2004-03-20 元町→中華街→馬車道→関内→川崎/シーフードカレー・2/ニュースいろいろ/「GOTHIKA」 [長年日記]

[買い物][食べ歩き] 元町→中華街→馬車道→関内→川崎

田舎で暮らす母親から電話にて急な依頼を受け、横浜市街へ買い物に出かける。

まずはみなとみらい(MM)線に乗り、元町・中華街駅へ向かう。私個人的には、元町や中華街はJR石川町駅やJR関内駅から充分に徒歩で出かけられる範囲であり、東急東横線は従来の桜木町終点のままでいてくれたほうが便利だったのだけど、かといって出来上がった路線を利用しないほどにMM線を毛嫌いしているという訳でもない。出来立てのぴかぴか加減や、案内係が多数立っているものものしさ、そして横浜市営地下鉄並に高い運賃に気後れはしてしまうけれど。

元町・中華街駅に到着後、目的地の中華街をひとまず置いて、元町を散策。横浜生まれの横浜育ちであり、元町近くの学校に6年間通っていた私だが、中高生の時分は比較的真面目だったのと御洒落から縁遠い生活をしていた為に元町にはほとんど通う事がなく、せいぜい関内駅周辺の本屋に出たり横浜駅周辺で買い食いをする程度だった。なので、スタージュエリーSILVER OHNOの区別が今までついていなかったとしても、それは仕方のない事なのだった。

私が学生の頃まではマックだった、今はダイアモンド屋?になっている交差点から元町を外れて、中華街方面へ方向転換。冷たい雨が降っているにもかかわらず祝日だけあって混んでいる通りを歩いて、母親定番の華正楼へ行き、月餅と肉まんとシウマイを買って母親の住む田舎へ配送を依頼。自分にも何か中華菓子を買おうと思ったが、どの店もごったがえしているので断念。

元町・中華街駅の中華街側出口から再びMM線に戻り、今度は馬車道を目指す。雨が降っていなくてこれほどまでに寒くなければ充分に歩いていける距離なんだけど、たまには電車でぶらぶらするのも良いだろう。馬車道では、馬車道十番館に行ってびすかうと(レモン味)を購入しこれも母親の田舎へ配送依頼。その後、同行の友人が空腹を訴えるので、十番館のすぐそばにある勝烈庵に寄る。本日20日はサービスデーだそうで、普段2000円の大勝烈定食が1500円の大盤振舞い。ほくほくとこれを注文する友人をよそに、私は先日食べた勝烈定食(ヒレカツ定食、ちなみに「大勝烈定食」は肉が倍)との味の比較をしてみたかったのでロースかつ定食を注文してみる。ロースは脂っ気が多い分、ソースの味も濃い目に作ってあるようである。どちらが好きかと言えば、さっぱりした肉とフルーティーなソースの調和が素敵な勝烈定食かなあ。安くはないのでそうそう食べてもいられないけど。

文明堂茶館ル・カフェ そこから今度は徒歩で関内駅前に移動し、文明堂茶館ル・カフェへ。豚カツを食べた直後であろうと、甘いモノは別腹である。ここは文明堂だけあって、カステラを使った和洋折衷な感じのデザートを数種扱っている。私はカステラ(通常のカステラではなくて卵たっぷりザラメ大粒の特選カステラかも?)2枚の間にあいすくりんを挟んだデザート、友人はカステラをパンケーキ風に加工したと思しきパステルというデザートを注文。あとこの店は、薔薇模様のワンピースにフリルのエプロンに大きなベレー帽といった店員さんの制服がとても可愛らしい。その可愛らしさに着目してCGイラストを描き起こしているサイトを見つけたのでリンク(トップページは心に棚を作れ!CGルーム)。

食べ終わった後、今度は川崎まで移動。電車内で目撃した仲良し家族に大変心が和む。中学生ぐらいの兄2人が小学校中学年ぐらいの妹2人を甘々に可愛がっており、「こっちにきて俺の膝の上に座れ」と声をかけ、妹はその都度座席から立ち上がりちょこまかと通路を横切って兄の膝の上にちょこんと座り、その様を母親が目を細めて眺めているという光景。いいなー兄妹いいなー。30間近になってから羨ましがるようなものでもないのだろうけど。川崎に到着後、アゼリア辺りをぶらついた後、日本一の観客動員数を記録したというチネチッタでレイトショーを観て終電で帰宅。

[ダメ料理] シーフードカレー(その2)

しょっぱくなってしまったカレーを美味しくする方法として、リンゴジュースで甘味を・ヨーグルトで酸味を、それぞれ補うという案を考え付いた。それらの追加具材を購入しようと早速出かけたコンビニで、角切りリンゴとすりおろしリンゴの入った素敵なヨーグルト「朝食りんごヨーグルト」を手に取り、「これ1個で両方まかなえるじゃん」と喜び勇んで購入し、家に戻って残ったカレーの鍋に投入。勢い余って1パック丸々使ってみる。

出来上がったカレーは、色が白っぽいのが若干気になるといえば気になるが、今更気にしても仕方ないので気にせず食べる。……うわー、「カレーの王子様」みたいで美味しいよこれ。私個人的には、「トマトの水煮缶を入れて酸味をつける」並にヒットなカレーアレンジ。今後も気が向いた時にはちょくちょく投入してみようっと。

[動物] 萌え猫画像

萌え猫画像 ネコの二段重ね眺める(以上2件、かーずSP(3月20日付)より)

[食べ物] 英でコカコーラのミネラル水自主回収/ウィーン風牛丼が人気

「ボトル水を英で自主回収 コカ・コーラ、50万本」

英国で販売しているミネラルウオーター「ダサニ」に、法定基準値を越える臭素酸塩が含まれていたとの事。

「ウィーン風の牛丼はいかが 隠し味が邦人客らに好評」

たれにウィーン産白ワインを加えてあり食感がまろやかだそうで、薄切り肉を食べ慣れないオーストリア人の口にもあい、邦人客達の人気も集めているようである。

[医療・健康] 鳥インフルエンザ関連/サリン被害のアフターケア制度

[映画] ゴシカ −GOTHIKA−(主演:ハル・ベリー/監督:マシュー・カソビッツ)

公式サイト

女子刑務所の精神科病棟で働く女医は、「悪魔に犯された」と語る1人の女囚の治療を担当していたが、ある大雨の日に道路陥没によって強いられた迂回路で雨の中震える少女に接触した、と思った瞬間刑務所内の病室で目覚める。混乱する彼女に同僚の男性医師は、彼女は同じく医者である夫を殺害し、心神喪失状態でここに収監されたと告げる……。ハル・ベリー(女医役)とペネロペ・クルス(囚人役)、美人女優2人が競演するホラー映画。ホラーは嫌いな私でも、この2人の演技は観てみたいと思っており、上映終了間近としって慌てて映画館に駆けつけた次第。なお、最初タイトルを「コジカ」と読んで、どんな動物ホラーなんだろうと疑問に思っていた。

ホラーという超自然的なものを現代を舞台にした世界に登場させる以上、辻褄のあわない部分が出てくるのは仕方のない事であり(というかその辻褄の合わなさに恐怖感が由来するのかも)、超自然一色の世界ではなく精神分析のような文明的小道具を持ち込んだ設定であれば、齟齬はより目立つようになるのも仕方ない事であり、その辺に突っ込むのはホラー(やファンタジーやSF)の見方としては野暮といえるかもしれない。この作品の場合、細かい点は説明不足ではあるが後にこちらの脳内で満足のいく補修作業が行える程度のレベルであり、しかし根本的な設定の部分で大きな矛盾を孕んでいるような気がしてならない。ネタバレになるから詳しくは触れず、「ハル・ベリー演じる主人公の美人女医が、あれほど大変な目に遭わされた事に何の必然性も感じられない」とだけ書いておく。

純粋に怖いか怖くないかだけで語れば、この映画は大変怖かった。迂回路で衝撃的な出会いをした後にも何度か現れる謎の少女の超自然的恐怖、主人公の女医が錯乱状態に陥っていた時期の自分の行動を思い出していく過程の「知られざる己を知る」恐怖、そして闇に隠れていた人物が暴き出されていく過程の「知られざる他人を知る」恐怖、どれもが映像・音楽の演出とあいまって、叫ばずに済ませた自分を誉めてあげたいぐらいに怖かった。美人女優の競演が観られて、とても怖かったのだから、それで次第点という言い方もできるだろう。実際私はそう思って満足しているし。

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