正月用に買ったは良いが、結局あまり食べなくて余っている餅。おかずがない時に備えて買ったは良いが、結局食べる機会がなくて残っている納豆。この2つを素直にひきあわせ、まとめて一緒に片付けようというコンセプトの料理である。
餅を網で焼きながら、大根を半分ほどすりおろす。頭から使うか尻尾から使うか少し悩み、尻尾からにしてみた。大根の尻尾の方は筋張っているので、おろすのに相応の力と時間を要する。すぐに手が痛くなるのを我慢してすり続け、我慢が限界に達して叫び出したくなる頃合いにようやく必要な量が確保できる。これに加える納豆は、普通の大豆よりも美味しい豆であるという触れ込みの黒豆納豆。醤油を適量加えて味を調えた中に、焼き上がった餅を浸して出来上がり。
こんがり焼けた餅に大根と納豆をたっぷりまぶし、水分を吸って柔らかくなったのを見計らって口に運ぶ。予想していたよりもずっと美味しい。……がしかし、辛い。大根の辛さはアク系の辛さ、最初はたいした事なくても食べるにつれて辛さを増す。餅1個を食べ終わる頃にはとうとう我慢できなくなり、大根おろしと納豆と餅の混合物をそのまま鍋に入れて火にかけた。辛さがとぶと共に納豆の臭味も増すが、背に腹は換えられなかった。
次回同じものを作る時には、大根は辛くない頭の方を用いるか、或いはすりおろしてから火にかけたものに納豆を加える事にしようと思う。
そのままズバリなタイトルの食エッセイ文庫本を読んで、その存在を初めて知った「トマトの味噌汁」。ありふれた食材であるトマトとありふれた料理である味噌汁、しかしその組み合わせは全くもってありふれてはいない。今までずっと興味を惹かれ続けながら、しかし躊躇いがあって実際に作りはしなかったそのメニューに、今日初めて挑戦する。
味噌汁はいつも通りの即席だしと味噌、そこに加える具はトマトの他にキャベツと玉葱。トマトと相性が良さそうなものを選んでみた。適当に切ったトマト達をだし汁の入った鍋に放り込み、キャベツと玉葱に程良く火が通るぐらい(トマトに関しては適当)まで熱し、そこに味噌を加えて完成である。
ワクワクと恐る恐るが混ざった気持ちで箸を付けたトマトの味噌汁だが、予想を遙かに越えて美味しかった。トマトの酸味が味噌とこんなに調和するとは思いもしなかった。さすがエッセイの題材、しかも本のタイトルになるだけの事はある。夏に旬のトマトを使って作ったら更に美味しいだろうと思う。確かその本で紹介されていた、「残ったトマトの味噌汁にそうめんを入れて啜る」というのも試してみたいところである。
★ 萌えアニマル画像 「びっくり白ナマコ−さぬき市沖で捕獲」
★ 「盗まれた犬、DNA鑑定が証明=ペット店侵入男を追送検−神奈川県警」
記事によれば、「窃盗被害に遭った動物を対象にDNA鑑定するのは全国でも初めて」だそうである。将来的にはペットへの埋め込みチップが普及して、DNA鑑定の必要すらなくなるのではないか、と想像。
★ 「ゾウガメとカバが離れられない仲に?」(世界びっくりニュース(1月7日付))
群れからはぐれて脱水症に苦しんでいたという1歳未満のカバが、保護された自然保護公園で120歳のゾウガメに懐いた、という話。年老いたゾウガメの方がカバの赤ん坊にどんな反応を示したのかは、残念ながら書かれていない。またこのカバの赤ん坊は、近い内に孤独なメスのカバに引き合わされる予定だそうである。
★ 「二豊路:大人気の『ヱビス貯金箱』−−日田・サッポロビール工場/大分」
大分県日田市のサッポロビール新九州工場を見学すると、限定2005個の「ヱビス貯金箱」が貰えるらしい。九州に出掛けて行って手に入れるまでの情熱はないが、手に入れられる人は羨ましい。
★ 「海外で人気の『キャラ弁』をおせちで作ってみた」(Excite Bit コネタ(1月7日付))
おせち料理の残りを使ってこしらえた、「キャラ弁」ことキャラクター弁当。伊達巻のピカチュウ・椎茸のミッキーマウス・なますのムック、どれも力作であり似具合の微妙さも微笑ましいが、おせちという具のせいもあってか子供受けは悪かったそうである。
★ 「女性が容姿に敏感な理由は、脳の仕組みのせい!――言葉の捉え方に男女差あり!」(sea of tranquility(1月6日付)より)
容姿関連で不快感を与える単語に対し、男性は言葉を認知する脳の部位が・女性は感情に結びつく脳の部位が、それぞれ反応を示した、との実験結果(サンプルが13人と少ないが)。これにより、女性が男性に比べて摂食障害に陥る確率が格段に高い理由を説明できるとの事であるが、単純に男女の認識差サンプルとしても面白い。
もしこの実験結果が正しいのであれば、女性が同性異性問わず相手の容姿をあげつらう時には、自分の快感不快感を率直に述べる一方で、男性は自分の言葉が相手に与える反応を楽しんでいるのかもしれない。……と考えるのはさすがに飛躍し過ぎだろうか。