2004-04-22 あわびの卵とじ丼/ニュースいろいろ/「花と蛇」 [長年日記]

[ダメ料理]あわびの卵とじ丼

年末辺りに親から送ってもらったものの、調理がメンドくさくて冷凍庫内に放置しっぱなしだったあわびを、友人にそっくり提供して調理してもらった(初っ端の身を殻から外すところだけ、私が拙い手付きで実践してみせた)。

あわびを、生のモノをそのまま切って刺身で食べるか、冷凍のモノを解凍してフライパンでバター焼きにして食べるかしかした事のない私には、「煮る」という調理の発想自体がなかったのだけど、煮たあわびは刺身や焼いて食べるのと違って随分と柔らかくてびっくりした。

出来上がった品は全然ダメな出来映えではなかったのだけど、自分の食材を自分で調理しない私のダメさを理由に「ダメ料理」にカテゴライズ。

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/世界初の哺乳類単為発生、マウスで成功

萌え猫画像 仰ぐ(SUGAR POT(4月22日付))・並んでカメラ目線並んで眠る足あげて眠る(以上3点、かーずSP(4月22日付)より)

「<単為発生>卵子だけでマウス誕生 東農大、ほ乳類で世界初」

遺伝子操作で「染色体が精子に近い刷り込み状態になる雌」を作り、この雌の卵母細胞の核を精子代わりに別のマウスの成熟卵子に移植して胚を作成、胚を子宮に移して妊娠に成功したマウスが28匹で、その内健康な状態で産まれたのが2匹という事。よくわからないままメモ書きしておく。研究にあたった教授いわく、「哺乳類の発生メカニズムの解明が研究目的であり、ヒトへの応用は考えていない」との事である。

[食べ物]粟懐石/ちょうちん形ペットボトル飲料/松坂農業公園「ベルファーム」/プロバイオティック細菌で家畜も人もヘルシー

「新名物『粟懐石』が完成/やないづ振興公社」

「くり」じゃなくて「あわ」。メニュー等詳細を知りたいところだが、調べられなかったのでとりあえず記事タイトルだけでもメモしておく。

「生物工学:乳酸菌で鶏もヘルシー」

乳酸菌等のプロバイオティック細菌を飼料や水に混ぜて鶏等の家畜に与える事で、家畜の健康を保ち、それを接触する人間にも病原体感染の危険を減らし、抗生物質の投与量を減らす事にも繋がる、と良い事づくめ。

[医療・健康]似た名前の漢方薬に注意/泥の中での競技で細菌感染

「医学:泥んこフットボールで細菌感染 」

泥の中で行うフットボールやレスリングに参加した人々が、泥の中で繁殖していた細菌により傷口に膿疱ができてしまった、との報告。泥の中で比較的安全にスポーツを行う為には、怪我の原因となるものを競技場から取り除く・水はイベントの直前にまいて泥を作る・試合後に温かいシャワーと消毒薬を与える、等の注意が必要だそうである。そこまでして泥の中で競技したい気持ちがよくわからないけど。

[その他]外来タンポポと在来タンポポの雑種急増

「タンポポの雑種急増、在来種危機・外来種侵食で調査へ」(→関連:タンポポ調査・近畿2005(社)大阪自然環境保全協会より)

従来、花粉を介して種を作る在来種タンポポと単体で結実する外来種タンポポは交配しないと考えられてきたが、近年の研究により外来種の花粉で「雑種」が誕生している事が判明、在来種から外来種への交代だけでなく在来種そのものに「汚染」が生じているという事実。花の下のガクの反り返りの有無を見て、「これは反り返ってないから在来種タンポポ」と思われていたタンポポも、東京都内の調査区域では僅か3%のみが純粋の在来種だったそうである。

[映画]花と蛇(主演:杉本彩/監督:石井隆)

公式サイト(※18禁※)

先日観た「カルメン」がR−18指定の割には全然いやらしさを感じない映画だったので、「R−18指定の映画って別にいやらしくないんだね」とすっかり安心して観に行ってみた、団鬼六原作の映画。気を緩めて観に行ったのに、ストレートにえっちだったり倒錯的にいやらしかったりしたので、カウンターパンチを食らった気分。

世界的なダンサーの社長夫人が、暴力団からの卑劣な脅迫に屈した夫に売られ、SMショーを愉しむ秘密クラブで次々と演目をこなさせられる。この手の話に複雑な筋を求めるのは恐らく筋違いなので、話がシンプル(「金と権力があれば人はどんなワガママも実現できるが寄る年波には勝てない」「美人や美人の妻を持った夫は何処でどんな災難に巻き込まれるかわからない」)なのは問題ではないだろう。が、「ストレートにえっちな場面」と「倒錯的にいやらしい場面」が混在していて、観終わっても結局何が主題なのかよくわからないままだった。SMが主題なら、レイプショー(未遂)から「花魁道中ショー」や「緋縮緬博徒ショー」と展開していく流れもわかるのだけど、「かどわかされる前夜の社長夫人と夫との愛の交歓」や「ショーの後で秘密会員達が社長夫人と交わる場面」の挿入及び終盤の「黒幕自身が舞台に上がるシーン」には、妙なチグハグさを感じた。とは言ってみても、SMの素晴らしさが私に理解できる訳もなく、「綺麗な肉体の女性が縛り上げられている姿は美しい」とは思ったものの、時代劇じみた扮装でのショーは美しさ以前に滑稽に見えてしまってダメだった。

滑稽と言えば、コロシアムの司会というか狂言まわし役?の男性が、珍妙な服装と大袈裟な言い回しで逆に場の陰惨さを引き立てているのだけど、セーラームーンの服装をしていた時には「杉本彩=クインベリル」が頭に浮かんでギャグとしか受け取れなかった。そもそも、杉本彩の社交ダンス場面自体、ウリナリだったかの社交ダンス部を思い出してこれまたおかしい気分になってしまう。杉本彩はよく演じていたし体の線も素晴らしく綺麗かつエロティックで素敵だったが、他ジャンルやバラエティへの露出が少ない女優を使ったほうが作品の雰囲気が壊れない分良かったのではないかと思ってしまった。

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