2005-01-15 ニュースいろいろ/「デイ・アフター・トゥモロー」/「ヴァンパイア・ターミネーター 最後の処刑人」 [長年日記]

[動物] 萌え猫画像

萌え猫画像 tongue(megalomania ネコニッキ(1月15日付))・トラジくん、あらあら、七草はご馳走ですね。(フクトラ日記  〜黒猫&トラ猫の生活日記〜(1月14日付))

[食べ物] 紫と茶色のピーマン

「また『セインズベリー』から『新色』! 今度は紫と茶色のピーマンが登場予定」楠木坂コーヒーハウス(1月15日付)より)

紫と茶色のピーマンは色が珍しいだけでなく、従来の緑と赤のピーマンよりも甘みが強く、またオレンジの4倍のビタミンCが含まれているとの事。赤・緑・黄に紫色が加わると、ピーマンだけで緑・黄・赤・紫の4色を出せる事になり、料理が華やかになって良さそう。茶色というのは色合い的にどう使うのか良くわからないが、キャラ弁辺りには使い道がありそう。

[VIDEO・DVD] デイ・アフター・トゥモロー(主演:デニス・クエイド/監督:ローランド・エメリッヒ)

TSUTAYA online 作品紹介

古気象学者ジャックは会議の席で、資源浪費のつけである地球温暖化がじわじわと地球を蝕むと警告を発するが、副大統領からは一蹴されるに終わる。しかし事態はジャックの予想を遙かに上回る速度で進行しており、やがて世界各地を今までに例を見ない異常気象の数々が襲い、人類は存亡の危機に見舞われる。

迫力ある映像と尻すぼみ腰砕けなシナリオの取り合わせに漂う残念感が、「サラマンダー」を彷彿とさせる作品だった。私は「何か1つでも突出した部分があれば他の部分が酷くてもOK」「何一つ突出した部分がなくても平均レベルを越えてればOK」といった作品の見方をするので、この作品も(ついでに「サラマンダー」も)観た価値は充分にあったと思っており後悔はしていないのだが、それで片付けてしまうと感想も終わってしまうので敢えて細かい事をぐだぐだと書く。

  • 冒頭の氷床崩壊から始まって、巨大竜巻・巨大雹・巨大津波、そして大寒波襲来と、予想もつかないスケールの自然災害の数々は大変見応えがあり、恐ろしさと寒々しさでガクガク震えながら観た。冬場にはなかなか辛い作品だった。ただ、話が進むに連れて迫力が落ちていくように感じられた。
    竜巻も津波も瞬時にたくさんの人を巻き込むスケールなのに、後半の大寒波では多人数の犠牲者が映像として描かれておらず不満が残る。「前半は動の災害が地上を食らい尽くし、後半で静の災害がトドメを刺す」構成を狙っている可能性もあるのかなと思いつつ。
  • 当初は「今のままでは確実に起こるが相当未来の話」とされていた異常気象が、数週間単位で引き起こされてあっという間に鎮まるあまりの不自然。人々にパニックを起こさせかつラストに希望を持たせる為にはこうするしかなかったんだろう、とは思うが、それにしても。
  • 全体で大規模な災害を扱っているのだから、細部で不必要な危機を設けなくても良いのになー、と思った。ショッピングモール然り、狼然り。特に狼、「何故あそこに都合良く船が……」という根本的な疑問は脇に避けても、あそこは「目」の恐怖を伝える場面なのだから「目」で充分じゃないかと。
  • 巨大雹の降る舞台である「東京・千代田区」の描写が、「ごく細かいパーツ単位では東京都内に存在しそうな事もないが、それらを組み合わせたらどうにも千代田区っぽくないを通り越して『ブレードランナー』みたいな出来上がりに!」といった感じの微妙さで面白かった。

[VIDEO・DVD] ヴァンパイア・ターミネーター 最後の処刑人(主演:デビッド・ノー/監督:ケル・ドレン&デビッド・アレン)

エイズの特効薬と期待される新ウィルスの極秘研究中、新ウィルスを誤って自分に注射してしまった生物学者。ウィルスの作用で脅威の快復力と優れた運動能力を手に入れた反面、吸血発作に悩まされる身となった彼は、共に研究に従事していた研究者やその黒幕に追われながら、知らされていなかったウィルスの秘密を単身探り始める。

「嫌々ながらも人体実験に手を染めていた研究者が不慮の事故を境に一転追われる立場となる冒頭」や「その研究者によるモノローグで淡々と話が進む作り」辺りにハードボイルドな雰囲気を感じ、耽美でもパンクでもない現代版吸血鬼モノかもしれない、と興味を惹かれて画面に見入った。がしかし、主人公と敵対する人物がどいつもこいつも脳味噌筋肉系の馬鹿どもだったり、アクションシーンが銃撃・カーチェイス・剣撃と幅だけ広げておきながらどれもショボかったり、黒幕が(略)だったりで、やっぱりタイトル通りのB級ホラーだったなーと思った。このシナリオを「アクションのしょぼい低予算映画」では観るのでなく「アクションの上手な漫画」で読んだなら、「結構面白かったー」という感想だったかも知れない。

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