2004-11-22 海鮮丼〜海産物尽くしの日々・1日目/ニュースいろいろ/「アイアン・ジャイアント」 [長年日記]

[ダメ料理]海鮮丼〜海産物尽くしの日々・1日目

両親から食材が送られてきた。貧しい娘にとってはありがたい差し入れである。しかし送られてきたブツが、例によって大量の海産物であり冷凍庫にも収まりきらないが為に、消費に追われる日々の幕が切って落とされた。

1日目の今日は前哨戦、後に体力を温存するべく手間のかからない調理で挑む。炊き立てのご飯の上に、焼きウニと塩漬けイクラと生帆立を並べた海鮮丼で勝負。焼きウニには醤油を、生帆立にはわさび醤油を、それぞれかけて頂く。焼きウニもイクラも生帆立も、それぞれを少量ずつ食べると大変美味しい代物なのだが、たっぷりの量を3つまとめて頬張ると、何が何だかわからない気持ちになってくる。そしてひたすら喉が渇く。作り置きのお茶を飲み干して、水道水を汲んだ端から飲む勢いで喉が渇く。

丼だけだとさすがに手の抜き過ぎなので、味噌汁も用意した。めかぶと豆腐の味噌汁。めかぶはパックを開けて中身をそのまま鍋に入れたが、「もしかして包丁を入れるべきだったんだろうか」と後になって思った。めかぶの香りによってか味は甘めに仕上がったが、しかし味噌汁も塩分、これまた喉の渇きに拍車をかけた事間違いない。

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/犬猫の手術、26%が鎮痛薬不使用

 萌え猫画像 誕生日プレゼント・その1(ネコぢルシ(11月19日付))&(同(11月20日付))・その2(同(11月21日付))・その3(同(11月21日付))・その4(同(11月22日付))・フクトラ、あらあら、腕枕でお休みですね。(フクトラ日記  〜黒猫&トラ猫の生活日記〜(11月21日付))・憎い奴(アポたんとチョコの日記(11月22日付))・しゃりしゃり好き(ORANGE DIARY(11月22日付))・写真撮影は事務所を通してください(Here is “EDEN”(11月22日付))

 「犬猫への鎮痛薬26%不使用 手術時、獣医師に調査」

「副作用が心配」という理由は、人間よりも遥かに体が小さいペットへの思いやりとして理解できなくはない。しかし、動物は人間と違って「悪いところを治してもらう為なんだよ」と教え諭す事ができないのだから、鎮痛薬を与えない事で苦痛と共に余計なストレスを与えたり、病院嫌いになったりといった弊害も大きい気がする。

「必要ない」という理由は、全く良くわからない。素人よりも経験のある獣医師の判断としての言葉なのか、「畜生相手に人間と同様の手術なんか勿体無い」という意味合いなのか。

[食べ物]鶏卵価格、今年最高値更新/「本物と代用品の食べ比べ11番勝負」

 「本物と代用品の食べ比べ11番勝負」(デイリーポータルZ(11月22日付))

主に「本物とコピー食品」の組み合わせを食べ比べて、どちらが本物かを当てるレポート。ライター弟氏が一緒に食べ比べにチャレンジし、ライター母氏が食べ比べの手伝いをしたり等、ネタとあいまったほのぼのした雰囲気が楽しい。

ところでコピー食品の類は、「本物と食べ比べれば味の違いはわかるけれど、単独で食べたら本物かどうか判別できない」といったものが多いのではないか、と思った。

[医療・健康]妊婦の海藻摂り過ぎで新生児に甲状腺障害の危険/腹筋ではお腹の脂肪は取れない

 「海藻取り過ぎ注意 新生児の甲状腺に影響 熊大病院グループ発表」

妊娠中の女性が海藻類を摂取し過ぎると、海藻に含まれるヨウ素が胎児の甲状腺に障害を与え、高TSH血症になる恐れがあるとの発表。「1−2ヶ月おきに採血検査しなければならない」「9割は甲状腺ホルモンを一生服用する必要がある」「服用せずに成人すると、コレステロール値や中性脂肪値が高くなり、動脈硬化につながる」「女性の場合は妊娠しにくく、流産しやすい体質になる」といった病気だそうである。なお、厚生労働省が定めるヨードの1日必要量0.15mg(昆布10g相当)。

 「腹筋をやれば、おなかはへこむ?」choiris(11月22日付)より)

腹筋には腹部の脂肪を減らす効果は期待できないそうだが、しかし腹部を引き締める効果はあるようなので、見映えを意識しての「ダイエット」には充分だろう。

[VIDEO・DVD]アイアン・ジャイアント(監督:ブラッド・バード)

TSUTAYA online 作品紹介

空から降ってきた金属製の巨大ロボットと、友人代わりのペットを探し求めていた少年。出会ってすぐに仲良くなる2人だったが、ロボットを恐るべき脅威と見なす役人に存在を悟られ、執拗につけ狙われる。

アニオタの友人に勧められて観てみた。海外アニメ特有の「デフォルメされている癖に表情が生々しい絵」を生理的に受けつけないところへ持ってきて、借りてきたのが日本語吹き替え版な為に「海外アニメ絵に日本人声」という組み合わせで消化不良を起こし、主人公のママがホームドラマな行動をする辺りで限界を感じかけた。正直、あそこで観るのをやめてしまおうかと思った。しかし「いやでもせっかくのオススメだからもう少し踏ん張ろう」と観続ける内に、作品に惹き込まれて絵柄の癖や声とのミスマッチは気にならなくなった。「口に合わないと思った食べ物も食べ続ける内に好物になる事がある」という意味で、人生我慢は大事だよなと思った。

ロボット(以下「鉄巨人」)の、「優しくて力持ちだが恐るべき破壊能力も秘めている」という設定は、大変王道的である。一方、主人公の少年の、「飛び級するぐらいに頭は良く、大人と対等に渡り合ったり出し抜いたりする知恵も回るが、根はとても子供」という設定は、鉄巨人と対にされる少年像としては王道ではない気がする。そんな彼等2人の「頭の良い兄と力自慢の弟」的な関係は大変微笑ましくて良かったし、そこに変わり者の芸術家である大人が絡んで関係が安定するのも良かった(その芸術家の声が井上和彦氏だった事に後に気付いた私は、「日本語吹き替えも悪くないじゃん」と頬を染めた)。また、鉄巨人は無骨なフォルムで滑らかに動く様が可愛らしく、彼のと或る機能が最後の伏線となりラストの色合いを大きく染め替えている点は素晴らしかった。

しかし、私はこの作品を喜んで観はしたが、感動はできなかったしカタルシスも得られなかった。それは、この作品で唯一の悪役である人物が、その行動原理に一貫性のないただの道化役として描かれている点にある。美学や行動原理を持たせられなかった悪役は、ロボット以上に都合の良い存在でしかない。その馬鹿1匹が蒔き散らした種の後始末という悲劇は、鬱積を増すばかりで浄化させるパワーはない。彼の行動原理をしっかりさせていれば物語に深みが増しただろうに、それよりも表面的な説得力を優先させたのは大変残念。

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