2004-11-07 日曜アニメと惰眠/ニュースいろいろ/「ギャザリング」/「タイムライン」 [長年日記]

[雑記]日曜アニメと惰眠

日曜の朝の時間をアニメ番組の放映時間で表現する(例:「プリキュアが始まる時間」)のはオタオタしくてダメ人間っぽいが、例に挙げた「プリキュアが始まる時間」をとうに越して12時近くならないと起きられないのはもっとダメ人間っぽい。マリみてとか観てた人は偉いと思う。

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/クマ駆逐に批判殺到

 萌え猫画像 久しぶりに洗ったぜ。(烏森口の女王(11月7日付))・ゴミ袋のねこ(とんぢる劇場(11月7日付))・トラジくん、あらあら、ありがた迷惑かもですよ。(フクトラ日記  〜黒猫&トラ猫の生活日記〜(11月6日付))

 「クマ全国で大暴れなのに『なぜ射殺する』と批判殺到」sea of tranquility(11月6日付)より)

クマを殺さずに安全に捕獲できる手段として素人が思い浮かべる「麻酔銃」だが、「当てにくく、当たっても眠るまで15−30分は、刺激されたクマが暴れてかえって危ない。麻酔銃を使えるのは、クマがワナや檻(おり)にかかって身動きがとれないような場合のみ」「クマ1頭を麻酔で眠らせるのに、10万円以上もかかる」「麻酔の調合や麻酔銃の扱いには獣医などの資格や専門知識が必要」との事である。

クマは保護するべき希少動物であると同時に人間よりも力強い恐ろしい生き物であり、人間は自分達がいちばんだけれど自分達以外の生物も保護したいと意気込むから、問題が複雑で解決策が見出せない。

[食べ物]原料用リンゴからカビ毒「パツリン」

 「原料用リンゴからカビ毒 強毒性の『パツリン』」

リンゴの傷んだり腐ったりした部分に付着する青カビからは、臓器等からの出血や潰瘍を引き起こす強い毒素「パツリン」ができるらしい。国産リンゴから検出されたという記事よりも、家庭に買い置きするリンゴ(時々傷んでいるものもある)にそのパツリンが含まれていないかどうか気になったが、ネットで調べてもよくわからなかった。

[医療・健康]オリーブ油の心臓病予防効果はFDAのお墨付き

 「オリーブ油の心臓病予防効果に『お墨付き』 米政府」Orbium−そらのたま−(11月7日付)より)

「総カロリーが増えない範囲内で」、1日スプーン2杯のオリーブ油を摂取する事で、オレイン酸の働きにより心臓病リスクが減らせるとの事。

[VIDEO・DVD]ギャザリング(主演:クリスティーナ・リッチ/監督:ブライアン・ギルバート)

TSUTAYA online 作品紹介

訪れた町で不慮の事故に遭い、記憶を亡くした女性。事故を起こした夫人から気遣われ、家に招き入れて手厚く保護される。この町にやってきた理由にも覚えはなく、「知り合いが住んでいるなら向こうから声をかけてくる筈」と気長に構えようとするが、予知能力がもたらす映像の断片と、徐々に群れ集まる謎の一団が、彼女を恐怖へと追いつめていく。一方その頃、彼女を招き入れた一家の主人である学者は、地下に封印されており偶然発見された古代の教会を調査していたが、彼の相棒はある恐ろしい事実に気付く。

ネタバラシをすると魅力が半減する類の作品だと思うので、印象だけで感想を書く。冒頭は、あくびが出るくらいに退屈で捻りのないホラーな展開。しかし話が進むにつれて、人と人ではないモノそれぞれによる静かで圧倒的な恐怖がひしひしと押し寄せ、謎と謎が絡み合い、最後に両方が盛り上がってどかんと落ちる。「じゃあ一体あの陳腐なオープニングはなんだったんだ」と思わずにいられない(それだけオープニングだけが浮いている)。暗めで静かな緊張感のある映像・最後にどんでん返し・根強いキリスト教観、とこの辺が「サイン」に似ており、てっきり同じ監督の作品だと思ったら違った。このどの特徴も私の好みにあっているので、私はこの映画も気に入ったのだけど、しかしキリスト教に馴染みのある人でないと絶対的な恐怖や哀しみが理解できないかもしれない。

主演のクリスティーナ・リッチは、「アダムス・ファミリー」のウェンズディだそうである。「アダムス・ファミリー」を観てないのでぴんと来たりはしないのだが、あの映画を上映していたのはついこの前だった気がしているので、「あの女の子が今やこんな色気と知性と陰ある大人の女性に!」という程度の感慨なら湧く。サラ・ミッシェル・ゲラーのような、キャーキャー叫んだり逆にキッとした顔で敵に立ち向かいそうなホラー女優も良いけれど、このクリスティーナ・リッチみたいなタイプも捨て難い。

[VIDEO・DVD]タイムライン(主演:ポール・ウォーカー/監督:リチャード・ドナー)

TSUTAYA online 作品紹介

ちょうど発掘作業真っ最中の14世紀の遺跡から、責任者である教授の眼鏡及び、“Help me”と書かれた直筆メッセージが発見された。教授の息子と発掘チームの面々は、事情を尋ねに訪れたスポンサー企業を訪れ、そこで衝撃の事実を知らされる。「長距離空間転送技術の開発中に、不完全な時空間転送装置が誕生し、教授はそれを使って極秘に中世フランスへとタイムワープしたが、現地で消息を絶ってしまった」……息子達は、スポンサー企業の指示に従い、教授を探して連れ戻す為に、600年前へのタイムワープを決行する。

明らかに娯楽映画であり、また時間旅行モノには矛盾がつきものなので、その辺深く気にしないよう予め肩の力を抜いて観た。そうしたらば、冒頭の現代から時空転送後の過去までの間ずっと頻繁に人が死にまくり、ちょうど隙を突かれた形で大変狼狽した。後で考えれば、戦争の真っ只中に飛び込んでいくとわかっているのだから、心の準備をしておくのが当然であり私は迂闊だった。で、その戦争シーンであるが、投石機で火のついた石?が景気良く投げ飛ばされたり、火矢やら夜矢やらが飛び交いまくったり、と結構な迫力。私は時代を問わず戦争モノが苦手なので歯を食いしばってみたが、この作品は戦争が主題じゃないので抵抗はないし、言ってみれば絶叫マシンに乗り込むみたいな感じである。観ている(乗っている)間の精神的苦痛はなかなかだが、全てかたがついた後の解放感で帳消し+α。

他には、考古学及び過去への移動という「歴史に思いを馳せる」的ロマンと、巨大時空間転送装置の開発やら復興という「科学技術の最先端を極める」的ロマンが、いい具合に交互に出てきて1粒で2度美味しい題材だと感じた。一方、無駄にドラマが広がって何が主題なのかさっぱりだったり、最先端技術をもって過去に移動した面々が醜態と言わないまでもボンクラぶりを晒したり、カッコ良さは不足気味だった。緊迫感を煽る為&イギリス軍を悪認定する為だけに登場するキャラ達は哀れだし、教授の息子と彼が想いを寄せる女性の恋の進展も重要な横糸かと思いきや、何がどうなったかよくわからないままいつのまにかべたべたしてるし、大量人員をタイムトラベルさせる発端となった教授にはそこまでして救うべき価値を見出せなかったし。

細かいところでは、主人公である教授の息子クリスを差し置いて、美味しいところをさらっていった形のマレク。石碑のエピソードから始まって、単独行動でも無事に済む強運・女性を口説く台詞に四苦八苦する場面、と印象的な場面が多い。また役だけでなく、演じているジェラルド・バトラーが結構かっこいい。「サラマンダー」でもクリスチャン・ベイル演じる主人公の親友役をやっていたのは比較的すぐに思い出したが、「ドラキュリア」でドラキュリアを演じていたのはさっぱりわからなかった。私は髭の人を「髭」という一点でだけ認識するから、髭を剃られると判別がつかなくなる。あと、マイケル・クライトンの原作はこの映画のシナリオよりも素晴らしい出来らしい。興味が湧いたのでメモ。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
ニセモク (2004-11-11 11:32)

私はクリスティーナ・リッチといえばスリーピーホロウのボインちゃんで入ったので、『バカっぽく見られるから』という理由で貧乳化したらしいと聞いたときはショックでした。あの安達裕実ばりのアンバランスさが良かったのですが。
アダムスファミリーも実は13年も前の映画なのですね。そりゃー子役も大きくなるわってところですね。

素光 (2004-11-12 07:26)

あ、「『バカっぽく見られたくないから』と貧乳化した若い外人女優さん」の話には覚えがあります。「その胸を私にくれ!」と思ったので(無理だけど)。もしかしたらこの日記にもメモしてたかも、と思ったんですが見つけられませんでした。
あれが彼女だったんですかー。つーか、貧乳化して今の状態って、どうなんでしょう…。

ニセモク (2004-11-12 13:26)

d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040620
こんな感じらしいです。
上のを探していた副産物でこれが↓
www.ohayo-sanspo.net/news/data/2003/2003_03_11_16_01.html
事務所にこんな説得のされ方されちゃうんですねぇ。

素光 (2004-11-14 01:56)

「モンスター」は、タイミングが合えば観に行きたいなと思っている映画です。
しかしあれで「貧乳手術後」って…。首吊って死にたくなりました。

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