市販のシチューのルーに、「豆乳仕立て」を売りにしている商品がある。私には牛乳アレルギーはないのだが、豆乳のホワイトシチュー(正確にはコーン風味もついている)はさぞかし美味しいだろうと思い、安売りでもないそれをわざわざ買ってみた。豆乳仕立てのそれを使うからには、最後の仕上げに加えるのは牛乳じゃなくて豆乳であるべきだと思い、豆乳も買った。
ルーと仕上げの豆乳にこだわったからには、作り方も丁寧に作ろうと考えた。普段の私のカレー&シチューの作り方は、「鍋に水を張って具をそのまま入れてコンソメを加えて煮て、煮立ったらルーを追加して出来上がり」である。私の舌には下炒めした具もそのまま煮た具も同じにしか感じられないので、手間もかからず楽に作れるこの方法を選ぶのだが、そんな私でも時として形にこだわりたい時もある。
鍋にオリーブ油をひき、玉葱を透明になるまで炒め、次に鶏肉を表面にしっかり火が通るまで炒めた。ここまでは何となく火加減の判断がつくが、人参とじゃがいもは何処まで火を通せば良いのかわからない。とりあえず、じゃがいもの表面が透き通ったところで止めてみた。それから水を加えて煮て、アクもちゃんとすくって、シチューを割り入れる時には火も止めて、最後に豆乳を多めに加えて、シチューようやく完成。
下炒め欠かさない派の友人曰く、「下炒めをする事によって、肉は旨味を閉じ込め・じゃがいもは煮崩れしにくくなり・その他野菜は甘味や香りが引き出される」、んだそうである(うろ覚え)。確かにじゃがいもは煮崩れしなかったが、その他の違いは相変わらず良くわからなかった。その代わりに、下炒めを丁寧にするだけで、シチューは楽チン料理から結構面倒臭い料理に様変わりする事が良くわかった。まあそれでも、私はここんとこずっと楽な生き方しかしていないのだから、料理でちょっと手間がかかるぐらいはかえって私の為になるんだろう。
★ 萌え猫画像 受難の日(sugurimilk diary(11月20日付))・フクちゃん、あらあら、スパイダーマンですか。(フクトラ日記 〜黒猫&トラ猫の生活日記〜(11月19日付))・支え(おちこじんち。(11月20日付))・レイの首飾り(どんべえ帰る/アポたんとチョコの日記(11月20日付))・屋根やさんになりなさい(y’s PHOTOBLOG 〜猫のいる日常風景〜(11月20日付))
★ 萌えアニマル画像 「5歳の子供にはポニー代わり! 英国一大きな羊『グリフ』!!」(sea of tranquility(11月20日付)より)・「珍客ヌタウナギ 韓国では食材」(※人によってはグロ画像かもなので注意※/楠木坂コーヒーハウス(11月20日付)より)
★ 「サッポロビール ビール風酒類への増税に大反対 福田社長」
「売れたから増税、というのはいかがなものか」「(政府税調会長が発泡酒やビール風酒類を『まがい物のビール』『まずい』などと発言したことについて)まずいものが売れるわけがない」という台詞は、その商品を支持する購買層にとっても小気味良いが、しかし「ドラフトワン開発の狙いは新たな味の創造であって、“税逃れ”ではない」にはあまり説得力がない。
★ 「『食後無臭ニンニク』開発 郡山の食品製造業者」(→関連:食後無臭にんにく)
従来の「無臭ニンニク」ではなく「食後無臭ニンニク」であり、風味は残しつつ食後長時間残る臭いのみを消したという商品。私は逆に、ニンニクの風味が時々鼻について食べられない事がある一方、「食後のニンニク臭」はあまり気にした事がない。すさまじい臭いを撒き散らす人と接近遭遇した経験がないだけかもしれないが。
★ 「トマトラーメンめぐり」(デイリーポータルZ(11月17日付))・「おうちで作るトマトラーメン」(デイリーポータルZコネタ(11月20日付))
チェーン店ではちりめん亭が、トマトの入ったラーメンを出している。但し夏季限定。トマトの酸味が塩ラーメンにあうのはそのちりめん亭で確認済だが、醤油ラーメンにトマトの組み合わせ等も試してみたいと思った。特に三鷹のお店は狙ってみたい。
★ 「香りで女性のイライラ解消 長崎大が発見、製品化も」(→関連:メディカル・フレグランス(商品名「フェミラックス」)
マタニティーブルーと月経前緊張症を同列に扱っている点がいささか疑問だが、こういった「女性特有の不安・苛々・倦怠感・意欲低下」の症状改善には、イランイランの香りの主成分「βカリオフィレン」が最も効果があるそうである。
★ 「カシスやブルーベリーの果汁はカゼやインフルエンザを防ぐ!? 培養細胞で抗ウイルス作用を確認、“果汁入り飴”への応用を期待」(Orbium−そらのたま−(11月20日付)より)
カシス・ブルーベリーの他、クランベリー・エルダーベリー等「黒い色のベリー類」に抗ウィルス作用が確認された、との記事。
「レマイユの吸血鬼」シリーズ3作目。国王に命じられて、悪名高い「魔術侯」を迎えに隣国に赴く事になった第2王子ジェラールと、うっかりその場に居合わせた為に彼に同行する羽目になった薔薇の騎士イブ。
前半部分は、「魔術侯」の恐ろしさとやらがどうにもぴんと来ない為に、「それがどれだけ危険な任務なのやら、ジェラールの妹姫様は何をそこまで取り乱してらっしゃるのやら……」と気持ちが置いてけぼりだった。しかし後半からは、思いがけないピンチあり、明かされるジェラールの重苦しく暗い過去あり、主役2人に負けじとばかりに従者連による「無謀な正義実行ショー」あり、そして最後に「華麗な恥かかされショー」ありと、盛り沢山の見所を堪能した。
中ボスかラスボスかといった格の大きさは定かではないが、間違いなく何かの黒幕であると思しき存在が、3巻目にして出てきた。この作品は「西洋風怪奇捕物帖」として読んでも充分面白いが、せっかく主人公の1人が吸血鬼である(っぽい)からには、吸血鬼の設定&解釈部分に独自路線が出てくると一層面白いと思う。という訳で、黒幕氏の今後の暗躍(どれだけ物語を引っ掻き回して設定&解釈の深みを引き出してくれるか)、にある意味期待。
「レマイユの吸血鬼」シリーズ4作目は、短編2篇を収録。2つの物語はそれぞれ違う時期に起きた出来事が書かれており、王弟殿下ジェラールと薔薇の騎士イブの距離に違いがあるのが趣深い。