2002-08-23 ボーリング/「アルジャーノンに花束を」ドラマ化/横浜ドリームランドのその後/コンビニ面接 [長年日記]

ボーリング

仕事帰りに同じ勤め先の人達とボーリングに行った。学生の頃から嗜むようになったボーリングであるが、私より下手な人には今までお目にかかったことがない。ましてや、前にやった時から2年以上も間が空いての、久しぶりのプレイである。どんな結果に終わったかというと……4ゲームやったトータルのスコアを晒しておく。

ストライク   : 0回   スペアー : 6回
スプリット   : 8回   ノーヘッド:30回
オープンフレーム:34回   ガター  :16回
アベレージ   :67−1  ハイゲーム:91

ボーリングのボールは中指・薬指・親指で持つのが普通らしい。しかし私の場合、その持ち方で投げるとボールが左に逸れてしまう※1。仕方なく、私は人差し指・中指・親指の3本指でボールを持つ事にしている。こうすればボールが左に逸れる事はなくなるが、その代わりに変なカーブがかかってピン間際でボールが左に曲がる。結局一緒だったりする。

久々の運動で消費したカロリーは、その後串揚げ屋さんに寄って即補給。疲れた右腕に大ジョッキは重く、両手で持たないとプルプルと震えるのだった。

「アルジャーノンに花束を」ドラマ化

「世界的な不朽の名作が初のドラマ化」という記事。「世界的な不朽の名作」とは、「アルジャーノンに花束を」(ダニエル・キイス)を指している。

原作の主人公チャーリーは、特別な脳手術を受け一時的に天才となる知的障害者。それをユースケ・サンタマリアがどう演じるのか、観てみたいような観てみたくないような複雑な気分。あとは原作にない登場人物が出てくるというのが蛇足にならなければ良いなーと思ったり。期待していた「サトラレ」すら結局ほとんど観ていない私が、このドラマをちゃんと観るかどうかは微妙なところだけど。私には映像メディアはどうも少々苦手っぽい。

横浜ドリームランドのその後

「 横浜ドリームランド跡地問題 USS、土地売却へ−−市は買い取る方針/神奈川」という記事。

最近近くまでドライブしたという人が、「敷地内にまだ遊具が残っていた」と話していた。遊びに行く人間にとっては「閉園すれば終わり」だけど、周辺住人にとっては「閉園した後どうなるかが問題」なんだろう。運行再開予定だったドリームランド線(モノレール)も、結局再開断念らしい。

コンビニ面接

読我新聞(8月21日付)で紹介されていた、コンビニ店員のつぶやき日誌から、「ザ・面接」を読んで。

私は以前バイトしていたコンビニで、応募者の面接の一部を担当していた。アルバイト情報誌にバイト募集の記事を載せた場合、提示条件から外れていない人に対しては、きちんと面接を行わなければならないという決まりがある。応募したのに応じてもらえない応募者からのクレーム等で決まりを破った事が発覚すると、「その情報誌に記事を掲載してもらえなくなる」等のペナルティが生じる。しかし店側としては、例えば「子持ちの主婦は子供の急病等で休みがちだから採用しない」と最初から考えていたりするので、その「子持ちの主婦」から応募の電話があった場合には、採用予定のない相手に無駄な時間を費やすか・決まりを破るかの2択を迫られる事になる。この2択以外の抜け道的選択肢が、「ただのバイトに面接を担当させる」という方法なのである。

という訳で、重要な会議への出席とやらで店長が外出する日には、応募者である「子持ちの主婦」達の対応を一バイトに過ぎない私が任されるのであった。当時の私は20歳を少々越えたばかり、ポニーテールでユニフォームの下にはショートパンツという、かなりふざけた格好の小娘(ついでに言えば標準語)。そんな私に対して、「どうぞよろしくお願いします」と深々と頭を下げる応募者(子持ちの主婦・私より年上・ついでに言えば関西弁)。「よろしくお願いします」と言われても、私が対応している時点で彼女達の不採用は予め決まっているのである。しかし裏を知らない彼女達にとっては、この小娘こそが自分達を不採用にしたとしか見えないわけで、なんだか後味の悪い仕事なのであった。いつだったかは、「生活に困ってるんです、他に仕事のあてはないんです!」と必死に頼み込まれたりもして、店長がこの人を不採用と決めたせいで面接した私が刺されでもしたら……と暗い気分になった事もある。

ところでこちらのサイト、トップ絵の右京さんのユニフォームでチェーン店が特定できそうな気配が濃厚。そのチェーン店が、私が以前バイトしていたチェーンでもあったりするかどうかは秘密である。

※1 右手の薬指が短いせいだと自分では考えている。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]
CRESCENT (2002-08-26 13:33)

ボーリングでボールが左に曲がるのはごく自然なことです。(ナチュラルフックボールです) 女性の場合、「猿腕」(両腕を肘の内側を上にして手の平の小指側をくっつけてそろえて真っ直ぐ前に伸ばした場合、本来なら肘はひっつかないはずが、肘から手の平までが引っ付いてしまう)の人が多く、猿腕の人はボールが右に曲がってしまいます。真っ直ぐ(ストレート)しか投げられない場合、ストライクを取るポイントは非常に狭くなりますが、ボールが曲がるとこのスポットが広くなります。さらに真っ直ぐに縦回転をしているボールよりも横回転の混ざったボールの方が倒したピンのアクションが複雑になり、より多くのピンを倒す可能性が増えます。またピンの手前で急激に曲がる方がレーンを広く使えますので有利になります。ということで、長々と書いてしまいましたが、「左に曲がる」って、とってもいいことなんですよ。ボーリングで上手くなるために最初にすることは(右利きの人は)ボールを左に曲げることなのですから。

素光 (2002-08-26 15:03)

左に曲がる事自体は、実は良い事だったんですね。じゃあ後は、狙い通りに投げられるようにさえなれば…(ってそこが難しい)。
ところで私は「猿腕」なのですが、右に逸れた事は今まで一度もないようです。やっぱり右手の薬指が短いせいでしょうか。

ぶぅちゃん (2002-08-26 15:58)

アルジャーノンは初期と最近の訳が異なるとのうわさをきき、20年以上前の版をオンラインで購入。読んでみたけど新しい訳の本をすでに手放していて、どこが違うのかはっきりわかんなくて困ってます。(でも確かに違います)

CRESCENT (2002-08-26 17:20)

猿腕で真っ直ぐに(ボールの進行方向に対して手の平が直角をなす)リリースすると本人の意思に反して(?)親指側がまず先にボールから離れ、小指側が最後に離れます。これがボールに右回転を与えてしまい右に曲がります。猿腕なのに左に曲がるのはたぶんリリースの問題でしょうね。フックボールを身に付けるにはリリース時に「レーンに対して直角」ではなくて握手するような感じで「リリース時にレーンと平行」に出すようにするんです。「最初から平行」ではなくて、リリースの開始時点では「レーンに対して直角」でそこから目の前の人に「やぁ、こんにちは」って握手するように手を出していきます。「ゴールデン・ボウル」でもそうしたが、一般にプロボウラー(特に女性)の人のフィニッシュのときの手の形が「やぁ!」ってな感じで手刀のように上げられているのはそのためです。大きく曲がる男子プロと比べ、女子プロはほとんどの人がピンの手前で曲がるフックボールです。(コントロールしやすいので) だからきっとコントロールできるようになったらものすごく上手くなりますよ! あっ、コーチ料はお気持ちだけで結構ですので。うん?

素光 (2002-08-26 22:05)

>ぶぅちゃん
アルジャーノンは短編と長編の2種類がある、という話は聞いていましたが、訳の違いまであるとは知りませんでした。
はまってた頃に原本にも手を出してみたりしたのですが、普通の英語ですら苦手な人間ではとても歯が立ちませんでした。良い想い出です。
あと、「怪笑小説」(東野圭吾)収録の「あるジーサンに線香を」が、「アルジャーノン〜」のなかなか秀逸なパロディで好きだったりします。

素光 (2002-08-26 22:06)

>CRESCENTさん
ふむ、薬指の短さはどうやら全然関係ないのですね……(肝心のご説明部分に頭がついていけていない……)
投げる時の手のあげ方とかフォームとかには、まだまだ全然気がまわらないです。右足を踏み出して右手で投げるので激しく投げづらい!という状況も時々起きたりしています。