大食いは慣れていてもマック飯には慣れていない私に昨日のドカ食いが祟ったのか、朝から腹痛で会社に遅刻する羽目になった。遅刻して差っ引かれる分の給料は、昨日浮いた食費を上回る。損をしている。タダメシに釣られて食べた訳じゃなく、せっかく出された食物を無駄にするのが嫌だっただけだから、ストレートな悔しさは感じない。でも世の中の理不尽さは感じる。こんな気分の時に、人は「世界なんか滅んでしまえ」と呟くのだろう。
★ 萌え猫画像 グラグラタワー(とんぢる劇場(12月13日付))・フクちゃん、あらあら、駄々っ子みたいですね。(フクトラ日記 〜黒猫&トラ猫の生活日記〜(12月12日付))・ロビタン(megalomania ネコニッキ(12月10日付))
★ 萌えアニマル画像 「ペンギン行進、寄って見てね 旭山動物園で散歩」・「せっせと“マイホーム”作り 魚津水族館」(ペンギン)(以上2件、ミオン動物園(12月13日付)より)・「冬至控え、ゾウにカボチャの贈り物 天王寺動物園」(sea of tranquility(12月12日付)より)
★ 「<鶏卵暴騰>Mサイズ1パック226円 今年最高値を更新」
昨日スーパーで卵の値段を見たら、MサイズもLサイズも200円台後半であまりの高値に驚いた。もちろん買わなかった。ここしばらく外食以外で卵を食べていない。
記事によれば、14年前の1990年にも、ティラミスブームで鶏卵の需要が高まり小売価格が上がったそうである。意外に迷惑なブームだったらしい。
★ 「<会社員飲食代>1日たった855円 民間アンケート調査」
「そんな少ない食費でどうやって飲み代をやり繰りしてるの!?」と思うが、「たばこ、夜の飲酒代は除く」アンケート結果だった。
昼食代の平均が468円(女性464円)・飲み物代の平均が207円(女性165円)だそうで、昼食は大体400円前後(弁当又はサンドイッチ+ヨーグルト)・飲み物代は毎日100円(500ml缶のお茶)の私はだいたい平均相当であると言える。……と見せかけておいて、仕事帰りに喫茶店寄ったり駅売店でお菓子を買ったり、帰りに外食したり家で作ってもりもり食べたり、をする訳だが。
★ 「3色パン探しローラー作戦」(デイリーポータルZ(12月13日付))
東京フリーきっぷを用いて、「都区内のJR、東京メトロ、都営地下鉄、都電、都バス」でまわれる限りのパン屋を1日探して、収穫できた3色パンは僅か6個。定番はチョコ+クリーム+小倉だそうである。記事内に紹介されている阿佐ヶ谷と高円寺のパン屋の3色パンは、中の具に微妙なアレンジが為されていて興味を惹く。寄る事があったら店を探してみるかも。
★ 天空の晩餐会(機内食)(つかれた(12月13日付)より)
前にもこういった、機内食情報をまとめたサイトをメモしたような記憶があるのだが、過去ログ検索して見つけられなかったので、恐らくメモしていたとしても別のサイトだろう。
★ 「かぜの新常識 入浴 特に問題ない」(ちりんのblog(12月13日付)より)
「辛くて食事が取れない等の問題が生じたり、40℃を越す高熱でもない限り、熱は下げないほうが免疫機能が活動しやすい」「長風呂を避け湯冷めに注意しさえすれば、入浴しても問題はない」との事。勘違いされやすい点ではないかと思い、メモ。
しかし一般的には恐らく風邪の治癒よりも日常生活維持、仕事や家事や他者とのコミュニケーションに支障を出さない事が重視されているように思える。目先の作業効率改善の為に鎮痛薬を飲み、風邪を悪化させるさせないの心配は後回しで入浴を行い体を清潔に保つ、そんな人が大半だと想像する。
★ 「使ってはいけない、目の洗浄液」(SABLOG(12月12日付)/choiris(12月13日付)より)
「blog執筆者の妹さんが眼科医から聞いた話」として、市販されている目の洗浄液についての問題点が記されている。「眼球を保護する層を洗い流してしまう」「目の周辺のゴミが洗浄液に混ざり角膜等を傷つける恐れがある」「防腐剤がたくさん入っている」との事。
閉鎖され今は廃墟となっている広大な精神病棟が公共施設に改造される事になり、5人の男がアスベスト除去作業に取り掛かる。張り切って過密スケジュールをこなす彼等だが、病院の宿す狂気に飲み込まれるかのように、関係が軋み始めていく。
患者の生活や治療風景の痕跡を色濃く残す上に不法侵入者達の落書きも加わり、外ののどかな緑との対比もあって、打ち棄てられた雰囲気漂う廃院の光景にまず圧倒される。その完璧な舞台の上で、登場人物5人の設定がうまく絡み合い歯車が軋み出すよう、巧みに構成された脚本が演じられる。自身の病気と最近生まれた子供の事で何やら悩みを抱えているらしいボス・ベテランだが女を巡って浅からぬ因縁があるらしい2人・今回の仕事が初めてという暗所恐怖症持ちの新人・個人主義者のきらいがあるドロップアウト秀才、この5人の誰が欠けても、ストーリーが成り立たない。特にドロップアウト秀才は、運営されていた頃の病院の様子や今は行われていない精神病治療法について語り、作業を放り出して残されていた診察テープに聞き耽るのだが、これらは単なる雰囲気作りに終わらない構成要素となっている。地味だがストーリーに馴染んだ演技の俳優達、突然の音や色のどぎつさで驚かそうとせず静かに恐怖を盛り上げる演出もしっかり噛み合って、とても良く出来た作品だと感じた。強烈に訴えかけるモノがない為に後々まで印象に残る作品でないのは惜しい。
動物の体内に寄生していた吸血生物が、サーカスで働く女性ヤンカの胎内に侵入。成長に大量の血を必要とする吸血生物は、胎内からヤンカに語りかけ、時には苦痛を与えてヤンカを支配、彼女に血を調達させる。TSUTAYAのデータベースにもないぐらいにマイナーな作品だったらしく、他にこの作品を紹介した適当なデータベースも見つからないので、作品紹介ページへのリンクはなし。借りたのがTSUTAYAではないので文句は言えない。
パッケージ裏のあらすじを読んで、吸血鬼作品だと判断して借りたのだが、一般的な吸血鬼作品からは大きくかけ離れていた。ヤンカの胎内に巣くう生物は、基本的に声のみの存在で、冒頭部分とラスト前で現す姿は寄生虫状、「人間そっくりなのに血を吸う生き物」という一般的吸血鬼像からは外れる。生き物に指示されて血を集める女性ヤンカは、前半では「己の意志に反して血を得なければならない」葛藤に苛まれ、彼女の方が近代的な吸血鬼像に当て嵌まっていると言えなくもない。
「血を集めるのが目的の筈なのに、目的のブツをそんなに無駄にしまくって良いのか!?」と不安になるぐらいにスプラッタな場面が続き、後半に差しかかってヤンカが葛藤を乗り越えて以降は一層凄まじくなる。誘拐された人間が誘拐犯との間に絆を形成する「ストックホルム症候群」と呼ばれる現象?があるが、ヤンカの場合は自分を支配する生物が擬似的には自分の胎児であり、形成される絆も「ストックホルム症候群」のそれより強いのかもしれない。
そのヤンカの働きっぷりが一線を越えてしまっている時点で、唖然とさせられてしまって恐怖感や嫌悪感が麻痺するのだが、そればかりかヤンカ以外の登場人物達が皆揃いも揃って奇妙な味を醸し出しており、脱力感は増すばかり。最初に出てくるサーカスの団長らしき男こそはありふれたマッチョタイプだが、後に「辟易するような身の上話を語りまくるトラック運転手」「恋愛至上主義というより性欲至上主義っぽい髭オヤジ」「仕事を真面目にやらない救急隊員」「体育会系のマイナスイメージの体現とも言うべき獣集団」「目標を達成しようと奮闘する献血要請部隊」等と続く。そもそも問題の吸血生物自体、太古の時代から生き続け今に至ってようやく進化を始めるべくヤンカを操り大量虐殺を実行させておきながら、「完全に甦って人類を支配するのはのは何十億年後、それまでは海中で進化を続ける」とかのたまうのである。操られるヤンカも殺される連中も、そして観ているこちらも、力無く笑う以外ない。一般的な面白さじゃないけど、面白い作品だった。