体調を崩したので、家でポケモン(金)をプレイして過ごす週末。グリーンを倒したので、ストーリー的にはあとちょっとで終わりっぽい。主力メンバーは、バクフーン・ハクリュウ・ヤドラン・ピジョット、空き枠には学習装置持たせて早急に進化させたい1匹と、じっくり懐かせて進化させたい奴1匹を入れている。
★ 「<新潟中越地震>トキ16羽も驚き負傷 ネットに衝突し」
「強い地震が起きることは想定していない」との所長のコメントに、全くその通りだよなと思った。何はともあれ、キンのように致命傷に至ったトキがいなかったのは不幸中の幸い。トキの安否が被災者に直接関与する訳じゃないけれど、精神的には影響があると思うので、嫌なニュースは少しでも少ないほうが良い。
★ 「<カメレオン>雑誌出版社が500匹プレゼント」(→関連:ご希望の方にカメレオンをプレゼント!!/Herp Lifeより)
出版社「All Living Creatures」が「野生生物が置かれている自然環境に興味をもってもらい、生物の素晴らしさを知ってもらおう」と企画したカメレオンプレゼント企画で、「身分証明書提示と引換の贈呈」「飼えなくなった場合は出版社が責任を持って引き取る」と、それなりに対策を講じているようである。しかしNGO「地球生物会議」は、「野生動物の乱消費にあたる」「動物の遺棄により生態系が破壊される」「動物をモノのように取り扱うことは不適切」等を理由に贈呈の中止を要望、また環境省野生生物課も「野生生物を無料で贈呈するのは好ましいことではない」としている。
無料でプレゼントされたカメレオンで生物の素晴らしさを知る人もいるだろうが、それを遺棄して生態系を乱したり野生動物の価値を低く見てしまう人もいるだろうから、総合的に判断すると後者の害のほうが大きい、といったところだろうか。残念な話。
★ 「台風でも落ちなかった『合格リンゴ』、全国から注文殺到−−三次/広島」(→関連:台風に耐えに耐えた合格祈願リンゴ/広島県三次市 平田観光農園より)
リンゴの品種はふじ、1箱4kg入り(12個前後)で3500円だそうである。1個あたり300円弱、縁起物と考えれば妥当な値段か。私は心情的に「台風で落とされてジュースにされるしかないリンゴ」の味方である。とか言いつつ、落果リンゴジュースを買って飲んでいる訳ではないが。近場のわかりやすい場所で売ってれば、買うのだけど。
コンパラ(ナツハゼ)はツツジ科の落葉低木で、甘酸っぱい酸味と淡い紫色が特徴のブルーベリーに似た実をつけるんだそうである。1kg約2000円だそうで、「山の黒真珠」の異名も納得。ワイン・ジャム・ソース等に加工されるとの事。
★ 「隣が喫煙車だと禁煙車でも『煙害』」(choiris(11月13日付)より)
新幹線等の禁煙車は、喫煙車に隣り合っている車両の場合、法定基準の3倍近い粉塵で汚染されている状況である、との調査結果。「喫煙車だからと言って座席で自由に喫煙をさせず、空気清浄機が完備された指定の喫煙スペースでのみ喫煙許可」とするか、或いは思い切って全車両を禁煙車にしてしまわなければ、非喫煙者の健康に配慮した体制にはならないんだろう。
★ 「高校生が選ぶ、大学に入ったら読みたい本100選」(読冊日記(11月13日付)より)
「大学になったら読みたい」の意味は、「大学生になった自分が読むにふさわしい」でもあるだろうし、「今は受験勉強その他で忙しいから時間が取れたら読みたい話題の本」でもあるだろうし、そうやって選ばれたと思しき毛色の違う本が混在していて面白い。
男も女も見境構わず誘って襲って血を啜るが、本人は自分の生き様に絶望しているらしい、そんな女吸血鬼の話。「ヘア無修正版」とあるからにはエロイんだろう、万が一話がつまらなくてもエロければそこに見所があるって事だから悪くないや、と判断して借りたのだが、エロを通り越して何か違う世界が構築されている逸品だった。
イレーナさんは吸血鬼の名に恥じない、妖艶でプロポーション抜群な黒髪美女である。その魅力を余すところなく発揮しようと意気込んでいるのか、彼女はほぼ全編に渡って全裸かそれに近い格好である。まず初登場が、乳丸出しに黒いマントを羽織っただけの仰天スタイル。腰から下は、黒いベルトに黒いビキニパンツと黒ロングブーツで、上と比べればまあ普通かな?と思いきや、よくみると黒いビキニパンツと見えたものは実は陰毛だったので、再び仰天。それ以外には、白の総レースで乳首も陰毛も透け透けなドレスを好んでまとっており、しかもその姿で白昼堂々出歩くので、「もう! もっとちゃんとした服を着なくちゃダメでしょう!?」と叱りとばしたい気持ちにさせられるのだった。
またイレーナさんは、格好だけでなく中身もエロエロである。煽情的な仕草で誘って獲物を罠にかけるのだから当然なのだが、死んだ獲物のイチモツを股ぐらにくわえこんで腰を振り続けたり、死んだ獲物の上で余韻に浸っていつまでものたうちまわったり、獲物が傍にいない時にも股を開いて腰を振っていたり、とキリがない。酷い時には、ベッドの飾りポールにも発情して、それを舐めまわすような仕草を見せる始末。「もう! 本当にしょうのない子なんだから!!」と、お尻を引っぱたいて正気に返らせたい気持ちにさせられるのだった。
そして何よりイレーナさんは、吸血鬼であらせられる以上人間の血を吸うのだが、そのお作法がたまらなくお下劣である。獲物が男でも女でも、性器から血を吸うのである。性行為からそのまま吸血になだれ込むのである。吸血鬼モノには大概淫靡な雰囲気がまとわりついていてそれが良いとは言え、吸血行為とエロスを安易に合体させてはぶち壊しであり嘆かわしい。しかも吸い終った唇には一滴の血もついていないので、私はてっきり「イレーナさんはいわゆる『吸精鬼』タイプの吸血鬼なのね」と早合点して納得していたところを、後で検死官が「動脈が食い破られて云々」と説明してがっかりであった。「もう! 食事をするかセックスをするか、どっちかにしなさい!!」と、食事のお作法を教え込みたい気分にさせられるのだった。
こんな、頭足りなそうというかズバリ白痴というかとにかくヤバげで、ダメ押しのように「言葉を発せない」設定付きなイレーナさんに、最初から最後まで唖然とさせられっぱなしで終わった。終わった後に、「あんなにヤリまくってたイレーナさんは『吸血処女』じゃない」「血が滴る描写が皆無なのに『鮮血』はあり得ない」「『エクスタシー』だけはあってる」という衝撃のオチに気付いたのだった。いやー、面白かった。