先日母親の実家に赴いた折、私用の土産にレトルトパックのフカヒレ姿煮を手渡された。「名産でもないのに何故唐突にフカヒレ???」と面食らう私に、「前に送ってやったフカヒレスープが美味しかったと言っていたから」、と母親。「特定のフカヒレスープが美味しかった」を、「フカヒレ単体が好物」と、ずれて解釈されてしまったようである。しかも、そのフカヒレ姿煮を商品として取り扱っている知人に、「うちの娘はフカヒレが好きで」と話してわざわざ手に入れたそうである。
壮年熟年老年の人間或いは裕福な家庭の娘ならおかしくはないが、30歳手前でどちらかと言えば貧しげな生活を送る女が「好物はフカヒレ!」では変だろう。私はその母親の知人に「頭の足りない娘」だと思われたのではないか、不安に駆られるが今更どうしようもなく、ありがたく受け取って帰るのみだった。
そういう経緯で手に入れたフカヒレ姿煮である。食べ慣れていないもので、どうやって食べたら良いのかわからない。仕方なく、安易な発想と安易な調理法を選択、丼にしてみた。ご飯を丼に盛り、胡麻油で炒めて塩故障で味付けしたチンゲン菜を敷き、その上に温めたフカヒレ姿煮を惜しげもなくどばどばのせた(余っても使い道に困るので)。
で、食べた訳だけれど、「フカヒレはスープとかにちょろっと入っているぐらいがちょうど良いかなー」と思った。美味しいは美味しいし、繊維っぽくかつとろみがある独特の食感も面白いと思うのだけど、そこから先に私の貧乏舌には理解できない世界が広がっている感じというか。フカヒレだけだとおかずにならない気がしてつけあわせにした崎陽軒のきのこシウマイは、フカヒレの余韻で味が掻き消されて美味しさが良くわからなかった。フカヒレは別にこれっきりでも良いけど、こっちは近々買い直してまた食べるか。
結論:親の心子知らず
★ 萌え猫画像 迷い猫(猫のいた暮らし(10月25日付))・抗うつ剤を飲むもずく(今日の犬様 今日の猫姫(10月26日付))
★ 「バカ犬だってやる時はやる!」(海外ボツ!News(10月26日付))
日頃は命令に従わない駄犬なシェパードの雑種が、飼い主と相棒犬が崖下に転落したピンチに本領を発揮、飼い主が落下の衝撃で何処かに落とした携帯を探し出し、救援を呼ぶ手助けをしたとの事。「それってつまり、普段も頭が悪いんじゃなくて単に言う事を聞きたがらなかっただけだな、しかしそれも広義では馬鹿と呼ばれるな」と思いつつ、飼い主と首を抱かれた飼い犬どちらも嬉しそうな写真にほのぼのした。
レタスをサラダ用にカットする際に出る外側の葉やしんで作られたという焼酎、「萵苣(ちしゃ)」。焼酎は定番の蕎麦・麦・芋・米の他、黒糖やカボチャ等も原料にされたりと何でもありな感じだが、レタスはさすがに全国初だそうである。
★ 「毒が消える理由が謎のままの『ふぐの珍味』」(Excite Bit コネタ(10月26日付))(→関連:ふぐのぬか・粕漬け あら与)
1年間塩漬けにされた後糠漬けにされるという工程により、ふぐの卵巣も猛毒テトロドキシンが抜けて美味しく食べられるそうだが、何故解毒されるのかは未だ科学的に解明されていないとの事。
★ 「巨大タチウオ、スーパーの鮮魚売り場で販売」(楠木坂コーヒーハウス(10月26日付)より)
★ スギヒラタケ関連 「<急性脳症>山形、宮城、石川県で新たに5人発症」・「スギヒラタケ、HPで説明 林野庁が注意呼び掛け」(→関連:スギヒラタケについて&スギヒラタケの写真・特徴・キノコ関連機関連絡先/林野庁HPより)
★ 「元教授を厳重注意へ 科学的でないと癌治療学会」(→関連:近畿大学腫瘍免疫等研究所)
健康食品や医薬品を組み合わせた独自の治療法を実施している元近畿大教授が、「科学的に不十分な評価」「日本癌治療学会が治療を高く評価していると誤解を与えた」等として、厳重注意を受けたとの記事。この記事では教授の名前は伏せられているが、ネットで検索したところによれば「新免疫療法」を提唱している「八木田旭邦」氏のようである。以前にも、この人又は「新免疫療法」を調べたような気がするが、過去ログから見つけ出せなかったので気のせいかもしれない。問題となっているのが元教授個人なのか「新免疫療法」なのかもよくわからない。
★ 炭水化物大好きダイエット(デイリーポータルZ(10月26日付)より)
低炭水化物ダイエットの逆を行く、「炭水化物ばかり摂取して痩せるダイエット」かと思ったが、そうではなくて「白インゲン豆抽出物で炭水化物の吸収を阻害して好きなだけ炭水化物を摂取できるダイエット」らしい。脂肪分を包み込んで吸収させずに排出させてしまうダイエット食品(ダイエット薬?)は効果がないとされたが、こちらは大丈夫なんだろうか。炭水化物好きとしては興味をひかれるところ。
★ ネット関連 「開始まもない『Googleニュース日本版』の恩恵を受けた日経新聞と朝日」・「goo、ニュースやblogの最新情報をナビゲートする第3世代の検索サービスを実験」(→関連:gooラボ)
1件目、Googleニュースは他ポータルの転載型ニュース記事とは違ってリンク提示型だから、各新聞社サイトにしてみれば一見記事見出し&記事の一部分を無断転載されたようでいて、実際には利用者の多くをダイレクトに送り込んでくれる効果を持つのだろう。Googleニュースが他ポータルのニュースよりも各新聞社サイトにとって利益をもたらすという事になれば、個人ニュースサイトが記事タイトルを無断借用してリンクを張る行為に対し、各新聞社サイトはかつて一部が見せたような拒絶反応を示さないようになってくれるかもしれない。
2件目、ディレクトリー型検索を第1世代、ロボット型検索を第2世代と位置付け、第3世代としてナビゲーション型検索の実現を目指すプロジェクトだそうである。……と言われてもぴんと来ないので、gooラボを覗いてみたが私の頭ではやっぱりよくわからなかった。blog新規開拓に役立ちそうなブログ検索高度化実験、専用ソフトのインストールが不要らしいウェブページパーソナライズ高度化実験、イメージ的にはblogmapを連想する最新話題提示実験、が興味を惹くのでとりあえずここにメモっておく。
「セカチュー如き流行りモノに飛びついた程度で、本を読んでるつもりになられても困るんだよねえ」(表紙にも挿絵にも萌え絵満載なラノベを読み耽りながら)。