2003-08-14 ニュースいろいろ/「探偵(ディテクティブ)サイトへようこそ」 [長年日記]

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/沖縄本島で犬コロリ病増加/テンガイハタ/ベア・ドッグでクマ撃退/人を襲った放し飼い闘犬が安楽死処分/橋の上の水族館/キジの筋肉は世界一/動物を放置して廃業したペットショップ

萌えアニマル画像 「ミツバチに刺されたムネアカオオアリ」(※虫嫌いな人は注意※/L.L.L@online pn(8月14日付)より)

「<犬コロリ病>本島北部で増加 ワクチン接種が有効」

犬コロリ病とよばれる犬パルボウイルス感染症は、元気だったのが急に吐いたりくだしたりし始め、その後血便にかわって2−3日で死ぬ事もある怖い病気だそうである。

「深海魚、テンガイハタ2匹を捕獲 碧南海浜水族館へ/愛知」(→関連:珍魚テンガイハタが漁獲されました神奈川県水産総合研究所相模湾試験場より・テンガイハタLight and Darkより)

碧南海浜水族館の公式サイトにはテンガイハタの紹介がまだなかったので、他のサイトから水揚げされた写真と水中写真とをそれぞれ捜してきた。陸に上がるとユーモラスさが目立つテンガイハタだが、水中を泳ぐさまはとても綺麗。

「闘犬放し飼いでけが、飼い主の有罪確定で犬は安楽死へ」さむいし。(8月14日付)より)

人間を襲う癖のついてしまっている犬だけに、引き取り手が現れなかったのだろうか。いちばんの被害者は犬、としか言いようのない哀しい結末。詳細な流れについてはさむいし。を参照の事。

「ペットショップ、動物を放置して廃業」sea of tranquility

放置された動物達が可哀想なのは言うまでもないが、後で咎めを受けるのがわかっていながら敢えて放置に踏み切った経営者&家主の意図がわからない。後に課せられる懲役6ヶ月と罰金よりも差し迫った事情あっての廃業だったのだろうか。

[食べ物]豊前海干潟アサリ激減5つの仮説/訴訟を避けてヘルシー志向に転換する/大量バーボン焼失で川の魚も大量死?

「[OITA見聞録]豊前海のアサリ激減、原因は? 水質変化…五つの仮説/大分」

1.「瀬戸内海環境保全特別措置法」等の法律によって有機物の排出量が減りすぎ、アサリの餌であるプランクトンが減少 2.海水温の上昇や海流の変化によって急速に増加したと見られるトビエイがアサリを捕食 3.河川改修や山の荒廃による新しい土砂の供給減少、落葉樹林減少による腐葉土からの養分供給減少等、上流の環境変化 4.寄生虫「パーキンサス」やその他未知の病気の蔓延 5.全体数減少に伴う回復力の減少 といった5つの仮説が挙げられているようである。

「川の魚が大量死、バーボン貯蔵庫の火事原因?」sea of tranquility

300万l以上ものジム・ビームを焼失してしまった上に、流れ込んだそれが川の魚を大量死させた原因であるならば、その賠償金も支払わなければならない様子のジム・ビーム・ブランズ・ワールドワイド社。踏んだり蹴ったり。

[医療・健康]感染症対策強化でSARSと天然痘は「1類感染症」分類/熱波の最中ドライブで凍傷に/出産から6ヶ月以内の再妊娠は危険

「あまりに暑くて凍傷に 熱波の英国で」sea of tranquility

ある男性がドライブ中に素足をエアコンの冷風に1時間ほどあてていて、全治1週間の軽い凍傷にかかってしまったとの記事。

「第2子妊娠は急がずに――出産から6ヵ月以内の再妊娠は危険!」sea of tranquility

出産直後の女性の体は再度の妊娠に十分な対応ができず、産後6ヶ月以内の再妊娠で生まれる子どもは、未熟児及び死産の危険性が通常の2倍との事。またそうやって子供を失った女性は、その哀しみを埋める為に早過ぎる妊娠を繰り返す場合が多く、悪循環を続ける内に自然妊娠が困難になっていくとの事。

ふと思ったが、人間の身体的な成長・成熟と、社会的な成長・成熟が、あまりに一致していないのではないか。「10代前半の子供も身体的には性交渉可能だが、社会的経験を積まない内に子供を抱えるのは社会的なリスクが大きい」と、一定年齢以下の性交渉をたしなめるサイトを最近見て、そちらには内心同意した覚えがある。

だが出産の場合は、経済的余裕を充分蓄えてからいざ子供を迎えようとすると、いわゆる高齢出産となってしまって子供ができにくくなる。産める内に立て続けに産もうと焦ると、この記事のような事態が起きてしまいがちなのではないだろうか。他人事なのか他人事じゃないのかわからないけど。

[その他]新種肉食恐竜発見/ハワイ周辺の海域にCO2吸収量減少現象/稚内夏の雪まつり

「新種の肉食恐竜と確認 インドで20年前に発見」

今から6500万年前の白亜紀後期に生息していたとみられる、体長が推定9mで頭部に小さな角を持った2足歩行の肉食恐竜の化石。「ラジャサウルス・ナルマデンシス」と命名されたそうである。

「<CO2>海水の吸収量が減少 温暖化に影響 北太平洋亜熱帯域」

この海域で90年代後半から続いている少雨傾向により、海面近くの塩分濃度が上昇、CO2が海水に溶け込みにくくなったと見られているそうである。

「夏の雪まつりに1000人−−稚内/北海道」(→関連:「夏の雪まつり」を開催します道立宗谷ふれあい公園利用者協議会より)

犬ぞりや雪の滑り台(チュービング)で遊ぶ他、「雪の冷熱で乾燥させた」ホッケやカレイの一夜干しも試食できるようである。

同様の「夏の雪まつり」イベントは、新潟県湯之谷村でも開催されているらしい。こちらのほうは開催時期が7月下旬と早め。新潟のほうが雪が解けやすいのかなあ?と短絡的なエスパーを働かせてみる。

[読書]探偵(ディテクティブ)サイトへようこそ(徳田央生/小学館文庫)

出版社作品概要

「ネットを扱った作品」とわかるタイトルで手に取り、裏表紙の作品紹介で「現実の事件をネタに犯人像や動機を推理し意見交換して楽しむ『探偵サイト』の話」と知って興味が沸き、1−2ページ読んでみて少女小説系1人称にややめげつつも、試しに呼んでみようと思って購入した次第。表紙は「画面に猫の大きな写真が表示されたPC」だが、中身に猫は全く出てこない。探偵モノ小説の幾つかに猫が出てくるからその連想か、或いは単に若い女性に読ませようと思ってのデザインか。

サイト管理にのめり込み、現実の仕事よりもサイトのほうが大事とまで言い切る、三十路手前の推理オタクな主人公♀。そのネット好き好きぶりと淋しい生活っぷりにはやや共感。また、情の厚い固定HN常連・傲慢暴走をかますイベント絡みの一時的な閲覧者・真意の掴めないROM、3者3様の書き方も面白く、主人公が彼等に翻弄される様にも共感。ストーリーも軽めだけれどなかなか面白い。ただ、登場人物の設定がおとなしめで私の好みとしては少々毒が足りない。また、犯人が掴みやすすぎてミステリーとしても物足りないかもしれない。