2005-01-16 牡蠣のみぞれ鍋/ニュースいろいろ [長年日記]

[ダメ料理] 牡蠣のみぞれ鍋

田舎の両親からまたもや海産物が届いた。今回送られてきたのは生牡蠣と塩ウニである。電話で到着報告の連絡を入れたところ、「牡蠣は本来生食用のものだが、近隣の町で生牡蠣によるノロウィルス食中毒が発生したばかりなので、念の為火を通して食べるように」との注意を受けた。毎日寒い日が続くので、週末は鍋料理を食べて寒さを吹き飛ばそうと考えていたところだった。手軽に作ってのんびり食べられるように、この機会にグリル鍋を買おうとも思案していた。先日家電店に行った際にはグリル鍋の下見までしていた。これ以上ないほどにちょうど良い機会なので、今日は牡蠣鍋にする事にした。

まずは家電店に向かい、グリル鍋の最終チェック。グルメ鍋はホットプレート代わりにも使えて、鍋料理は勿論の事、焼肉も焼きそばもお好み焼もホットケーキも焼けて便利である。しかも値段はホットプレートと比較して1−2千円程度の違いしかない。なので買うなら絶対にグリル鍋であり他は考えられない!……筈だったのだが、しかしいざ店頭まで来て意外な盲点に気がついた。グルメ鍋は(容量的に)チーズフォンデュに向いてないのであった。ここに来て器具の種類から選定し直し、結局手頃なカセットコンロとカセットボンベを買う事になった。(私にしては)大金を使う予定だったのに、無難な買い物に落ち着いてしまい少しだけしょんぼり。

次に八百屋とスーパーに向かい、鍋の材料を揃える。既に家にある牡蠣は除いて、他に白菜と大根と春菊or水菜は外せず、きのこ類と白滝と豆腐辺りは気分で加える。白菜と大根は何の問題もなく買えたが、しかし春菊と水菜のどちらともが八百屋でもスーパーでも売り切れているという事実に突き当たり激しく打ちのめされる。くそぅ、何処の家でも鍋かよ! 「世間一般と同じつもりで行動してるのにどうも普通じゃないらしくて受け入れられない」事ばかりの私が、こんなところで「世間一般と同じ行動を取ってしまいそれが出遅れている為にやりたい通りにできない」だなんて、苛立たしい腹立たしい。でも地団駄踏もうと売り切れた野菜は追加補充されないので、仕方なく香りの強い野菜類を諦めて精算を済ませて家に帰った。

家に着いたら、大根1/2本分をただただひたすらすり下ろす。手がだるくなっても飽き飽きしてきても踏ん張って我慢してすり下ろす。鍋に白菜を入れ、市販の鍋の素(味噌味)を入れ、蓋をして加熱。しばらくすると白菜から水分が出てくるので水は加えず、足りない分は料理酒と大根おろしの水分で補う。後は普通の鍋の手順で、火が通ったら柚子胡椒を薬味に食べて、足りなくなれば随時具を足す、の繰り返し。具がなくなった後には汁にご飯を入れて卵を流して雑炊にした。寒い日の鍋は思いの外美味しかったので、毎週末の勢いで作っても良いかなと思った。但し今度こそは春菊か水菜を欠かさずに(根に持っている)。

[動物] 萌え猫画像/花火の音で白鳥が事故死/米、闘犬ビデオ販売者に動物虐待で有罪判決

萌え猫画像 やっぱり箱が好き(おちこじんち。(1月16日付))・遅くなりましたが。「今年もよろしく」水の都の動物記(1月15日付))

「白鳥受難 どんと祭花火で飛び立ち感電死 宮城・石越」

花火大会の音に驚いて飛び立った白鳥が電線にぶつかって感電死したらしい、との記事。1996年にも同様の事故があり、翌年から花火の規模を縮小して3尺玉をやめる等していたが、今年は町村合併の記念で3尺玉よりは小さい2尺玉を上げた結果がこれ、のようである。

祭りと同様に白鳥越冬地も町の大事な財産であるならば、花火の打ち上げをとりやめる等折り合いをつけるべきだとの地元愛鳥家による意見が記事内に出ているが、「白鳥に悪影響を与えるとわかっていて花火をあげるのは動物虐待ではないのか?」と思った。「動物虐待だからやめるべきだ」と私が主張しているのではなく、「この事件を動物虐待だと見る専門家はいないのだろうか?」と想像するに留まる。

「動物虐待ビデオ販売で初の有罪判決となった闘犬マニア」(世界びっくりニュース(1月16日付))

闘犬及び犬が豚を襲う場面を撮影したビデオを販売した米国の闘犬マニアが、動物虐待を禁止する連邦法に違反したとして、最初の有罪判決を言い渡された、との記事。連邦法は動物の意図的な虐待ばかりでなく、それを表現する行為をも禁止しているそうである。

この男性が逮捕されたきっかけは、アングラ闘犬情報誌にビデオの広告を掲載していた事によるそうだが、情報媒介であるアングラ闘犬情報誌も「動物の意図的な虐待の表現」に違反してるんじゃないのかなーこっちは野放しなのかなーという素朴な疑問。

[食べ物] ワインの選び方は「肉に赤」「魚に白」ではない?

「『肉には赤』、『魚には白』のグルメ式は信じていいのか?」(知識の泉 Haru’s トリビア(1月16日付))

一般的に「肉料理には赤ワイン」「魚料理には白ワイン」とされているが、これは正確には「スパイシーな味付けの料理には赤ワイン」「柑橘系等酸味の料理には白ワイン」という意味だそうである。シーフードでもガーリックや七味の味付けであれば赤ワインの方が合うし、また生の魚介類はワインでは生臭みが強まってしまうのでむしろ日本酒の方が合う、との事。

私が普段ワインや日本酒を飲むのは、「飲み会で『とりあえずビール』に皆飽きた頃合いに皆が頼むからついでに飲む」といった形であり、その頃にはつまみも選ぶ余地がなくつまり料理との組み合わせを気にして飲んでいない。家にお酒を買って帰りご飯も自分で作るのであれば、組み合わせもちゃんと考慮できるのだろうけど、その場合には外で飲むよりも安値の「料理との相性を気にして飲むほどの酒かよ」的なワインや日本酒になってしまいがちである。悩ましい。

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