2004-08-11 クア・アイナ/ニュースいろいろ/「こんな男を見つけなさい」 [長年日記]

[雑記]クア・アイナ

アボガドバーガー(1/3LB)以前自アン+で「大変美味しいハンバーガー店」としてオススメされていたこのクア・アイナ。他のメジャーなハンバーガーチェーン店と比べて店舗数が激しく少ないのがネックなのだが、幸い仕事帰りに寄れない事もない場所に店舗があるのを確認、早速(でもないけど)行ってきた。

美味しさとボリュームが売りであるらしいだけあり、値段もハンバーガーとは思えない価格設定である。アボガドバーガーの1/3LBというのを注文してみたが、これだけで1,030円もする。ボリューム満点のハンバーガーをドリンクなしで食べるのは辛いので、ドリンクも注文して1,500円弱。私の食生活で言えば、「ちょっと奮発した夕食」の金額である。

注文してから10分強待たされて、運ばれてきたハンバーガーは、下のバンズ&肉&タマネギ&アボガド部分と、上のバンズ&マヨネーズ&レタス&トマトの2層に分割されていた。これを上下組み合わせて食べると通常の形になるが、顎の弱い私が顎を外しかねない厚さになるのでそれは諦めて、上下交互に別々に食べる事にする。また、お好みでテーブル上のトマトケチャップやマスタードをかける形式であるらしいが、半分でも相当なボリュームのそれに調味料をかけると絶対にこぼしそうなので、何もかけずにそのまま頂く事にする。

仕事が終わった時間帯の空腹に、移動時間と店での待たされ時間を上乗せした大変な空腹状態は絶好の調味料。勢い良くかぶりついて咀嚼。……美味しい。肉はジューシーだしタマネギは火が通っているのか甘味が出ているし、とろけるアボガドは肉にマッチしているし、レタスもトマトも新鮮。高い値段に見合うだけの代物であり、私が今まで食べたハンバーガーの中で最高の部類に入る事は間違いない。しかし……これだけの美味しい物を(しかもコストに見合っている物を)食べているというのに、何故私の心には満たされない思いが満ちているのか。黙々と食べ進む内に、その不明瞭な気分が徐々に言語化してきた。このハンバーガーは「やり過ぎ」である、と。

他の何かに例えて表すならば。

  • ジェットコースターに乗ったら、ブラックホールに突っ込んでホワイトホールから出てきた
  • ハワイアンセンターに行こうとバスに乗ったら、本物のハワイに連れて行かれた
  • 生徒会長に立候補した筈なのに、選挙に勝った末に就いたのは内閣総理大臣
  • 会社の健康診断を受けに行ったら、待ち構えていたのがブラックジャック
  • 性感マッサージに行ったら、叶姉妹が全裸でローション風呂に浸かってお出迎え
  • 「プリキュア」を観ようとTVを点けたら、作中でなぎさもほのかもふたなり

……等々。いやでもしかし、これを普通に「上等な美味しさ」と受け入れて食べる人も、決して少なくはないと想像できる。できればそういう人達にこのハンバーガーを紹介して、「別に普通に美味しかったよ?」と言ってもらえると、私の肩の荷が下りる感じである。

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/行方不明の猫が2年ぶりに戻る

萌え猫画像 キレイになったよ(ネコと映画と私(8月11日付))・解体(ネコぢルシ(8月11日付))・KITTENBREAK.COMかーずSP(8月11日付)より)

「行方不明だった猫 2年ぶりに戻る」sea of tranquility(8月10日付)より)

記事タイトルから「2年ぶりに元の住処へ自力で帰ってきた」のかと思っていたらそうではなく、「2年前から消息を絶っていたが、州内で発見されマイクロチップで身元が判明し飼い主のところへ戻された」との事だった。どちらにせよ、猫が過ごした2年間の中身が気になる。

[食べ物]冬季限定アルコール飲料「ホッとなお酒」/流しうどん/パパイヤに除草剤被害/栃木のヤキソバ/文明堂お薦めカステラレシピ

「<プレスリリース>サッポロビール、冬季限定アルコール飲料『ホッとなお酒』3品種」(→関連:冬季限定「サッポロ ホッとなお酒」新発売サッポロビールより)

お湯で割って飲むフルーツリキュールで、味はレモネード・焼きりんご・梅酒の3種類。今メモっても、肝心の冬までに忘れてしまいそうだけど。

「まんのう公園で『流しうどん』イベント」(→関連:国営讃岐まんのう公園

半分に割った竹を繋ぎ合わせた筒に、そうめんの代わりに玉うどんを流すイベント。「うどんが長さ約80mの竹筒を流れる間に完食できるか」を競う早食いゲームもあったらしい。

「パパイアに除草剤?  農家困惑『収穫できない』」

記事を読む限りでは、被害に遭った農家は困惑の域を通り越して激怒しているようである。「食物に劇薬をまいたことは大きな罪だ」という言葉には完全同意。

「おとなの夏休み〜栃木ヤキソバ旅情編」(デイリーポータルZ(8月11日付))

栃木県栃木市のヤキソバには、ジャガイモが入っているらしい。記事には直接関係ないが、いろんな地方にある、特別有名だったり特別美味しくなくて良いから「ちょっと変わったもの」「ちょっと美味しいもの」を、暇を見つけて食べ歩くような生活をしたいなーと思った。

文明堂オンラインショップ お薦めカステラレシピデイリーポータルZ(8月11日付)より)

カステラアレンジのデザート等。どれも美味しそうだが、随分な手間がかかっている上に、1本2,100円もする特撰五三カステラを使用しており、どう見ても一般家庭向けではない。

[医療・健康]日赤、プログラムミスで献血不適者の血液出荷/日本人男性、痩せ型は癌発生率高

「日赤、献血不適者の血液出荷=2本が輸血、感染を調査−プログラムミス」

献血時の問診で、体調・病歴・海外渡航歴等に不適当な回答があった場合、その後一定期間献血を受け付けないようにする為に問診内容をコンピューターに登録しているとの事だが、そのコンピューターにプログラムミスがあり、過去1年間の不特定多数の異性や同性との性的接触・エイズ検査での陽性・覚せい剤などの注射歴について不適当な回答(「はい」)をした人の献血を受け入れてしまった、との記事。

「やせた男性、がんに注意 厚労省研究班調査で判明」

日本人男性でBMIが21未満の人は、癌発生率が高いとの調査結果。女性にはそうした傾向は見られなかったそうなので、生命や生殖機能や日常生活に支障の出ない範囲内で好きなだけ痩せたら良いと思う、と他人事を装ってみる。

[その他]「誰も知らない」の元となった事件&京極夏彦作品「姑獲鳥の夏」製作発表&ハリウッド芸者映画「さゆり」に渡辺謙出演&ハルウララをスパイダーマンが応援

映画関連 「その行く末は『誰も知らない』」(江草乗の言いたい放題(8月11日付))・「京極堂がスクリーンに!『姑獲鳥の夏』製作発表」「話題の芸者映画『さゆり』に渡辺謙が出演!」「ハルウララをスパイダーマンが応援!『勝つことだけが、愛なのか。』」

1件目、出演者の柳楽優弥がカンヌ映画祭で史上最年少の主演男優賞を受賞した事で有名な「誰も知らない」の、元ネタとなった事件の概要紹介。私はつい最近まで原作至上主義であり、原作から逸脱するようなアレンジを快く思っていなかった。しかしまあいろいろあって、「明らかに元ネタの知名度に寄りかかるような志の低い作品」以外であれば、それはそれとして味わおうという姿勢に変わりつつある。事件から16年が経過した今、陰惨極まりない事件から「残された子供達の絆の物語」を創るに至った監督の意図を深く知りたいな、と思った。今からそれらしき映画雑誌でも探してみようか。

[占い・診断]『こんな男を見つけなさい』

あなたの持っている性格によって、ピッタリの男性のタイプも大きく違います。このページはあなたの性格を診断し、あなたにピッタリあった男性のタイプをお教えします。

choiris(8月11日付)より。男性は、『こんな女を見つけなさい』 をチェックの事。

あなたの得点は68です!

■あなたにピッタリの男性はこんな人です■
あなたは、人に悪く思われたくないと思っている八方美人タイプの人ですネ。頼まれるとイヤといえないところがあり、あとで苦労することもあるのでは。でも、本当は気持ちのやさしい面倒見の良い人です。そんなあなたには、無口でおとなしい男性で、いざとなると積極的になれるタイプの人がピッタリ。頼りがいのある年上の人なら、なお良いでしょう。

私にあてはまるかどうかはおいといて、「人に悪く思われたくないと思っている八方美人タイプ」と「本当は気持ちのやさしい面倒見の良い人」を逆説で繋ぐのはどうかと思うが、それもさておいて、「頼りがいのある年上の人」は好みだけど「無口でおとなしい男性」はちとつまらないなあと思った。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]
(2004-08-16 21:48)

「アボガド」じゃなくて「アボカド」ですねー

素光 (2004-08-17 01:31)

本当ですか!? 今までずっと「アボガド」だと思ってました。

Google検索結果:アボガド 約56,100件
Google検索結果:アボカド 約55,300件
このように、ネット上では僅差ながら「アボガド」派が主流な訳ですが…

アボカド an avocado.
<http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A5%A2%A5%DC%A5%AB%A5%C9&kind=ej&mode=0&je.x=42&je.y=12>
「EXCEED和英辞典」によれば間違いなく「アボカド」であるようですね。

大変勉強になりました。ありがとうございました。

ニセモク (2004-08-17 10:16)

「誰も知らない」の元の事件については+ M O N S T E R S +(http://www8.ocn.ne.jp/~moonston/index.htm)のMURDER IN THE FAMILY内『巣鴨子供置き去り事件』が詳しいです。私はこっちの方を先に知ってたんで言われるまで元ネタがこれだなんて思いもしませんでした(結構酷い事件なんで)。

素光 (2004-08-17 18:07)

情報ありがとうございます。
映画「誰も知らない」のほうは、「愛に生きる奔放な母親と、母に悪意なき故に団結して必死に生き抜かなければならない子供達」の物語といった雰囲気ですよね(まだ観てないから正確なところはわかりませんが)。
でも元の事件のほうは、「男に騙され、子供を育てるが、後に放棄してふらふらする母親」「母親に言いくるめられ、兄弟の面倒を見るが、後に悪友に唆されてふらふらする長男」の相似形がやたらと哀しく陰惨で、雰囲気には共通するものを感じないので、「元の事件だよ」と誰かに言ってもらえないと気付けない感じです。

ニセモク (2004-08-17 19:33)

そうですね。私もテレビで「88年に実際起きた出来事で〜」という紹介を見るまで全く結びつけられませんでした。
例のコンクリ映画関係と同じレベルで不謹慎とは思いませんが、仮にも二人死人が出てる陰惨な事件ですし。
当の少年本人も生きてれば30歳のいい大人になっているはずですが、どういう気持ちでこの映画の評価を受け止めてるんでしょうかね。ちと気になります。

素光 (2004-08-18 12:54)

例のコンクリ映画も、ちゃんと作り込まれた作品として世に出れば、叩かれなかったんでしょうかね。それとも単に時間の経過が事件の生々しさを薄れさせただけなんでしょうかね。
自アンで箱でも作って尋ねてみようかしら、と思いましたが、私が箱作だとバレそうなので思い止まりました。

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