2004-12-25 任天堂DS/ニュースいろいろ/「レオン 完全版」 [長年日記]

[雑記]任天堂DS

とりあえずスーパーマリオ64DSをプレイしているのだが、私はアクションが苦手なので専らミニゲームばかりで遊ぶのだった。タッチペンを使ってパチンコ弾いてボム兵撃ち落として地面の花を庇うゲームが超楽しい。ゲームボーイギャラリーの各種「いま」バージョンゲームに似た趣。

[動物]萌え猫画像/新潟中越地震、老猫が飼い主と2ヶ月ぶりの再開/ペンギンは飼育下では同性ペア多い/ぬいぐるみの影響で「小動物をレンジでチン」事例

萌え猫画像 クリスマスもちょいちょい(晴れのちニャンコ日和(12月25日付))

「新潟中越地震 山古志村の老いた雌猫、2カ月ぶりに保護」

老猫は14歳。無事に再開できて何より。

「ペンギンに同性ペア多い? 国内水族館などで調査」

飼育下では飼育数が少なく雌雄のバランスが偏る為に、同性ペアが生まれやすくなると考えられているそうである。ふさわしい相手がいない場合には、1人でいるよりも同性とペアを組むのが「自然」なんだろうか、もちろんふさわしい相手が適切な数存在するのがいちばん「自然」なんだろうけど。

「『レンジでチンするぬいぐるみ』が子供に与える影響」(海外ボツ!News(12月25日付))

電子レンジに入れると人肌に温もるぬいぐるみの影響で、小さな子供達が本物の小動物を電子レンジに入れてしまう例が出ているとの事。これは、元のぬいぐるみを実在の動物に似せない何か架空の生き物の姿にすればある程度解決しそうな気もしつつ、でも実在の動物をデフォルメした姿だからこそ売れるんだろうなと思うと八方塞がり。

[医療・健康]喫煙男性、飲酒量増えるほど癌発生率も増加

「<喫煙者>飲酒量増えるほどがん発生率高まる 厚労省研究班」

「煙草を吸う男性が毎日日本酒換算で3合以上飲酒をすると、時々飲酒する場合に比べ何らかの癌になる危険性が2倍以上になる」との調査結果。非喫煙者の男性の場合は酒量に応じて癌全体の発生率が高まる傾向はなく、また女性は毎日飲酒する人が少ない為にはっきりした傾向が出なかったそうである。

「アルコールの分解酵素が、たばこに含まれる発がん物質を活性化している可能性がある」と見られているようだが、非喫煙者男性の調査結果を踏まえれば、酒を控えるよりも煙草を止めるよう勧めるのが筋ではないかと思った。

[その他]「エスカレーター歩行禁止」論議/04年外国映画ベスト10&04年日本映画ベスト10&「パイレーツ〜2&3」情報&「スーパーサイズ・ミー」解毒メニュー

「<エスカレーター>地下鉄駅で歩行禁止 名古屋市議会で論議」sodiumイオンにっき(12月24日付)より)(→関連:エスカレーターのマナーエスカレーターのベルト晴れの日もある(12月25日付)より)

個人的な理想論を述べれば、エスカレーターは急いでいない人達が急いでいる人達の為に片側を開けて利用するのが望ましい。エスカレーター上を歩く行為に対して、「急いでいるなら階段使え」と言う人もいるが、流れが定まっていない階段で駆け上がり下りするよりも1列あけられたエスカレーター上を歩く方が早いのだから、その主張は受け入れがたい。身障者や年配の方・子供への配慮については、エスカレーターの構造自体が彼等に適しているようにはとても見えないので、公共機関や商業施設はエスカレーターとエレベーターを同時に設置すべきであり、彼等はエレベーターのほうを積極的かつ優先的に利用すればよろしい。

……と今まで思っていたのだが、関連リンク先内で取り上げられている(社)日本エレベータ協会の公式サイト(なんでもわかるエレベーター・エスカレーター資料館)を見て驚いた。「エスカレーターに乗る時は歩いたり走ったりしてはいけない」と知らずに「約束」させられていたとは。これからは、自分が決まりを守らない悪い人間であると重々自覚した上で、他の人に迷惑をかけないよう肩身を狭くしながらエスカレーター上を歩く事にしようと思う。

映画関連 「04年、外国映画ベスト10は?」「04年、日本映画のベスト10は?」「『パイレーツ』続編にキース・リチャーズは出ない?」「『スーパーサイズ・ミー』の“解毒メニュー”が食べられる店」(→関連:スーパーサイズ・ミー限定メニューcaminettoより)

3件目、「パイレーツ〜3」の主演がジェフリー・ラッシュになる可能性があるらしい。キャプテン・バルボッサの話になるのかな?

4件目、映画を観る人はただ観るだけで、マックのメニューばかりを食べ続けさせられる訳ではないのだから、解毒メニューも別に必要ないんじゃないかと思いつつ、でも食べ物の話には興味があるのでメモ。何だか野菜を主体とした手間のかかった料理っぽい。お値段もお高め(¥3,800)なので、私は生野菜と温野菜でいいや。

[VIDEO・DVD]レオン 完全版(主演:ジャン・レノ/監督:リュック・ベッソン)

TSUTAYA online 作品紹介

麻薬取引が原因で家族を惨殺され偶然1人だけ生き残った少女が、隣室に住む殺し屋の男に復讐の手ほどきを求め、2人は奇妙な共同生活を始めるが、しかし彼等の生活は長くは続かなかった……という話。ここだけの話(と声を潜めたフリで全世界に向けて垂れ流す)、私はジャン・レノの魅力というものが全くわからない。なのでこの「レオン」も、評判がよろしいにもかかわらず全く食指が動かなかった。しかしロリコンの友人が「ジャン・レノは気にせずに女の子だけ観てみるべき」と強く勧める為に、結局観てみる事になった。

確かに友人の勧める通り、ナタリー・ポートマン演じるマチルダの魅力がぎっしりと詰まった作品であった。DQNな家族の中で暮らす孤独、唯一愛する対象だった弟を無惨に失った哀しみと復讐、隣室のレオンに保護或いは契約を求める駆け引きの冷静さの裏に見える必死さ、レオンとの共同生活で見せる無邪気な子供らしさ、しかしホテルの支配人?に嘘を告げて平穏な生活を自らぶち壊す少女的な気紛れ……等々、どの表情もどの仕草も魅力的。衣装からして、ぺったんこな胸のラインとほっそりした足を惜しみなく出し、子供と大人の狭間に立つ少女のアンバランスな魅力が濃厚に漂っている。これは、強引に勧められて観た価値があった。

対するレオンの方はというと、こちらも意外と悪くなかった。やや頭が足りない人間に設定されているのを「ロリコン臭さを極力消す」配慮からではないかとするのは穿った見方かもしれないが、そのやや頭の足りなさによって凄腕の殺し屋が年端もいかない少女に振り回されるという筋書きに説得力を与え、またレオンのキャラクターの魅力を引き出していると感じた。牛乳は、飲みまくっても噴きまくってもどちらも頭足りてなそうに見える、上手い小道具だと思った。あとは薬中刑事のゲイリー・オールドマンも良かった。ただラリってキレてるだけなのに、何て存在感ある悪役。「『リターナー』の岸谷吾朗は彼の演技を真似している」と誰かから聞いたが、確かにそんな感じである。

ところでマチルダは比類なき完全無欠ロリータ少女だと思うが、レオンがロリコンであるかと言われればそれは違う気がする。マチルダが「自分を愛してくれて自分も愛を注げる年長者の存在」に飢えていたところにレオンが現れたのであり、マチルダの「愛している」を男女間のそれだと真に受けてはならないと思う。またレオンも確かにマチルダの存在で忘れていた感情を呼び起こされ彼女を愛するようになったには違いないのだが、その愛情は性愛はもちろん男女間のそれでもなく、言ってみればお姫様を守る騎士のようなものに見える。この辺りの解釈については、皆それぞれ己の見たいモノを勝手に見出して満足するのが良いと思うので、「私の解釈こそが正しい」と誰かにゴリ押しする気はない。

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