2003-08-18 ネコフェスティバルと猫アクセサリー/ニュースいろいろ/「紅迷宮」 [長年日記]

[雑記]ネコフェスティバルと猫アクセサリー

日曜日に行く予定だったのをメンドくさくて行かない事にして、でもやっぱり行きたくなったので仕事帰りに行ってきた、京急のネコフェスティバル

時間が時間だけに、「獣医による愛猫相談会」は終了してしまっているし、写真を持参していないのでレオンをモチーフにしたオリジナルグッズも作ってはもらえない。が、猫(にゃん)だ!PARKから出張してかごの中で思い思いのポーズを取っている(半分ぐらいは寝ている)猫達や、飼い主自慢の愛猫写真や、会場を埋め尽くす種類も数も豊富な猫グッズを眺め倒す事ができるので、充分に元は取れる。元を取るも何も、入場料無料なのだけど。

猫(にゃん)だ!PARKからお越しの猫達は、どの猫もそれぞれに愛らしいが、私から見ていちばんは、野性的な美人のいるかちゃん(メインクーン)。うちのレオンの嫁に欲しいと思うも、レオンは去勢しているので嫁に貰いようがなく甚だ残念である。

会場の端のほうでは、アクセサリーデザイナーの人が猫をモチーフにしたシルバーアクセサリーを実演販売していた。何気なく覗き込んだが最後、どれも皆可愛いデザインで目が離せなくなってしまう。給料日前なのでさんざん悩んだがどうしても我慢しきれず、猫の顔をモチーフにしたネックレスを1点購入。この後1週間の金欠に苦しみながら、今月末の出来上がりを楽しみに待とうと思う。

[動物]萌え猫画像/姫路動物園移転問題/猫虐殺画像と芸術/熱気球でダチョウ死亡

「<姫路城動物園>宙に浮く移転話 老朽化で安全性に不安も」(→関連:姫路城動物園

国の特別史跡指定地域である姫路城敷地内にある為、景観保護等の観点から大規模な改修の許可は下りないが、移転話の具体的検討は進んでおらず、市民達の為にはこの場所にそのまま残したいとの意見も挙がっているという姫路城動物園。

姫路城の歴史的には邪魔物だろうけど、「2度の空襲で多数の死傷者が出た姫路市の市民を元気づけようと1951年に開園」という歴史を重視するなら、動かさないほうが良いように思える。

「ディルの模倣に抗議殺到!?」L.L.L@online pn(8月17日付)より)(→関連:第16回 日本の自然を描く展上野の森美術館より)

「ディルレヴァンガー」と名乗る青年が2chで猫虐殺の模様を実況し、動物愛護法違反で逮捕・起訴されたという事件があった。その虐殺画像の一部をモチーフに用いた作品が、上野の森美術館にて行われている「第16回 日本の自然を描く展」にて、彫刻の森美術館賞を受賞したとの記事。

素人には「実在の画像を模写しただけ」に見える代物でも、芸術家には「あくまでもモチーフであり芸術として認められる」のかもしれないし、ありがちなモラルに囚われていては芸術を追求できないのかもしれない。が、審査員が「元にした画像があることを知らなかった」からと言って、「あくまでごく一部の人間しか(ディルのことを)知らない」という説明からは、繊細で高尚たる芸術を解する団体らしからぬ、呆れるまでの愚鈍さしか伝わってこない。どうせならもっと堂々と、「我々はそんな世俗の事件にはとらわれぬ!」ぐらい言い切って欲しいものだと思う。

「ダチョウの死因は熱気球と訴え ポーランド」L.L.L@online pn(8月17日付)より)

熱気球大会の熱気球に驚いてダチョウがパニックに陥り逃亡したり致命傷を負ったとして、熱気球に乗っていた人物を訴えたという農家。ダチョウはなりこそはでかいけど、鳥である事を思えばその臆病さにも納得できる。

[食べ物]遺伝子組換大豆の実験栽培中止要請/機能性飲料「tarumi」/新宿ゴールデン街「納涼祭」/野菜ジュースは野菜の代わりにならない

「コカ・コーラ、現代人の生活のたるみに注目した 機能性飲料『tarumi』を発売」もにゅ?(っ・ω・)っ(8月18日付)より)

アミノ酸飲料同様、ダイエット効果はないのだろうけど。

「野菜ジュースは 野菜のかわり?」choirisより)

野菜ジュースには、生の野菜と同程度の栄養成分補給は期待できない、という結論。

[医療・健康]内視鏡消毒不完全でO157感染/遺伝子活用の育毛剤

[その他]blogポータルサイト「Myblog japan」/レンタル日記サイト「DI:DO」

Myblog japanかーずSP(8月18日付)より)

「blogのディレクトリー検索とキーワード検索、そして最新記事一覧表示の機能を備えたblogのポータルサイト」だそうである。

blogがどういうものか未だにぴんとこない、そんな私が毎日書いているこの日記は、世間からblogと称される事が多い。

Lycosインフォシークの統合に伴い、Lycosダイアリーも8月31日付での終了が決まった。希望者のみ楽天広場への移行を受け付けるとの事だが、いろいろ機能的に馴染まないところも多いようで、一部利用者からは戸惑いの声も挙がっている様子。私も(ここ最近放置中だけど)ゲーム日記にLycosダイアリーを利用中なので他人事ではない。

タイトルリンクの「DI:DO」は、くりすさん@kera−ma−go ver.2が「一念発起して」立ち上げた個人運営の日記サービスだそうである。βリリース後は有料(月額200円予定)となるようだが、個人運営である事・現Lycosダイアリーと同様の使い勝手であるらしい事を考慮すれば、高い費用ではないだろう。

私はと言うと、「Web日記は無料レンタルで」がポリシーなので、別口をいっしょうけんめい探しているところ。とりあえずはマイぷれすを第1候補に考えているのだけど、さてどうしよう。残すところあと2週間弱。

[読書]紅迷宮(結城信孝編/祥伝社文庫)

出版社作品概要

会社の知人から借りる。迷宮シリーズは古本で集める事にしていて、この「紅迷宮」も買ったような覚えがあるのだけど、最初の1篇と他の短編集に収録されていた1篇以外、読んだ覚えがない。買った後読みかけ状態で、部屋の何処かにやっちゃったんだろうな。今回借りた奴は、ちゃんと読んでちゃんと返さないと。

全10篇。感想を幾つかリストアップ。

「いやな女」(唯川恵)
己の美貌と財力を鼻にかけて傲慢だった高校時代の同級生と、愛人との会食中に偶然出逢った女性は、さりげない復讐を試みる。寄り集まればヲタ話にかまける中高時代を送っていた私自身には縁がなかったが、一部の女性達はお互いのプライドをかけて若い内からドロドロとした競争を繰り広げているものなのかもしれない。私は完膚無きまでの敗者なので、競争のスタートラインにも立たせてもらえず、そんな自分に気付いていないだけなのかもしれない。でもそれで結構、表題通りこの女達はあまりに「いや」すぎる。
「橋を渡るとき」(光原百合)
日曜日の午後駅で偶然出会い、お互いの目的地に着くまでの間「謎」についての会話を繰り広げる、サークル仲間の学生男女。ほのぼのとした独特の雰囲気が気に入った。「立てばエラリー、座れば吉敷、歩く姿は亜愛一郎」という青年のキャッチフレーズ(ちょっと違う)の中の、エラリー・クイーンは名前だけ知っているが、後の2人は全く知らない。この辺もすぐにぴんとくるようなミステリ好きの人には、数割増しで楽しめる1篇かもしれない。
「ロマンス」(小池真理子)
恋人に振られた青年が、彼女と一緒に行く筈だったモーツァルトのコンサートに1人出かけて、品が良く教養溢れる「理想の男性」と出会う。自分が理想とする男性像そのままの男性との交流によって、青年が恋人を失った哀しみを埋めていく様に和みながら読んでいると、すさまじい衝撃を受ける事になる。「何故、自分が泣いているのか、彼にはわからなかった。」何故、自分が泣いているのか、私にもわからなかった。この著者の直木賞受賞作「恋」も読んでみるべきかも。