2004-05-26 ニュースいろいろ/あなたは孤独を楽しめる?/「ジャンプ」 [長年日記]

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/ヤンバルクイナ非常事態宣言/「陸のカメ・川のカメ」展/猫は蛇の真似をしている

萌え猫画像 メイクオーバー(猫のいた暮らし(5月25日付))・雀に夢中(猫って・・・(5月26日付))・3段飾り汚れそうお風呂後?(以上3点、かーずSP(5月26日付)より)

猫の「シャー!」はヘビのマネ(憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記(5月26日付))

猫が怒った時に摩擦音を立てながら息を吐く理由・尻尾をくねくねと動かす理由・眠る時に丸くなる理由が、それぞれ「蛇に似せて見せかける為」だとの話。前にも書いた、タニス・リーの小説に出てきた「猫は蛇に肉付けしてできた」というエピソードを思い出した。

[医療・健康]鳥インフルエンザ関連/健康食品の表示緩和素案/「健康食品で癌治癒」書籍に誇大広告との指導/家計図で癌予測/着床前診断無断実施医師が学会提訴/ドーピングの今

「『健康食品』の表示緩和へ 厚労省が素案」

「効能を同省に届け認可を受けた『特定保健用食品』」「ビタミンなど表示が認められた特定栄養分を含有する『栄養機能食品』」はそのままで、それ以外に「ある程度科学的根拠が存在し、『根拠は必ずしも確立されていない』と明示した『条件付き特定保健用食品』(仮)」の枠が用意されるとの素案。現行の保険機能食品制度の審査基準が厳しい為に、曖昧な表示の健康食品が増加し健康被害が相次いだ為に対策が検討されていたと記事にはあるが、基準の緩い枠が設けられる事で現状がどう改善するのかどうもよくわからない。

「誇大広告と出版社を初指導 『がん治った』本の記載で」

誇大広告だと指導されたという事だが、健康食品の摂取と癌治癒の関連性が証明できないからなのか、それとも癌治癒自体がデマなのかが気になる。しかし健康食品名や書籍タイトルを調べるほどには気になっていない。

「家系図で『がん』予測 来月、専門の外来開設−−霞ケ浦医療センター/茨城」

父母からいとこまでの癌発症歴をわかる範囲で記入した「家系図」を元に、「癌にかかった人が3人以上いる」「若くして癌にかかった人がいる」「1人で何度も癌にかかった人がいる」の3点を基準にして、癌発症の確率や種類を診断するという、霞ケ浦医療センターの「家族性腫瘍相談外来」。診察は6月からで予約の受付は既に始まっているそうだが、健康保険適用外で診察費が1万500円もかかるのは大きい気がする。ものが癌である事を考えたらたいした出費ではないのかもしれないが。

[その他]八つ葉のクローバー/「ゴジラ FINAL WARS」

[占い・診断]あなたは孤独を楽しめる?

誰かに気を使うより一人のほうが楽しい!という自己完結タイプから、寂しがりやな孤独恐怖症タイプまで、あなたの孤独度を診断。普段強がってはいても、深層心理の結果はもしかすると・・・?

sea of tranquility(5月25日付)より。

嫌いな相手でもひとりよりマシ!? 孤独恐怖症タイプ

極端に孤独に弱いあなたは、ひとりでいることの耐性が低い人。誰かとつながっていたい欲求が強く、ひとりだと自分を見失ってしまいそうなくらい。気がつくと誰かに電話をしたり、会いに行ったり…。孤独を楽しむなんてとんでもないって感じ。そんなわけでいつもあなたのそばには誰かがいるはず。そう、あなたは恋人や友達といることで、ホッと息がつけるタイプだったのです。

だいたいあってる。が、嫌いな人と一緒にいるならさすがに1人を選ぶと思う。

[映画]ジャンプ(主演:原田泰造/監督:竹下昌男)

公式サイト

何かの映画で観た予告編で、ミステリまたはサスペンスなのかと思って、あと原田泰造が結構好き(ネプチューンはそれほど好きじゃない)なので観に行ってみた。しかし恋愛映画の要素もまた強かった為か、単館上映の割にはカップルがたくさん観に来ていてびっくりした。カップルの単体は別にどうでも良いが、カップルの集団は苦手かもしれない。女の集団よりはまだ怖くないけれど。

出張を翌日に控え初めて恋人の家に泊まった夜、彼の好物である林檎をコンビニまで買いに出かけたきり突然姿を消してしまった恋人の行方を、主人公の青年は必死で探し続ける。優柔不断さと真面目さと時折見せる照れが好印象な主人公を取り巻く、恋人と同僚女性の女2人ともの質の違う自己中心ぶりが観終わった後に嫌な澱を残す映画だった。ネタバレになるので詳しくは書けないが、「優しく細やかだけれどあるところで見切りをつけて引き下がれる」主人公の性格で結果的に丸くおさまってるから良いようなものの、自分の為だけに男1人の人生を左右しかねない行動を平気で起こせるその図々しさには全く共感できない。単に私が全力投球できるモノを持たない僻みなのかもしれない。あとついでに、「芸術方面の人達は皆しがらみや義理なんて綺麗さっぱり無視できるクールを通り越して冷酷な人種」という偏見を心の中に育てかねない映画でもあった。これも単に私が才能ナシの凡人な僻みなのかもしれない。

観賞後感は置いといて、ストーリーとしては、恋人の行方を追う内に謎が少しずつ明らかになる様が興味深くなかなか面白かった。しかし、乏しい手がかりから恋人の足を運んだ先が簡単に見つかったり、最後のオチが早急な展開だったりと、ご都合主義な展開が何箇所かあって気になった。小説を映画化する際に原作には存在した説明をはしょってしまったのかな、と好意的に解釈してみる。あと、林檎の役割や冒頭で主人公の恋人が漏らす「追いかけてくれる人がいるのは幸せ」という台詞がもっと生きる展開だったら良かったのに、と少々勿体なく思った。これも原作はうまくこなれていたんだろうか。原作は同題の「ジャンプ」(佐藤正午/光文社文庫)、文庫であればハードカバーが苦手な私にも問題なく手が出せるので、忘れない内に捜して読んでおきたい。

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