2004-09-18 キムチもやし焼きそば/ニュースいろいろ [長年日記]

[ダメ料理]キムチもやし焼きそば

以前勤め先の飲み会で、男性から「素光さんの得意料理は何ですか?」と尋ねられた事がある。私のプライベートをある程度知っている人であれば、私に得意料理を尋ねる等といった愚は犯さないのだが、勤め先程度の浅いつきあい内でこういった定番的な質問が繰り出される事態は避けられない。「ないです」と即答するのも場の空気を壊すと思い、ある程度考えて出した答えが「焼きそば?」だったのだが、語尾疑問形に込められた逃げも汲まれる事なく「焼きそばは料理じゃないですね」と否定されて終わった。

そんな焼きそばであるが、久々に食べたくなったので作る事に決めたまでは良いものの、毎回馬鹿正直に「豚肉+カット野菜orもやし+添付のソースor塩」といった調理をするのに飽きて、何か冒険をしてみたくなった。例えばキムチ味にしてみたらどうだろう、ピリ辛でひと味違って美味しそうである。ただ、普通のソースや塩焼きそばにキムチはあわなそうであり、かと言って代わりに何で味付けしたらキムチと馴染みが良いのかが、料理音痴の私には具体的に思い浮かばない。Google検索を活用して他の人のレシピを参照してみた結果、ソースの代わりに焼肉のたれを使うらしいとの知識を得た。

焼肉のたれは使いかけがあるので、残りの材料(焼きそば+豚肉薄切り+野菜+キムチ)を買いに出かけた。野菜はカット野菜のキャベツにするか、それとももやしにするかで悩んでいたが、判断を保留して先に寄ったキムチ売場にて、「キムチもやし」なる商品があるのを発見。キムチ味のつけられた大豆もやしであるらしく、つまりは野菜とキムチの両方を兼ねている訳で今日の調理に大変ふさわしい。すごーい、こういうのを「天の配剤」って言うんだっけ?(多分違う)

家に帰ってから、まずは肉をフライパンにて胡麻油で炒め塩胡椒をし、それからキムチもやし・麺の順で投入し調理した。肉を炒める時及び麺を炒める時に、キムチもやしのキムチ液をかけて味を馴染ませようと努力してみた。そのキムチ液は、キムチもやしをパックから出す際に、うっかり勢い良く噴出させてしまって流し及びレンジ周辺が赤辛い液体でびちゃびちゃになるといったアクシデントも発生したが、些細な事故なのであまり気にしない事にする。後は得た知識通りに焼肉のたれで味をつけて完成。

出来上がった代物は、思いつきで作ったにしては普通に食べられた。キムチもやしと焼肉のたれ(ちなみに辛口)の辛味が、焼きそばの麺にあっていて悪くない。食べ進める内に辛過ぎに感じるようになったら、マヨネーズをかけて味を調整すると良い感じ。不満を挙げるとすれば、キムチと焼肉のたれだけに頼った味付けがインスタント的な単調さを感じさせる点だが、これはもっと他の香辛料を入れたりすると解決するのだろう。何が良いんだろう、ニンニクだろうかコチジャンだろうか。

[動物]萌え猫画像/愛知万博、マンモス全身展示断念/長寿レッサーパンダにお祝いのケーキ/飼い主とペットの健康管理「アニードッグ」&「アニーキャット」

萌え猫画像 ハンガー(とんぢる劇場(9月18日付))・フクちゃん、あらあら、ストレッチングですか。(フクトラ日記  〜黒猫&トラ猫の生活日記〜(9月17日付))

「お祝いのケーキに大喜び 長寿のレッサーパンダにプレゼント−−池田動物園/岡山」(→関連:「長寿のレッサーパンダ 敬老の日のお祝い」池田ZOOより)

特製ケーキは、「配合飼料をリンゴジュースでふやかしたものを型に貼り付け、鳥ミンチ・リンゴ・グレープフルーツ・ムシサツマイモ・ムシニンジンをペースト状にしたものを塗り、最後にリンゴスライスを飾った」というもの。老齢の為かせっかくのご馳走にしばらく気付かなかった、というのも微笑ましいエピソード。

アニードッグアニーキャット

先日、「犬と散歩した歩数をサイトに入力、ゲーム感覚で散歩の記録と犬及び飼い主の健康管理ができるシステム『アニードッグ』」のニュース記事をメモ、「記事と公式サイトを見てみたがどんな製品なのかよくわからなかった」というコメントを書いた。そうしたら、制作元の会社の人が製品情報の載ったURLをメールで連絡して下さった。飼い主及びペット(3匹まで)の健康管理ができるシステムで、仮想散歩以外にも、ペットの餌や糞尿の回数・尿がグラフで管理されたり、仮想の獣医師からアドバイスが為されたり等するらしい。他にも日記で他ユーザと交流ができたり、躾について学べたりもするようである(詳細ページに跳べなかったので詳細はよくわからないけれど)。面白い。

[食べ物]立川病院のカレーピラフは美味しいらしい/背丈4.6mのミニトマト/外来魚なれずし/工芸菓子 和菓子&洋菓子/餃子の新しい具を考える/米国の「昆虫混入許容量」規準/めんメニューレシピ

「不謹慎を許して、美味『病院カレー』」(デイリーポータルZコネタ(9月18日付))

「東京災害医療センター 立川病院」の最上階9Fにある喫茶店「カフェ・デュ・ルポ」のカレーピラフは美味しいらしい。ナポリタンも美味しいらしい。しかし立川病院には立川相互病院立川総合病院(共済立川病院)の2つが同じ町内にあるようで、判別がややこしいのだった。この内のどっちかにはMRI検査の為に通った事があるのだけど、どっちだったかなあ。記事で書かれているのは、Google検索によれば、どうやら「立川総合病院(共済立川病院)」のほうらしいのだけど。

「駒ケ根に背丈4・6mのミニトマト」楠木坂コーヒーハウス(9月18日付)より)

栄養が木の成長に全部持っていかれて、肝心のミニトマトが味も育ちもすかすかになっていそうな……。

「お菓子の芸術 工芸菓子の数々 和菓子篇」デイリーポータルZ(9月18日付)より)(→関連:お菓子なんでも情報館より)

和菓子で日本芸術を表現。「和菓子篇」となっているからには「洋菓子篇」もあるのかな、と思ってディレクトリを遡ってみたら、ちゃんとあったのでそれもメモ。和菓子では「山水花鳥風月」がテーマなのに対して、洋菓子では特定のテーマが規定されていないそうである。

「餃子の新しい具を考える」(デイリーポータルZ(9月18日付))

変わり餃子の可能性を探るレポート。餃子屋台でさえかつて「バナナ餃子」なる珍メニューを提供していたぐらいだから、断じておふざけではない試みかと。自炊で定番メニューをこしらえるのが個人的に苦痛な私には、追随していきたいと思わせる魅力があった。

「アメリカでは昆虫混入許容量がある?」(知識の泉 Haru’s トリビア(9月18日付))

アメリカでは食品の種類に応じて個々に「昆虫混入許容量」が定められており、その範囲内であれば昆虫が混入していても訴えを起こす事はできない、との事。「昆虫の混入を完全に防ぐ為に殺虫剤を多用するのが賢明ではない」事にも、「発展途上国で餓死者が出ている時代に昆虫混入如きで全製品の回収・廃棄は馬鹿馬鹿しい」事にも、どちらにも同意するけれど、訴えないからせめて返品か交換はしてくれ……と思わせるような具体例が挙がっている。「昆虫の破片」は具体的イメージが浮かばないので保留しておくとして、「缶詰のトマト:果実を加害するミバエの卵5個とウジ1匹、ウジだけなら2匹まで」って。生の野菜や果実についている昆虫は洗い流せば済ませられるけど、缶詰のトマトは一緒に煮込まれている訳だから正直勘弁して欲しい。

「おふくろの味から新作料理まで めんメニューレシピ」デイリーポータルZ(9月18日付)より)

目下興味があるところのダイエットめんレシピより、「ごはんですよ!!でおそばですよ」は手軽かつ美味しそうで良いな、と思った。

[医療・健康]合法ドラッグのツケ一例

「合法ドラッグやって、とんでもないツケが… 」(夕刊フジBLOG(9月18日付)/choiris(9月18日付)より)

仕事のストレスを解消する手段に合法ドラッグを選び、ネット通販で入手したそれがもたらす「信じられないような幸福感」「自分は何でもできるような気持ち」「色鮮やかで視覚的にも楽しむことができる幻覚」に耽溺していた会社員が、常用している内に「信じられないほど記憶力が落ち」、病院で検査を受けたところ「まるでアルツハイマーにかかった人のように脳の萎縮が始まっている」と告げられてしまった……という話。

この話を紹介する事で、「合法」という部分に根拠のない安心感を得てしまいがちなの合法ドラッグの恐ろしさを世に広めるのは良いとして、「どんな薬にも未知なる副作用というリスクがあり、体に優しいドラッグなど存在しない」という教訓はズレてるんじゃなかろうか。合法ドラッグは正確には「脱法ドラッグ」、単に現段階で法の規制から逃れている代物である(らしい)。たとえ世に出た後から副作用例が報告されていても、世に出す前にきちんと検査(臨床実験?)が行われている医療機関や薬局で手に入る医薬品をもそれらと一緒くたにするのは、医薬品全般に対する過剰な恐怖心を煽りかねず、それもまた危険な話に思える。もちろん信頼しきるべきという話でもなく。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]
CRESCENT (2004-09-21 09:56)

焼きそばですけど、お醤油味にして適量のお酢をかけて食べると油が飛んで美味しいです。ソース味のコテッとした感じはなくなりますけど私は好きです。既にご存知でしたらごめんなさい。

素光 (2004-09-22 08:46)

料理音痴故、知っている知識&レシピは皆無に等しいので、あれこれ教えて頂けるのはとても助かります。ありがとうございます。
お醤油味は、どんな料理でも味の調え方がわからなくてどうもうまくいかないんですよね…。逆にこの際に、それこそネットで調味料の配分等調べて挑戦してみる事にして、お酢は調理後にかけて食べるんですか? それとも調理中に加えるんですか?

CRESCENT (2004-09-22 10:48)

私の場合は適当にお醤油で味付けしているだけなので、お醤油の量はいつも「気分」です。お酢は調理後に食べるときにお好みで。ちょっとずつ試しながらが良いかも。焼きうどんもソース味よりお醤油味の方が好きです。こちらはお酢ではなくて、七味(あるいは一味)唐辛子をたっぷりかけて。

素光 (2004-09-23 19:11)

お醤油メインの味付けって、炒め物の類では今まで上手くできた試しがないんですよね…でもお酢の力も借りるという事で、近い内に試してみます。
焼きうどんは私も醤油味(+唐辛子)のほうが好きです。ソース味焼きうどんの付属ソースは、ちょっと甘ったるめですね。

優秀ミノー (2004-09-23 21:04)

あまり焼きそばは好んで食べるほうではなんだけど、無性に食べたくなったので昼にスーパーの一角の軽食コーナーで食べた。出先で食べるとうまいと思う。

素光 (2004-09-24 12:52)

お祭りや縁日で屋台が並んでいるのを見ると、「お好み焼と焼きそばだけはおさえておこう」という欲求に何故か駆られます。

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