2002-08-15 久々に仕事の愚痴/Yumingの歌のイラスト展/「子供が乗ってます」リターンズ/「OUT(下)」 [長年日記]

久々に仕事の愚痴

私と同じ会社から業務請負として出向している数人+社員1人というメンバーで行われる、週に1度のミーティングにて。他部署の対応の悪さを訴えるのは「業務改善」の一環と考えればまあ問題ないとしても、勢いづいて業務を逸脱した範囲まで提言してしまう向きがあって困っている。せめて日記で愚痴をこぼす次第。

Yumingの歌のイラスト展

音楽界の“女王”様の名曲がイラストにという記事。「音楽界の“女王”様」って誰よ?と思って見に行ったら、Yumingこと松任谷由実女史の事だった。( ´_ゝ`)<ふーん

女王様かどうかはさておき(気性面なら彼女は確かに女王様的)、Yumingの古い曲やマイナーな曲が好きな私としては、できれば見に行ってみたいところ。でも開催場所が銀座というのが個人的にややネック。新宿や渋谷なら出かけやすいんだけどなー……。詳しい情報はこちらの専用ページ「136s of YUMING and Illustrations」をご参照の事。

「子供が乗ってます」リターンズ

車のリアウインドウによく張ってあります、
だから?

[子供が乗ってます(自アン+)より引用]

昨年の秋頃にテキスト庵で真摯な論争を巻き起こしたこの話題も、自アン+民にかかればこの通り→「もっと効果的なステッカーを考える項」。この項の中にURLが紹介されていた「後続車に捧げるラプソディ」は、車の後部に取り付けるギャグステッカーの通販サイトである。「赤ちゃんを作っています」はちょっと欲しいかも。商品化されていないものを含むネタはこちら→「後続車に捧ぐ・ノーマル」「後続車に捧ぐ in Animation」。「あなたの赤ちゃんです」も欲しいかも。

【読書】OUT(下)(桐野夏生/講談社文庫)

出版社作品概要

下巻もあわせて読み終わった。ドラマのあらすじを大雑把に聞いた時には、「殺人隠匿の為に行った死体解体を闇の組織に知られ、犯罪を明るみに出さない代わりに死体解体下請けを任じられた主婦達の苦悩」を描いた作品だとばかり思っていた。読んでみたら結構違っていたのでびっくりした。

深夜のコンビニ工場に勤務する主婦4人の性格・犯罪に手を染めるきっかけ・その後の転落のさまの描きわけがとても巧み。また、「殺した旦那の死体解体」という「緊張感溢れる非日常」が、軽口を挟みながら行えるほどに麻痺した直後に、彼女達が知らずに解き放った「悪魔」によって冷水を浴びせらるかのように最初以上の緊張状態へ……という展開も衝撃的。場面によって登場人物の視点が変わる構成は、無駄な感情移入を殺し殺伐とした雰囲気を保つのに効果的。ただラストへ向けての展開で、この「登場人物視点切り分け」と「時間の逆行」を併用した事により、勢いを無駄に殺す結果になったと思う。とても残念。

と、内容的には佳作と思えたのだけど、この作品(低所得層に甘んじるしかないのも当然と思えるDQNな女達&最後まで何を考えているかわからない化け物じみた男女による、人生ノンストップ墜落物語)を著者が書こうと思った理由を考えると、そこには「趣味の悪さ」又は「目立とう精神」しか私には見えない。後者の可能性はあまりに商業主義的過ぎて、ドリーミーな私はなんとなく気分が萎えてしまう。そういう意味では、この作品の読後感は「バトルロワイアル」(高見広春/太田出版)のものと似ている。

蛇足かつ激しく今更ながら、この作品は全然ミステリじゃないように思えるので、「このミステリがすごい!」(1998年度)に選ばれたのには納得がいかない。そして激しくどうでもいいことだけど、私は死体解体を平然と行う主婦達と同じ女性だからか、この作品を呼んだ後でも平然とコンビニ弁当をたいらげる事が可能。