週末からぶっ続けで毎日10時間近くも寝ていると言うのに、眠くて眠くて起きられない朝。鎮痛剤は飲んでいないけれど、寝る前に鎮痛薬を飲んで血圧が下がった朝と似ている(鎮痛薬の服用を我慢した意味皆無)。何とか起き上がってはみたけれど、シャワーが浴びられないしとても電車に乗れそうにない。今日も欠勤する事に。
勤め先に電話をすると、某隣席の女性が出る。「どうせ私達は業務が減って暇だから、ゆっくり休んでも大丈夫ですよー」って、彼女なりの純粋な好意から出た言葉だとわかってはいるけれど、出向仲間全員の首がさり気なく絞まるから……いや、欠勤する私が何か言う事ではないな。
泥炭(6月10日付)より。
ここに書かれた「彼女」は日記上の私であり、「彼」は匿名サイトにおける(過去の)私である……ように見える。激しくドキドキする。
★ [読書]−マリアさまが見てる−いとしき歳月(前・後)(今野緒雪/集英社コバルト文庫)
出版社作品概要(前・後)
シリーズ第7・8巻。とうとう薔薇さま達の卒業である。前編は黄薔薇さまお一人、後編は黄薔薇さま・紅薔薇さま・白薔薇さまの揃い踏み。
- 「黄薔薇まっしぐら」
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- 「黄薔薇革命」の頃を彷彿とさせる、気だるい雰囲気を漂わせる黄薔薇さま。彼女の身に、今度は一体何が起こったのか……? 祐巳を精神的に支え美味しいところ取りの白薔薇さま・祥子の姉として優等生的に要所要所を締めた紅薔薇さま。メインストーリーへの関わりが1人少なかった黄薔薇さまが、ここぞとばかりに主役を張っている。「黄薔薇革命」の時といい、「その手」の勘違いばかりされて、しかも脱力系のオチをしっかり用意してくれている黄薔薇さまである。突っ走り過ぎて反省する新聞部部長も良い味を出している。
- 「いつしか年も」
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- 卒業式当日の、薔薇さま3人の胸中。そういえば薔薇さま3人の関係については、詳しく書かれてはいなかったような。3人も今回で見納め?という事で、卒業式の光景と過去の追憶とが交互に描かれている。祐巳達1年生が身を寄せ合うような友情なのに対して、彼女達3年生の友情は「離れて認め合う」ような仲であったらしい。ところで自分を振り返って、高校の卒業式で泣いたかどうかが思い出せない。小学校の卒業式では、私立に進む自分は他の人達とは離れ離れだと思って泣いたのだった。今思えば嫌な涙である。
- 「片手だけつないで」
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- 志摩子が白薔薇さまの妹になった経緯。何処かしら寂寥を背負う2人の、何処か遠慮がちに見えて、しかししっかりとした絆が結ばれるまでが書かれている。白薔薇さまの過去は既刊収録の「白き花びら」で語られていたが、志摩子の背負うものはなんなんだろう? また祥子は、2人の為にわざわざ道化になった、と考えて良いのだろうか? 謎の多い1篇。
★ [レオン]丸まり猫100%
あまりに蒸し暑くて具合が悪くなりそうで、このままでは家で休んでいる意味がないので、今年初めてのクーラーをつけてみた。普段はできるだけ部屋の隅のフローリングの上で適当に横たわっているレオンが、私のひざの上にやってきてそこで丸くなった。どうやら寒がっている様子。だろうね、だって私も寒いし。クーラーの前に扇風機を試すべきだった。