2003-03-17 大戸屋/ニュースいろいろ/「吸血殲鬼ヴェドゴニア MOON TEARS」 [長年日記]

[食べ歩き] 大戸屋

給料日前に、唐突に沸き上がる外食熱。大戸屋だったらたいした贅沢でもないし良いだろう、と自分を少々甘やかす事にした。

某所の大戸屋は食事時にはいつも長蛇の列で、行列に並ぶのが嫌いな私はいつも気持ちを挫かれて、「美味しいお店は他にもあるし」と余所へまわる事になる。でも今日はなんとなく、頑張って列に並んでみたい気分。行列の横を通り過ぎるおじさん達に「何だこの列は!?」と仰天されながら、じりじりと順番が来るのを待った。そう言えば大戸屋でおじさんの姿を見かける事があまりない。如何にもおじさん受けしそうなメニューなのに不思議である。

注文したメニューは、エビと絹さやのぷりぷり丼。貧乏食続きの1週間で麻痺した舌には、あっさり塩味のようなこってり濃厚中華風のような複雑でとらえどころのない味に感じられたが、とりあえず美味しかった事だけは間違いない。他には友人の頼んだタルタルソースのチキン南蛮定食をおすそ分けしてもらった。こちらは甘酢と手造りタルタルのコンビネーションで私にも理解できる味だった。美味しさはどちらも変わらず。

さーて、あとは明日・明後日2日間、粗食に戻って何とか乗り切るか……。

[動物] 萌え猫画像/救助された猫/救助した犬/アカガシラサギ/チョウゲンボウ/ネコギギ/横浜市長、タマちゃん捕獲を批判

動物ネタ。

萌え猫画像 石に枕すベンチのかげから寝相よすぎ(以上3件、かーずSP(3月16日付)より)

「空き缶に頭引っ掛かり、ネコ危機一髪」森の十字路(3月17日付)より)

人に救助された猫。頭が悪い。

「お手柄ワンちゃん3匹 不明の老人を山中で発見」森の十字路(3月17日付)より)

人を救助した犬。頭が良い。

「横浜・中田市長、『タマちゃん捕獲』を批判」チャンバラクロック(3月15日付)より)

今までに前例がなく答えもないことなんだから、何をしようが・何もしなかろうが、全て「自分本位な行動」に決まっている。ていうか、市長や県知事がこんな事でいちいちコメント出すなよ……。そういった記事を逐一クリップしてる私も私だけど。

[食べ物] 茶葉使用比率70%以上のものだけが「静岡茶」

食べ物ネタ。

[医療・健康] 市販の睡眠改善薬発売へ/アルツハイマー、ワクチンと発症の仕組/甘茶エキスで肝臓障害抑制/温泉水に砒素/炭疽菌消毒には石鹸と水/精子保存に米兵殺到/「心神喪失者医療観察法案」シンポ/高カフェインドリンク、米国より上陸

医療・健康ネタ。

「アルツハイマー、ワクチンで進行抑制の可能性も」「4種類のタンパク質が関与 家族性アルツハイマー病」

1つ目の記事はワクチン療法に関する記事。原因物質「βアミロイド」を除去する手法が見つかったが、神経細胞内にできるアルツハイマー病特有の線維状の構造物はなくならない為に症状の改善は見込めない他、脳炎の副作用も指摘されているとの事。

2つ目の記事は「βアミロイド」が生成される仕組を解明したという記事。プレセニリンという酵素を生成する遺伝子の変異型が活性化するとβアミロイドが作られ、ニカストリンとAPH1という蛋白質がプレセニリンの寿命を延ばし、PEN2という蛋白質がプリセニリンを活性化させるとの事。これらのどれが欠けてもβアミロイドは上手く作られないので、逆にこれらのどれかを阻害する物質が治療薬に繋がると見られているそうである。

「<甘茶>エキスが肝機能障害を救う 協和発酵の研究者ら解明」

甘茶エキスに含まれる甘味成分「フィロズルチン」等に、肝臓障害を抑える効果があると見られているそうである。

「炭疽菌の消毒には『石けんと水』が有効 米で実験」sea of tranquility(3月16日付)より)

アルコール系消毒剤は逆に効果がないそうである。

[その他] 科学知識と経営知識を併せ持つ「万能博士」養成

その他ネタ。

[読書] 吸血殲鬼ヴェドゴニア −MOON TEARS−(虚淵玄+種子島貴/角川スニーカー文庫)

出版社作品概要

前作を読んだ感想を書いたら、いろいろな方が「もう続刊が出て完結してるよ」と教えて下さった。皆さんどうもありがとうございます。2ヶ月連続刊行だとは思わなかった。早速買って早速読んだ。

日々刻一刻と完全な吸血鬼に近づきつつある主人公・彼を支援するのか利用しているだけかも定かではない吸血鬼ハンター・元凶にして謎を秘めた存在であるロードヴァンパイアの少女・彼女を利用する科学者と機関・彼女の周りに侍りながら三者三様の思惑を抱く「三銃士」達・この争いに否応なく巻き込まれてしまった主人公の級友や下級生の少女達……、彼ら全ての運命が、この下巻で一応の決着を見た。キャラによっては(網野鏡子やフリッツ)扱いが軽すぎるような気がするが、原作を知らないので何とも言えない。話としては無難以上にまとまっていると思うが、個人的には納得の行かないEDだった。……それはつまり、「他のEDは原作プレイでチェックしてね♪」というメーカー側の思惑にうまく乗せられているという事だろうか? いいもん、乗ってやるもん。30歳近くにしてエロゲコーナーに足を踏み入れるのには多少の度胸がいるので、先立つもののほかに勇気が準備できてからの話だけど。

ところで、女キャラはどれも甲乙つけがたいのでさておき、男キャラではウピエルが切なカッコ良かったなー。ギーラッハみたいな不器用で無骨な漢も捨て難いけど、やっぱりウピエル。しかしヴァンパイアハンターのザベル様が頭にチラチラ浮かんでちょっと困った。

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