懐に石を抱いたまま水の中に落ちてしまったような気分で、何とか浮かび上がれればともがくのにも疲れてきて、浮き輪を投げてくれとまでは言わないからせめて藁1本でも落としてってくれれば、と友人に愚痴を吐いてみても、何だか何処かがずれているような感じ。
だったらいっそ、もがくのをやめてずぶずぶと沈んでみるのが良いのかもしれない、と考えたらかなり気が楽になった。もしかしたら足がつくような浅瀬なのかもしれないし、息ができなくなって初めて真剣にもがけるのかも知れないし、沈むところまで沈んでしまえば何かしらの救いが得られるのかも知れないし。
という訳で、正月三が日も今日で終わる事だし、少しはテンションも取り戻せたような気がするので、明日(付分)から再びYahoo!ニュース記事を絡めたスタイルでの日記に戻る予定。他ニュースサイト掲載のニュース記事をも紹介するには、更にもう少々時間がかかる予定。1月10日か15日迄はYahoo!ニュースのみだと思って、萌え猫期待の方はもう少々お待ち頂きたく。(私のプロフィールをお待ちの方は……更にもう少々……)。
母親か誰か、年上の身近な女性とスーパーに来ている。 知人の1人の誕生日が近いらしく、その人の為に 彼女はお祝い料理を作ってあげる予定らしいのだが、 毎年手の込んだモノを作ってあげていたにもかかわらず お礼の言葉だか態度だかがさっぱりで張り合いがないので 今年からは手を抜く事に決めた、と話している。 彼女は手に苺とカスタードソースのパックを持って、 苺のカスタードフォンデュ1品で終わりにしようと考えている様子。 しかしそのカスタードは、以前私が食べて不味かった代物なので、 「買うだけ損だからやめたほうがいいよ」と声をかける。 じゃあどうしたら良いかと思案している様子の彼女に、 「じゃあオレンジソースで割ってみたら?」と提案するが、 これは全然参考にならなかったらしく、あっさりと無視される。
チーズフォンデュやチョコレートフォンデュなら知ってるけど、カスタードフォンデュなんてものも実在するんだろうか? でもいろんな果物に熱々のカスタードをからめて食べるのは、想像するだけでも普通に美味しそうな感じがする。
新しい家への引っ越しの途中、道を間違えて不思議な町に迷い込んでしまった小学生の千尋とその両親。店の商品に断りもなく手を付けてしまった両親は豚にされてしまい、彼等を助け出して元の世界へ帰る為に、千尋はヒトの住まないこの世界で働く事となるのだった。
観よう観ようと思いつつ上映期間中には遂に観る事のできなかった映画なのだけど、実際に観てみてると話の中途半端さや不親切さが気になった。ハクは「私は千尋の味方だ」といきなり切り出していろいろ教え込むけれど、それが本当に正しい事なのかどうかが感覚的にも掴めないし、千尋がハクの正体を2段階にわけて知るが、それもどうやって確信を得たのかよくわからない。命を賭けた追いかけっこから何故かほのぼのムードとなる千尋とカオナシのコミュニケーションも謎だし、最後の最後で「この中から父と母を捜せ」という湯婆婆の謎掛けを千尋は何故クリアできたのか、そしてラスト、元の世界に帰っていく千尋達の後ろに「不思議の町」との接点が依然として存在してるのはOKなのか?等々……。
この物語を「誰かが見た夢」のように、強引な展開も「そういうお約束」と割り切って観ていくさえできれば、ノスタルジックとも何ともつかない不思議な感覚が味わえてなかなか素敵な映画なのだけど。一応大人である今の私はそれなりに気に入った作品だったが、これを子供の頃に観ていたとしたならさっぱり訳がわからなくてあまり面白くなかったっただろうなと思う。