とても親しい友人♀(実在ではない)と2人で 何処か飲食店あるいは飲み屋で食事をしている。 テーブルの上にはビールの中瓶が何本か並んでいる。 1本を何気に栓抜きであけた直後、 開栓済の手付かずの瓶が他にあった事に気付く。 もったいないけど2本立て続けにはさすがに飲めないので、 残りの1本をどうやって持って帰ろうか友人に尋ねる。 「隣の席の人達にあげようよ」と彼女は言う。 見ると隣の席にいるのは、同じ学校の同級生達。 そちらのテーブルには1.5Lペットボトルの ジュースばかりが置かれている。 私は今まで彼女達の存在に全く気付かなかったのだけど、 彼女達は私が故意に無視していたと思っているかもと考え、 強張った笑みを浮かべぎくしゃくしながら酌をする。
食事が終わって学校に戻る。 私達高3のクラスは廊下には直接面しておらず、 各種教科の準備室をいったん経由して入室する設計。 人目も避けやすく、騒音からもある程度隔てられている。 「受験生に無用な刺激を与えない」という計らいらしい。
食事の後に学校に戻るという事は、恐らく昼休みの出来事(という設定)に違いないのだけど、「高校生が学校を抜け出して外食」という時点で充分マズイのに、「ランチビール?を飲んで帰ってくる」というのは如何なものか。あと高3は、選択授業が多かったり後には週1回の登校だけになったりするのだから、「無用な刺激を与えない」設計は無意味だと思った。
シリーズ第5巻。表紙は武巳、初の男子。ところでこのシリーズの人気は思った以上に凄いらしい。私が読後の感想をこの日記に書いてからというもの、各種検索エンジンで関連の話題を検索した人々が、平均1人/日以上はここを訪れるようになった。自分の好きな作品の情報を求めている人の多さが嬉しい反面、ここには私の垂れ流し感想しかなくて申し訳ない気持ちである。
今回のテーマは「こっくりさん」。女の子同士の儀式めいたそれに、ひょんな事から加わる事になった武巳が、今までとは異なり事件の中心に巻き込まれる形となる。前巻での稜子の件は、良く言えば素直・悪く言えば考えの浅いタイプだった彼の言動に影を落としている様子。稜子は事実を伏せられたまま、そして他の仲間達が武巳を正直やや軽く見ている限り、武巳の影には誰も気付かないままではないかと思われる。その状況で、「機関」を始めとする違う思惑を抱く人々と対峙した時、彼等は今までどおり一丸となっていられるのだろうか? 今後の彼等の道に不安を感じる展開だった。
私このシリーズ大好きです!一巻は買わなかったんですけど、二〜五巻までもってます。続きは金欠でちょっと変えません。
Missingは、古典的な学園ホラーを理論的?に掘り下げた感じが、定番かつ斬新な感じで面白いですよね。
ただ、ブギーポップとこれの成功以来、電撃文庫から新しく出る本が皆こんなノリっぽいのが少々気になります。