメリカン」となるのだが、しかし米国ではWASPは間違っても口にしない貧乏人の食べ物とされ、「ごみ部分でできている」とまでまことしやかに噂されているんだそうである(噂じゃなくて事実かもしれないけど)。

日本にも、スパムと同じように差別視される食べ物は存在するだろうか。日本独自のジャンクフードとして思い浮かぶのは、例えば卵かけご飯やお好み焼等だが、これは確かに庶民的な食べ物ではあるものの、しかし「ごみでできた貧乏人の食べ物」と見下される域ではない。SPAMにあってこれらにないケミカル要素を加味して考え直すと、カップ麺や袋麺等が候補に挙がってくるが、これとて「安価なインスタント食材」であり「連食すれば間違いなく体に良くなさそうな食べ物」ではあっても「買っているところを見られても恥ずかしい」程ではない。

日本にはやはりSPAMに該当する低俗食材は存在しないのだろうか。それとも、中−上流家庭の皆様方が眉を潜めるような食材が存在するのを庶民たる私が知らないだけなんだろうか。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
おうる (2005-02-19 23:11)

魚肉ソーセージとか、食材ではないが、カップ酒とか。一部の駄菓子とか。
日本の食文化を考えた場合、むしろ「上流階級のみの食材」みたいなものを欠くという印象があります。質素倹約を至上とする精神文化の強い浸透なんかかが関係あるのかな、と思ったりもしますが、一方で豊かな食材に恵まれてきた風土も関係あるとのかな、とか。いちばんうまいものを喰っているのは実は地元の漁師や農家だったりする、という現実。
庶民のほうがうまいものを、ということでは、目黒のさんまなんていう噺もありましたね。

素光 (2005-02-20 22:16)

魚肉ソーセージはチープな食材ですが、下品さが足りなさそうな気がします。カップ酒は例えばお酒好きな故人の墓前に備えられたり等して、食品としては下品だとしても利用される機会は意外とあるかなーという印象です。でも、駄菓子は確かに上流家庭のお母様方が「あんなモノ食べてはいけません」と子供に教えてそうですね。以上全部、私の偏見と憶測ですが。
「上流階級のみの食材を欠く」というのは、「武士は食わねど高楊枝」とか、あと精進料理や懐石料理がお高かったりとか、そういう話ですかね。でも「百姓は稗や粟を食え」とも言いますね。

おうる (2005-02-20 23:53)

魚肉ソーセージに関しては、昔一緒に仕事をしたおじさんが調査業務の現場の夜、魚肉ソーセージだけで晩御飯を済ませていたのを目の当たりにしてものすごい引いた記憶が私(おうる)には鮮烈です。加えて、「魚油を原料としたマーガリンの加熱実験」とか「魚肉ソーセージを缶コーヒーとともに食する」といった特殊経験を経ると、そのやばさみたいなものが心に効いてきます。
カップ酒を墓前に、というのは、TVドラマの観過ぎというか、それこそ「中流以上」のひとが眉をひそめそうな気がしますが…。「料理酒の代用とする」なんていう利用法もあるでしょうが、これもまた庶民臭くてアレな気が。
上流階級のひとが嫌がりそうで日本独自の食材、というと、あとは「やきとり缶詰」(ほ○い)とか、昔社会問題になった(牛肉の入っていない)牛肉缶詰とか、そんなようなものもありますね。また、ある種の漬物類は、やばめかもしれません。スイカの皮の浅漬けとか、くさやとか、そういった様々。
「武士は〜」はあんまりこの際関係ないような。
蛇足ながら『「百○は〜」とも言います』は、正直どうかと(2つの点で)。

素光 (2005-02-21 21:29)

魚肉ソーセージは、キャラクターモノの子供向け商品がTVCMで宣伝されていたりする辺りが、一定の市民権を得ているという見方もできるかと思います。ちなみにうちの父親の好物でもあります。
カップ酒は、首都圏は存じませんが父方母方の田舎では墓前に備えられているのを日常的に見かけましたよ。これはその故人がカップ酒を愛飲していたというより、お酒好きの人に備えるのに準備も片付けも簡単で手頃な代物なのではないかと考えます。

そう言えば、おからなんかは豆腐生成時の副産物であり廉価(場合によってはタダ)で手に入る庶民の食べ物と考えても良いような気がします。
もっとも健康食ないしダイエット食としてそれなりの評価を得た今頃では、「貧乏人の食べ物」という見方は的外れである気もしますが。

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