勤め先の課内で、仕出し弁当を希望人数分まとめて業者数社に注文・代金の受け渡しといった雑務を担当している私。今日その内の１社から、「配達が１２時までに間に合わず１０分程度遅れてしまうのでご容赦下さい」との連絡があった。１０分程度だったらお昼休みにさほど響かないだろうし、それよりも下手に急いで事故でも起こされたりしたら辛いなあと思い、「気をつけていらして下さい」と返答するつもりが、うっかり言葉を省略して「気をつけて下さい」と言ってしまった。気遣いが一転して咎めの言葉になり、受話器からは「申し訳ございません」という硬い声。今更だけど日本語は難しい。
★ 萌えアニマル画像 雨続きだからサー（Ｅｌｖｉｓの日記（５月１０日付））・眠いの……（映画三昧／柴犬だぁ！（５月１０日付））・「きょうから愛鳥週間／ケリが子育て白河／絶滅危ぐ１類」
たかがペットではなく医療ミスは医療ミスであるとして、損害賠償支払いが命じられた裁判。……がしかし、自分のペットを食事療法では不十分なほどの糖尿病に至らしめるのは、視点を変えれば一種の動物虐待にあたるのではないかと思ったり。病気が重くなるまで進行させてしまった飼い主側の自責の念か何かが、医療ミスした病院側に無意識にでも転嫁されていたとしてもおかしくはない。むしろ私ならきっとそうなる（そうする）。
★ 「飲み残し放置で破裂の可能性＝ペットボトル飲料で注意呼び掛け−国民生活センター」（→関連：飲み残し清涼飲料容器の破裂による事故！ 〜ペットボトルによる事故が増加〜／国民生活センターより）
飲み残しのまま高温の場所に置かれたペットボトル飲料は、混入した微生物が飲料内の糖分を分解する過程で二酸化炭素を生成、それがボトルの内圧を上げて破裂事故に繋がる危険性があるとの事。目に見える破裂よりも、目に見えない食中毒のほうが不安。
★ 「相馬のおいしい魚／売り出せ“新鮮力”／海洋深層水パック登場／７〜１２日長持ち／１５日から全国発送」
消費者直送の鮮魚パック商品の鮮度保持に海洋深層水を使う事で、鮮度が落ちるスピードを遅らせ普通の海水よりも７−１２日ほど長く鮮度を保つ手法。ところで、何でもかんでもに海洋深層水を使っていたりしたら、海洋深層水が枯渇しちゃったりはしないんだろうか。
煙草の健康注意表示のように、缶や瓶に「妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります」という文面を表示するようになるとの事。またビールだけではなく、チューハイや洋酒等にも順次表示を拡大していくとの事。
遺伝病排除や男女産み分けの為ではなく、先に生まれた兄姉達を難病から救う手助けとなる為に、着床前遺伝子診断の選別を受けた上で生まれてきた子供。実際、遺伝病の子供を抱えた夫婦達は、費用のかかる体外受精を受けずに自然妊娠で子供を作り、出生前のテストを受けて胎内の子供が先に生まれた子供の治療の助けとなるかどうかを調べ、適合性がないと診断された場合は中絶を選択する、と記事にはある。
★ ネット関連 「数多くのオンラインソフトを公開した作者が著作権法違反ほう助の疑いで逮捕」・「職場での個人的ネット利用、スパイウェア被害などの原因に」・「今度はポルノ画像をエサに−−スパマー対フリーメールサービスの『イタチごっこ』」
１件目、逮捕者はファイル違法交換の温床として名高い？ソフト「Ｗｉｎｎｙ」の作者だそうである。Ｗｉｎｎｙは使った事がないのでよくわからないのだけど、後々自分が知らないところで困った事になったりするかもしれない気がするので、重要そうな部分をメモしてみる。「ファイル共有ソフトの開発は合法だが、開発目的が著作権侵害であった為逮捕に至った」「Ｗｉｎｎｙが有罪になった場合、ピア・ツー・ピア技術を用いた匿名性の高いファイル共有ソフトの規制以外に、ピア・ツー・ピア技術を利用したソフト全体のイメージ低下やピア・ツー・ピア技術の開発自体が規制される懸念がある」……だそうである。
２件目、スパイウェアとは何者なのかが未だによくわからない。記事には「スパイウェアはありとあらゆる『無料』アプリケーションにバンドルされてくる」とあるのだけど、具体的にはどういう行為に伴ってスパイウェアがダウンロードされてしまうものなのかもよくわからない。きっと私のＰＣはスパイウェアだらけなのに違いない。チェック方法もわからない。
３件目、ウェブメールサービス提供各社は、スパマーがウェブメールアカウントを自動的に開設するのを阻止する為に、「人間は簡単に解読できるがコンピュータは解読できない歪んだ文字列の画像」を表示してその文字列の入力を要求する、等のセキュリティ保護機能を採用している。それに対し、スパマー側は「無料のポルノサイトを開設、そこを訪問しサイト内へのアクセスを希望するユーザーに、前述の画像を掲示し文字列を入力させてアクセスを許可する」という流れで、保護機能を迂回する手口を身につけ始めているとの事。
ＳＦ的で実現には数十年単位の長い時間を要する研究に援助を行うのが、ＮＡＳＡ先端構想研究所（ＮＩＡＣ）だそうである。気候制御・宇宙エレベーターの他、「形が変わる宇宙服」「反物質推進の宇宙探査機でアルファケンタウリを目指す」「無人宇宙船の大部隊を使って地球に接近する小惑星を破壊」「惑星間の高速輸送」「可動部のない航空機」「流星の軌跡に生じるイオン粒子に電波を反射させて行なう遠距離無線通信」等の研究に対して援助が行われているとの事。メモってはみたが何の事やらさっぱり。
子供の頃から人とうまく接する事ができず、母親から与えられた手作り人形スージーだけが友達だった内気なメイが、素敵な手をした男アダム・動物病院の同僚で綺麗な首のレズビアンのポリーらと関係をもったものの結局はうまくいかず、「友達ができないなら造ればいい」という思いつきを支えに孤独の淵から這い上がろうとする様を描いた作品。
一般的なホラー作品では、「友達ができないなら造ればいい」の場面までを起承転結の承とし、その後「友達が造反する」だの「メイと友達が社会から追われる」だのいった適当なエピソードを転として締めに持っていくところだろう。しかしこの「ＭＡＹ」は「友達ができないなら造ればいい」場面が転であり、そこに至るまでの間に、「メイが如何に変わった娘で如何に内気で如何に人付き合いが下手で如何に孤独と絶望に苛まれているか」を観ていて痛々しいくらい克明に説明してみせる。その重心の取り方によって、例えて言うなら「キャリー」の原作（映画は観た事ないので知らない）のように、主人公の心情が真に迫ったせつない作品に仕上がっている。逆にスプラッタを期待して観に来た人には物足りないかもしれないが、エグイ場面はずっと目を瞑って音だけで状況判断をした私にはちょうど良いバランスの作品だった。
自分自身が平均的な人々からどれだけ逸脱した変わり者であるかを深く自覚し、その事により常日頃から孤独を感じており、時には「変わっているところが好み」と言われたりして「この人こそ私を孤独から救ってくれる人」と思うも束の間「やっぱり変すぎてダメ気持ち悪い」と去って行かれ元よりも深い孤独に陥る、そんな感じの体験が欠片でもある人なら、主人公メイには共感できると同時に彼女の逸脱しっぷりに胸を痛めるのではないかと思う。メイの描写は腹が立つくらい見事だった。他に、ポリーの天真爛漫な多情ぶりが、森奈津子の作品に出てくるレズビアンそのままなので何となく感心した。
ここからは余談。メイがアダムに声をかけられたりポリーに言い寄られたりするのは、言うまでもなく美人（牧瀬理穂似）だからである。またこの作品が映画として成り立つのは、メイが人形集め＆裁縫＆手術好きな、つまり猟奇的面を含むもファンタジックな素材となり得る趣味をもったオタ女子だからである。もしメイが不細工な女子であった場合は、恋愛感情を向けてくれる異性もないままスージーだけを友として、ある意味では平穏な一生を終える事だろう。またもしメイがオタ女子ではなくオタ男子であるなら、メイの作る「友達」は「お気に入りフィギュアを分解して好みのパーツを組み合わせて造った歪な美少女（萌えパーツてんこもり）」だったり「お気に入り等身大ポスターを切り抜いて（以下略）」だったりで、仕上げに●●の●●●（ネタバレに辿り着きそうなので伏せ）をくっつけて「ふたなり美少女完成おめ」で、誰にも被害や迷惑が及ばずにハッピーエンドを迎えるだろう。
スパイウェア対策については「http://enchanting.cside.com/security/spyware.html」をどうぞ。溜め込んでいると気持ちいいぐらいに見つかりますよ。(^_^)
教えて下さってありがとうございます。早速インストールして試してみました。削除できるだけじゃなく、問題が起きた場合にはリカバリーもできるのが便利ですね。