2003-01-10 忘れっぽい/ニュースてんこもり/1000円シウマイ/「神々のワード・プロセッサ」 [長年日記]

[雑記] 忘れっぽい

給料日まで、食費も切り詰めた生活を強いられている。1食400円の仕出し弁当さえ手が出せず、仕事帰りにスーパー等に寄っては安くて美味しそうな惣菜パンを買い求めたりしている。

そうやって買ったパンなのに、そのまま家に忘れて出勤してしまった。仕方ないのでコンビニでパンを買い直しそれを昼に食べ、家に帰ってからの夕食は置き去りにしたほうのパン。1日パンしか食べないのはちょっと淋しい。

医者から処方された薬はと言うと、月曜日の朝に薬局に寄って3日分の薬を受け取ったまでは良かったが、飲むのを忘れまくって3日分の薬を飲み終わるのに今日までかかった。

[動物] 萌え猫画像/矢カンガルー/氷の上を歩く鴨/猿団子/ブロングホーン

動物ネタ(画像中心)。

萌え猫画像 本年もよろしくお願いされたくなってしまうHere is ”EDEN”のトップ画像・家政婦猫は見た!アンニュイに猫じゃらしで遊ぶ林檎のおもちゃ相手でも相変わらずアンニュイ真ん丸猫x2(以上4点、かーずSP(1月9日付)より)

今年の目標は、うちのレオンの写真を公開する事。準備がいろいろと(私的には)大変だけど。

「痛っ…誰の仕業か」BlackAsh(1月10日付)より・トップページはこちら

「上野・不忍池のカモ、氷の上をよちよち」森の十字路(1月10日付)より)(→関連:「<寒波>不忍池にも薄氷 東京・上野公園」

ツルって滑ったりとかしないんだろうか。

[動物] クマタカ繁殖優先、林道拡幅工事を中止/餓死寸前の子供と太った猫/ウナギを浴槽で33年飼育/人間の赤ちゃんに猫は御法度?/猫缶試食リスト

動物ネタ(文字中心)。

「子どもより猫がかわいい? NJ」exxxp!(1月9日付)より・トップページはこちら

兄弟を差別して育てる人もいるし、ましてや子供達は自分の子供じゃないのだから「猫のほうが可愛い」なんて事もあり得るのだろうけど、本当に猫が可愛いんならあんまり太らすなよと思った。

「人間の赤ちゃんに猫は御法度?」俺ニュース(1月9日付)より)

結論から申し上げれば、「猫の持ち込む不安はほとんど全て対処可能なものばかりであり、『赤ちゃんに悪影響だから猫を手放せ』と迫る事のほうが精神的悪影響を与える」という事らしい。

猫缶・本缶「人間が食べてみました」かーずSP(1月10日付)より)

トップページはこちら、猫缶って、おいしいの?

高校生の時に食品添加物についてのレポートを書いた事があるが、その時調べた本には「ペットフードにはゲームミート(カンガルー肉)が大量に混入されている」「ペットは言葉で訴える事ができないのだから、飼い主が代わりにペットフードの試食をするのはむしろ好ましい行為」という記述があった。こちらのサイトはそれと同じ事を実践しているのだと思う。

私は、「比較的美味しい」とされる猫缶は試食できても、「死ぬほど不味い」という犬缶の味を確かめてあげる勇気はない。また、ドライフードも同様。この辺に愛情の限界があるのかもなー。

[食べ物] マックの改革/あゆ茶屋

食べものネタ。

「マクドナルド、お肉2倍の270円ハンバーガー」(→関連:「携帯端末で『ご注文は?』――日本マクドナルド、新システム導入」)(俺ニュース(1月9日付)より)

「高級感を狙った」とかいうビックマックよりも高い「プレミアムマック」、高級感を味わいたければモスに行くけどでも1回ぐらいは食べておきたいとか思ったのに、静岡県限定の試験販売という事でちょっとガッカリ。携帯端末を使った注文システムは、昼や休日午後等の混雑時には効果を発揮するのだろうけど、平日の夜にふらっと行く程度の私にはあまり関係なさそう。

[医療・健康]閉経後のホルモン補充療法の長短/骨粗鬆症発現リスクを高める遺伝子変異発見/免疫調整の遺伝子確認/心房細動の原因遺伝子発見/アルコールを常飲すると心臓発作リスクを下げる/吸血コウモリの唾液から脳梗塞治療薬

医療・健康ネタ。

「閉経後女性へのホルモン補充療法は糖尿病のリスクを低下させる」

ホルモン補充療法は糖尿病のリスクを下げる代わりに、心臓病や乳癌のリスクを高めるとされている。まるでシーソーゲーム。

「免疫調整の遺伝子確認 京大再生研教授ら」

体内に侵入した細菌等の外敵を攻撃する「T細胞」から、他のT細胞が過剰に働いて自分の体まで攻撃してしまわないように監視する役割も持つ「制御性T細胞」を分化させる働きを持つ、免疫システムの調整に不可欠な遺伝子が確認されたそうである。

「アルコール好きは飲まない人より心臓発作にならない=米の12年間の調査で判明」みゅるみゅれ(1月9−10日付)より)

心臓発作の回数が減るにしても、逆に肝臓その他の異変が生じる可能性は増える訳で、アルコールの功罪もシーソーゲームのよう。

「コウモリの唾液から脳梗塞の治療薬 マウス実験」Crescent is in the blues.(1月10日付)より)

血液凝固を妨げる作用を持つ吸血コウモリの唾液から生成した血栓溶解剤は、従来のものと比較して副作用も少ないとの事。同じ給血生物のヒルから取った抗血液凝固成分「ヒルジン」はダメなんだろうか?

[その他] 掃除ロボ体験レポート/音で冷やす冷蔵庫/苔の有性生殖/オーロラ仮想体験

サイエンス?トピックその他。

「音を使って冷やすエコ冷蔵庫」

一般的な冷蔵庫の仕組みもよくわかってないので何処をメモれば良いかもよくわからないのだけど、「スピーカーから出る音が圧力を生じる→密閉された空間内の気体に圧力が加えられ、気体の温度が上がる→熱はステンレススチールの網を何枚も通過したのち熱交換機に送り込まれ、その後システムから放出される」 という仕組みだそうである。

「130年ぶり……コケが『セックス』 研究者大喜び」俺ニュース(1月9日付)より)

高校の生物の授業で、クラゲやシダ共にコケの生活環についても習った。「コケの胞子嚢は滅多にお目にかかれない」という事をおぼろげにおぼえている。

[その他] 氷筍/障害者のヘルパー利用時間に上限?/杉並区も歩き煙草禁止へ/スクウェア・エニックスの合併に暗雲?/NTT関連会社から低価格PC/日本で死海浮遊体験/お嬢様学校

さらにその他。

「氷筍にょきにょき成長中 登別の坑道跡」さむいし。(1月10日付)より・トップページはこちら

「杉並区も歩きたばこ禁止条例制定へ」さむいし。(1月10日付)より・トップページはこちら

杉並区となると、高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪辺りが禁止区域に入るんだろうか? 杉並区なら導入も比較的容易そうな感じ。こうやって少しずつ慣らしていっても、渋谷や新宿や池袋・または八王子や立川辺りまで禁止条例を設定するのは大変そう。 

「NTTが低価格パソコン、ブロードバンド対応」みゅるみゅれ(1月9−10日付)より)

「DELLより1割安い」のが本当ならスゴイ。今のPCを友人に返す事にでもなったりした時には、私もお世話になりたいところ(デザインにもよるけど)。で、この発表の場合はどの辺に東s(以下略)

お嬢様のお部屋俺ニュース(1月9日付)より)(→関連:お嬢様言葉の研究“旧仮名遣い”と呼ばないでより)

私の通っていた某中高は、世間からはお嬢様学校と思われていたり逆にイケイケ系が集う学校と思われていたりする。しかし実際にはそのどちらでもなくて、強いて言うならエキセントリックな女子ばかりが揃っている学校である。このサイトで語られてるような「お嬢様言葉」を耳にする機会は全然なく、父母面接も馬鹿高い授業料&寄付金もないので一般ピープルだって普通に通え、文化祭だって他校生徒も近隣住人もが入場自由。ほーら、全然お嬢様じゃないじゃん! 「テーブルマナー教室」はまあ、あったんだけど。

[日記読み] 1000円シウマイ

Pinnie−the−wooh 「ちょうど500円で」(1月10日付)を読んで。新幹線で販売されている「崎陽軒のシウマイ」が1100円もするとのお話なので、崎陽軒のシウマイファンの私は早速(頼まれてもいないのに)調べてみた。なお、こちらで調べたのは通常価格なので、もしかしたら新幹線の中では(山や遊園地の売店のように)値段が多少値上がりしているのかもしれない、と前置き。

私が普段、駅売店でホクホクと購入するシウマイは、15個入り510円。これだけでも随分量が多い。30個入りだと1000円だが、酒のツマミにはとても1人じゃ食べきれないだろうし、ketketさんが大食漢でもない限りは「車内だからってボッタクリだ」とは思わないだろう。

お次に真空パックシウマイ。駅売店に遅い時間に行くとこれしか残っていない。しかも15個入りは扱わずにいきなり30個入りしかない店しか見た事がなく、これしか残っていない場合には諦めるしかないのが常である。15個入り510円・30個入り1020円、通常のものと同じような値段だからこれも違うようである。

それから特製シウマイ。帆立貝柱30%増量。高いので買った事がない。6個入り600円・12個入り1200円。1個100円って、コンビニの中華まんより高い。シウマイなのに……。

最後がエビシウマイ&カニシウマイ。こちらは特製シウマイより高く、10個入りで1100円。1個の値段とジュース1缶の値段が10円しか変わらない。車内販売価格にズレがない限りは、値段的にこれがketketさんを落胆させたシウマイにぴったりあてはまる。

以上長々と文章を書いたが、崎陽軒サイトの商品一覧を見たほうが話が早いかも。私の予想では「1100円シウマイ」は特製シウマイかエビカニシウマイなのだけど、真相や如何に。

[読書] −スケルトン・クルー 2− 神々のワード・プロセッサ(S・キング/扶桑社ミステリー)

日記才人楽天ブックス作品概要

キングの短編集「スケルトン・クルー」を、邦訳時に3冊に分割した内の2冊目。短編集だから話は繋がってないとは言え、1冊目を読んでから半年以上も経ってしまっているのはさすがに経ち過ぎかも。

全6篇を読んだ。感想を幾つかピックアップ。

「神々のワード・プロセッサ」
非運な甥が、死の前に誕生日プレゼントとして用意してくれていたワード・プロセッサ。機械部品弄りに長けた甥の自作品で、見た目中にはガラクタが詰まっただけのそれには、思いもかけない能力が組み込まれていた。“cry for the moon”。彼が何故その「月」を手に入れたいと考えたかを考えると、そして彼が何故その「力」を贈ったかを考えると、やりきれない物哀しさが底に漂っているように感じる。
「ジョウント」
火星への“ジョウント”(テレポーテーション)前に、初体験の家族の不安を宥めようと、父親は広く知られたジョウントに関する逸話について語り始める。よくある設定重視系SFかと思って読んでいる途中から、未知の現象に直面する科学者の恐怖・ジョウントを待つ乗客達の恐怖がじわじわと伝わってくるような、そんな作品。なお、“ジョウント”とは「虎よ、虎よ!」(アルフレッド・ベスター)内の造語だそうである。こっちも機会があったら読んでみるかも。
「しなやかな銃弾のバラード」
ある天才的作家が発表した短編を目にしたのをきっかけに、作家の抱える狂気の世界を共有する事となった編集者の体験談。「いろんな人が私の悪口を言っているような気がする」なら重度の自意識過剰でおさまるけれど、「いろんな人が私の悪口を言っている」と断定になった時には一線を越えてしまっているそうである。私は作家でも何でもない一般人なのだから、前者でそのまま踏む留まり続けたいモノ。しかしこういった「そちら側の世界」をリアルに描いた作品を読むと、それが私にとって境界を越える引き金になるんじゃないかという気になってしまったりする。怖い怖い。狂気を「しなやかな銃弾」と表現するのはゾクゾクするぐらいはまるけど、B’z辺りの歌詞にありそうだとも考えたり。

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