2004-10-18 ヒラメの一夜干し/ニュースいろいろ/「CODE46」 [長年日記]

[ダメ料理]ヒラメの一夜干し

1人暮らしを始めてそろそろ5年を過ぎるか過ぎないかという今日この頃であるが、1人暮らしを始めて以来、今日初めて魚を焼いて食べた。快挙快挙。

魚は別に嫌いじゃないのだけど、肉と比較したら肉のほうが好きだし、魚は焼くとベタベタした煙と脂が出て後始末がメンドくさいし、どうしても魚を食べたい時は焼いたり煮たりしないで出来合いの刺身を食べるし……という感じで、今日まで来てしまった。

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/保健所から実験用に譲渡される犬猫激減/クマに都会のドングリを/8本足のイカ

萌え猫画像 萌え猫画像(sodiumイオンにっき(10月18日付))・たまにはお洒落(しじみ日記(10月18日付))・籠の中のちーさん。(猫って・・・(10月17日付))・コンニチハ(おちこじんち。(10月18日付))

「実験用譲渡の犬猫が激減 734匹、ピークは10万超」(→関連:地球生物会議 ALIVE

関連リンク先が全国の104自治体に実施したアンケートの結果だが、関連リンク先にはまだ個別記事が載っていない様子。保健所に収容された動物が実験用に譲渡される例が激減したのは良い事だと思うが、動物実験の数が同じように激減しているのではない限り、実験用動物は他のルートで研究機関に運び込まれているだけに過ぎず、だからこの記事だけではあまり喜ばしい記事とは言えないのだろう。

「クマに都会のドングリを…自然保護団体が呼びかけ」sea of tranquility(10月17日付)より)(→関連:日本熊森協会

しかし大反響で保管場所がいっぱいになったそうで、この日記をアップした日現在では、ドングリ募集はいったん停止しているとの事。

「イカなのに8本足 静岡・大瀬崎に深海から珍客」sea of tranquility(10月17日付)より)

生まれた直後には10本足だが、成長するとなぜか2本が消えて8本足になる「ヤツデイカ」だそうである。

[食べ物]かわらでかわら煎餅/立ち食いステーキ

「かわらで煎餅を焼きながら」(デイリーポータルZ(10月18日付))

河原で瓦煎餅とついでに醤油煎餅を焼く、記者(20代女性)とその父。まるで2人が焼き上げた煎餅のような、素朴で味のある会話も良い感じ。

「『立ち食い』でステーキを」(デイリーポータルZコネタ(10月18日付))

上野にある立ち食いステーキ店。100g前後(500円台)〜200g前後(1000円台)の肉を、自分の好みの火加減に自分で焼いて食べるスタイルだそうである。考えてみればステーキはただの分厚い焼肉な訳で、こういったスタイルで気軽に食べるのも悪くないんじゃないかという気がした。

[医療・健康]SARS関連/脂肪内酵素除去で「痩せの大食い」体質に?/魚をたくさん食べると自殺しにくくなる?/チタン配合ネックレス/NARLスリムソニック

「【中国】広東:SARS、ハクビシンを感染モデルに指定」

「ハクビシンがSARS病原菌の『発生源』とは、まだ認定できないが、少なくとも主要感染源であることは確か」という辺りで落ち着いたようである。

「なれる?『やせの大食い』 脂肪内酵素作用…糖尿病治療に期待」

特殊なホルモンを用いて脂肪組織内酵素「PTEN」を持たないマウスを作成したところ、通常のマウスより食事量が多いのに体重も脂肪組織も少なく、詳しくは「脂肪組織のエネルギーを燃やすミトコンドリアが多い」「血糖値を低下させるインスリンが利きやすい」「熱消費が多い」等の特徴が見られた、との実験結果。しかしこのPTENには癌抑制作用もあるらしく、安易になくすと発癌に繋がる恐れもあるようである。

「魚よく食べる人、自殺しにくい?=リスク8分の1−日中共同研究」

魚の油に含まれる脂肪酸エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)、それぞれの赤血球中濃度を自殺未遂入院患者と事故入院患者とで比較したところ、自殺未遂者の濃度が低かった、との調査結果。EPAとDHAがどのように作用して自殺を食い止めるのか、そこまで推測してくれないと説得力が薄い。

「チタン配合ネックレスなど愛用の米スポーツ選手急増=ファイテン〔BW〕」(→関連:ファイテン

独自技術により水溶化したチタンを繊維に浸透させ、特殊樹脂加工して造ったというネックレス・リストバンド等が、米スポーツ選手の間で人気急増だそうである。真偽及び効果の程は不明だが、面白げなのでメモ。

「ついに登場!! 最先端ダイエット『NARLスリムソニック』」見たこと聞いたこと(10月18日付)より)

痩せたい部分に微弱超音波を当てると、ノルアドレナリンが放出されて死亡を分解する、というダイエット器具だそうである。これまた真偽及び効果の程は不明だが、面白げなのでメモ。

[映画]CODE46(主演:サマンサ・モートン/監督:マイケル・ウィンターボトム)

公式サイト

  1. 子作りの前に遺伝子検査を義務づける。遺伝子が100%、50%、25%同一の場合の受胎は許されない。
  2. 計画外の妊娠は胎児を検査すること。100%、50%、25%同一の場合は即中絶すること。
  3. 両親が遺伝子の同一性を知らない場合、CODE46違反を避けるべく医療介入する。
  4. 同一性を知りながらの妊娠は、CODE46に違反する重大な犯罪行為である。

服用している“共感ウィルス”によって、相手の話す内容から相手の考えを読み取る能力を持つ調査官ウィリアムは、偽造許可証の捜査の為上海へ派遣される。参考人達との面接で、偽造許可証を作成している人物がマリアという女性であると見抜くウィリアムだが、彼は虚偽の報告をあげマリアに接近。すぐさま恋に堕ちた2人に、“CODE46”が立ち塞がる。

データ量の都合で、昨日観た映画の感想を今日付に持ってきた。“CODE46”の設定に「ロボット3原則」やら「冷たい方程式」やら思い浮かべ、「SF小説は小難しい単語ばかりで理解できなくてもSF映画なら映像だからまだ理解可能かも!」と喜び勇んで観に行った映画。しかしこれは世間的にはオサレ恋愛映画と認知されていたらしく、観客はそういった映画を観にきました的カップルばかりであり、私は場違いだったので幾分しょんぼり。物語は、“CODE46”をガジェットに、切なくやるせない恋愛物語をうまくまとめてあり、恋愛部分に深い感動を覚えなかったが物語としての出来にとても感心したので、ずっとしょんぼりしていた訳でもなかった。

趣味と呼んでも良いぐらいに無邪気な信念で犯罪行為を行う若い女性と、彼女への恋に引きずられて中途半端に職務を逸脱する中年男性。「ショーシャンクの空に」ではあれほど知的で我慢強い立派な男性に見えたティム・ロビンスが、この映画では姑息で脇が甘い手段を弄するばかりのダメ男。条件反射的に自分との性行為を忌避する女性と敢えて性交渉を持つ方法として「相手をベッドに縛り付ける」だけの知恵があるなら、性交前に避妊をすれば良いじゃない! しかしこの世界は近未来なので、「石油資源枯渇か何かで材料がない」だとか「発癌性なり環境ホルモン作用が確認された」だとかいった理由により、恐らく全ての避妊具が存在しないんだろう(という事にしてみた)。妄想ついでに、「“CODE46”なる法律が頑として存在し厳守されている根本には、大多数の人間は無意識であれば近親相姦に走りがちな傾向でもあるのかしらん」とか考えたのもメモしておく。

まあそれはおいといて、対する相手のサマンサ・モートンは大変魅力的であった。ポスターの静止画像で見れば大した事はないのだけど、フィルムの中で動いている彼女は素晴らしかった。言動も表情も程良く無邪気、ちなみに属性はベリーショート・童顔・巨乳。そのせっかくの、タンクトップ姿で横向きに寝そべった時など谷間がくっきりと見えるほどの巨乳は、残念ながらベッドシーンでは一切晒さない。その代わりに、(ウィリアムに見立てた)カメラに向かって言葉を発したり切なそうな顔を見せたりと、露骨ではないエロエロで大変素敵だった。この女優は、「マイノリティ・レポート」の、プルコギじゃなかったプリコグ役を演じていた人だそうだけど、あれは人だけど人ではない存在としてしか見られなかったので、どうも印象が重ならない。

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