2002-12-01 イシイのミートボール/ニュースいろいろ/「青の炎」 [長年日記]

イシイのミートボール

卵かけご飯ばかり食べてる場合じゃない。買い置きのミートボールがあったのをすっかり忘れていたよ私ったら。肉でも食べて元気を出すか。でも冷蔵庫から出してそのまま食べるのは、あんまり美味しくなくてイマイチ元気が出ないなあ。

萌え猫画像/猫用「ちぐら」/カラスの悪戯に郷土色/蜂に閉じ込められる/伊豆沼にもハクガン

動物ネタ。

その1:萌え猫画像 いやですぜったいどきませんおまえ如きの相手は片手で充分眉間にしわ?ごめんくさいあったかでひろびろなTVの上はおまえには譲らん!朝日ソー●ーじゃけん(イメージ)(以上6点、かーずSP(11月30日付)より)

なんだか今日はやさぐれにゃんこが多い気がする。

その2:「ニャンとも快適 猫用『ちぐら』作りがピーク」Crescent is in the blues.(12月1日付)より)

うーん、うちのレオンは外側でバリバリ爪を研いですぐダメにしそうな感じ。

その3:「カラスの『いたずら』に郷土色 『知能高く文化も』」exxxp!(11月30日付)より・トップページはこちら

カラスの遊びに地方毎の「文化」が見られるという記事。北海道のカラスは北寄貝を食べてて羨ましいとか、宮城・金華山のカラスが「鹿の耳に鹿の糞を詰めて遊ぶ」のは、「活け作りを食べている人間がまだパクパクしている魚の口に刺身を一切れくわえさせて『ほらー、共食いー』とか言いつつ遊ぶ」のと同じくらい嫌だとか、そんな事を考えてみた。

その4:「蜂の大群が商店入り口を封鎖、買い物客を閉じこめ」exxxp!(11月30日付)より・トップページはこちら

キングの「霧」を思い出した。怖。

その5:「宮城・伊豆沼、珍しいハクガンが1羽飛来」sea of tranquility(11月29日付)より)(→関連:伊豆沼HP「朝日池に珍鳥ハクガン飛来」

アルツハイマーワクチンに新たな難問/清潔な生活が喘息を増やす?

医療・健康ネタ。

その1:「細胞:アルツハイマー病のワクチン療法に新たな難問」

アルツハイマー病の患者に、ベータアミロイドとよばれる蛋白質に対する抗体を注射すると、記憶力が改善される反面脳の血管から出血が起きるのだとか。

その2:「清潔な生活がぜん息を増やす」Crescent is in the blues.(11月29日付)より)

「世界でもっとも進んだ国には、きれいな空気、最も良い食べ物、最も良い予防接種がある」という前提の内、「最も良い予防接種」にしか同意できないので終了。

ナイフ不要の柔らかい牛肉/犬の荷物検査にイスラム教徒の女性大臣激怒/熊に変身するダウンコート

その他ネタ。

その1:「『パーフェクトなステーキ』のメドつく=豪州の科学者らが『ナイフは廃品になる』と宣言」みゅるみゅれ(12月1日付)より)

肉を軟らかくする酵素を持った牛を選んで交配させる事で、柔らかい肉の牛を量産することが可能だそうである。「箸でちぎれるような柔らかい肉を好むのは日本人だけ」と、確か中高生の頃に英語教師から聞いたおぼえがあるのだけど、10年以上も経てば時代も変わるという事だろうか。

その2:「『犬』の荷物検査に激怒、豪州でイスラム教徒の大臣」exxxp!(11月30日付)より・トップページはこちら

トゥドゥンを着用してないから「敬虔なイスラム教徒」だと思われなかったのでは?※1

その3:「畳むと熊に変身するダウンコート」日々の凧あげ通信(11月29日付)より)

リバーシブルに使えて手洗いできて、しかも畳むと(ちょっと不格好だけど)熊に変身するという優れモノのダウンコート。ページ下部のニュースリリースによれば、色は5色揃っている様子。どうしよう、コート類の購入予定なんて立ててないのに、無駄と知りつつ欲しくなってしまう。これでバーバリーチェックだったら最高なのに。

【読書】青の炎(貴志祐介/角川文庫)

出版社作品概要

著者買い。ホラーではなくミステリー(サスペンス?)なのが著者の作品としては珍しいのではないかと思うが、ホラーでもリアリティ溢れる作品を書いていただけに不安は感じない(荒唐無稽なホラーやミステリーも好きだけど、それはまた別の話という事で)。

大切な家族を守り幸せな生活を取り戻す為に、完全犯罪に着手する少年。鮮烈なその軌跡が彼の「青春」かと思うと、あまりに切なくて哀しくて、なんだかじっくり読む事ができなかった。いつもながらのストーリーに絡んだ蘊蓄が、この作品では高校生男子の生活にリアリティを与え、「黒い家」「クリムゾンの迷宮」で描かれた「恐怖」の代わりにあるのは、同じくらい真に迫った「哀しさ・切なさ」。あまりに迫り過ぎていて、万人にはオススメできないとまで思う。内容を思い返すだけでも胸が苦しくなる。いい作品だったけど、好きかどうかは微妙。著者は相変わらず好き。

主人公の母親に対して、「息子の気持ちも汲めず結果として追い詰めるなんて、なんてダメな母親なんだろう」と思う私は、親離れできていないというかアダルトチルドレン的なのかも。

※1 このラフィダという女性は、「敬虔なイスラム教徒の女性がトゥドゥン(ベール)を着用しないのはおかしい」と批判された時に、「着用は個人の問題。政治問題と一緒にするな」と一喝したとかしないとか。