私が大学にいた頃在籍していたサークルが、人材難で立ち行かなくなったのか、「今回の学祭をもって最終公演」との情報を入手した。「最後と名が付くからには顔ぐらい出そうか」と考えてはいたが、大学を辞めて以降全くと言って良いほど寄りついてもいないんだし今更いいや、と考え直して結局行かなかった。
大学時代に在籍していたサークル2つの内、もう片方は同じような理由で既に消滅済。除籍を食らい学務上の存在を抹消されている私だが、学務外に存在した証もこれで消えたようなものである。
しかし週末2日続けて家を出ないのもアレだなと思い、夕食は外に出て食べてみた。天丼てんやで秋味天丼。柔らかな煮穴子・脂ののった秋刀魚・旨味のある帆立、と豪勢な具揃いで良いのだが、野菜部門が椎茸とゴボウきりなのは少々バランスが悪く感じた。他の野菜天単品を追加すれば良いのだろうけど、そうするとかなり高くつくしなあ。
スーパーで100円特売だったカレーうどんを、もやしメインのカット野菜と豚小間切れ肉を加えて煮込んだ。個人的に野菜はたっぷりのほうが好きなので、鍋から溢れんばかりの量を入れて煮込んだ。途中でスープ(つゆ)の味を確かめたら、うどんのつゆだとは思えないぐらいの薄味になっていた。しまった、野菜から出る水の量を計算に入れてなかった。
以前にも、煮込みラーメンで同様の失敗を犯した事があった。学習しない自分を呪いつつ、事態をどのように収拾すべきか考案。「どうせ私は汁飲まないし、それにこれはうどんなんだし、煮込み時間を長くすれば良いんじゃね?」と思ってその通りにしたら、結果的には丸く収まった。ラーメンだったらのびてしまって大変だったろうが、うどんは多少長く煮込んだところで問題にもならない。うどんって素敵だ。うどんのような人と人生を添い遂げたい。
★ 「<新潟中越地震>どうする被災地ペット 動物救済本部を設置」
ペットのトラブルを避けようとしてエコノミー症候群を起こし命を落とした被災者の記事は既出だが、他にも「ペットが被災者の心のケアに役立つが、ペット嫌いの被災者にも配慮しなければならないジレンマ」「ペット自身が被災のストレスに晒されている事実」等が報告されている。
★ 「メイドのカレーはチャンピオン」(デイリーポータルZコネタ(10月31日付))
秋葉原のガチャポン会館6Fにあるメイド喫茶で供されるカレーは、石川県の有名な老舗カレー店の一店舗だそうである。メイド喫茶といっても、写真で見る限りは媚び媚びなメイド服ではなくクラシカルな感じで、オタっぽい雰囲気はあまり感じられない。
★ 盛岡ゆべし学会(デイリーポータルZ(10月31日付)より)
地方の土産菓子として食べる機会のある「ゆべし」は、食べる度に味も形も違うので「随分と地方差或いはメーカー差の大きな食べ物だな」と思っていたが、そのゆべしを岩手県盛岡市 を中心に調査研究するサイトがこちらだそうである。しかも盛岡には、そのゆべしと「似たような食べ物」として見なされているらしい、「きりせんしょ」なる食べ物もあるんだそうである。母親の田舎が近場なので今度電話する機会があったらその辺尋ねてみたいところだが、「変なものに興味を持ってる」と警戒されそうなのでやはり駄目か。
★ 「赤ワイン、肺がん防止に効果ありと スペイン」(sea of tranquility(10月30日付)より)
タンニンに活性酸素を取り除く等の酸化防止作用が、ポリフェノールの一種であるレスベラトロルに癌細胞の成長抑制作用が、それぞれあるとの事。
★ 「牛の脂で、コレステロールを下げる!」(Orbium−そらのたま−(10月31日付)より)
牛の脂に含まれるステアリン酸に、コレステロールを下げる働きがあるとの事。
★ 「恐竜絶滅の原因に新説 いん石衝突で黒焦げに?」(つかれた(10月31日付)より)
「隕石落下により地球上に高温の蒸気が立ち上り地表の生物が死滅、その後チリが地球全体を覆って太陽光線を遮り海中プランクトンとその他水中の生物が死滅」というのが、新たな学説の概要だそうである。
★ 女と男の辞典(inside out(10月31日付)より)
恋愛に関する様々なアンケートに参加したり、過去の結果を閲覧したりできるサイトらしい。個人である故に偏らざるを得ない管理人の恋愛観か、或いは過去の諺及び書物及びデータの寄せ集めに過ぎない恋愛サイトより、こういった生の意見及びその分布具合が見られるサイトのほうが、実戦には役立つのではないか、と思った。しかしこういうのに頼りきっていては一線を越えられないだろう、とも思った。
このテストは身近にいる、犬への理解の深さを通して、貴方の中に潜む***バランスを暴きます。もしかしたら、あなたは既に侵されているかも知れません。
choiris(10月30日付)より。****部分のネタバレにならないように、極力配慮して結果を引用してみた。
あなたの****度は71でした!
このテストは身近にいる、犬への理解の深さを通して、貴方の”(略)”の鑑定でした!(略)
犬を飼っているあなた・・・
あなたに飼われた犬も幸せだと思いますし、あなたも犬を飼うことで多くの喜びを得ている事でしょう。人と犬のとてもいい関係がそこにあると思います。前のテストについての解説を読んで更に、幸せな関係を強化してください。新しい発見もあると思います。
そんなあなたのベストパートナーは
ムツゴロウさん・ジャングル大帝レオ
ふさわしいペットはやはり人間最大の友、犬でしょう。特に名犬ラッシーのような大型犬などいいかもしれません。ペットと言うより、友の関係です。
犬も良いけど猫も飼いたい。猫2匹+犬1匹、が理想のペット(もちろんそれ以上いても嬉しい)。
身を投じていた派閥抗争が祟って突然の退職に追い込まれ、失意に打ちひしがれて酒浸りの日々を送る中で今度はオヤジ狩りにあったサラリーマン。生活を支える共働きの妻には「専業主夫になって欲しい」と切り出されて狼狽続きの彼が、職探しに奔走しつつ見様見真似で家事の真似事もこなす間に、今まで単なる寝場所と認識していた自分のマンション内で渦巻く中傷や悪意を知るが、その見えない矛先はやがて彼等夫婦へと向けられる。
裏表紙の作品あらすじ及び上に私が書いた程度の、起承転結で言えば起承に当たる部分には大変引き込まれて読んだ。派閥抗争にしろオヤジ狩りにしろ専業主婦にしろ、自分に体験がないので新鮮なネタであると同時に、縁遠い世界の話でもないので興味を惹かれるネタである(「起」)。そこからきな臭さを匂わせつつ、案の定という形で事件に巻き込まれさせる辺りも面白かった(「承」)。
しかし事件の概容そして全貌が見えてくる(「転」)と、そのスケールの小ささと筋の通らなさが、前半部分と釣り合っていないように見えて少々落胆した。またオチの付け方(「結」)には、「言っている事はもっともだが、所詮綺麗事ではないか」という感想を抱いた。自分の面倒は自分自身で見られるようになり、またそれを通して様々な人の立場を知るようになれば、それは確かに素晴らしい事である。だが、世間の大半の物事が分業制なのは単に効率追求の為でなくて、一通りこなすって事ができない人間が数多く存在すると皆熟知しているからではないだろうか。それに甘えてよりかかってしまえば堕落だろうが、尻を叩けば問題が解決するというものでもない。
作品以外の点では、解説を書いているのが斉藤由貴で、その文章が普通に面白い事に驚愕した。文筆業界隈以外の人間に依頼する解説には、「著者や作品所属ジャンルの蘊蓄」ではなく、「そういった界隈ではないけれども解説文を依頼されるに値する著名人の、個人的な逸話や感想と絡めた作品紹介」が求められているのだと思う。そして斉藤由貴の解説は、そこを綺麗にクリアしている。ぶっちゃけ地元ではあまり良い評判を聞かない元アイドル女優さんだが、この解説により私個人の評価はかなり上方修正された。オタって単純で素敵ですね(自画自賛)。